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アメリカにて、時速約190キロものスピードを出して高速道路を駆け抜ける一台のパトカーと、それを追いかけパトカー。凶悪犯がパトカージャックで逃走か!?
ところが逃走していたのは何と警察官!勿論これだけのスピードを出していたのですから、問答無用で逮捕!なのですが、この逮捕劇を引き金に事態はとんでもない泥沼状態に!一体何があったの?
フロリダ州のハイウェイ・パトロールとして働くドナ・ジェーン・ワッツは、ある日いつも通り高速道路のパトロールをしていました。スピード違反者はいないか、無謀な運転をしている人はいないか、と毎日市民の安全を守るのが彼女の仕事です。
パトロール中、一台のパトカーが猛スピードで彼女の車を追い越します。事件や事故があったという連絡など入っていなかったため、不審に思った彼女はサイレンを鳴らし追跡します。
ところが止まるよう指示しても止まらないパトカー。追いかけること7分、やっとのことで止まりドナは銃を手に警戒しながら、運転手に車から出るように指示します。そして出てきたのは、驚くことに制服を着た本物の警察官ではありませんか!
いくら警察官であろうと、これだけのスピードを出していては逮捕されて当然です。自分のシフトに間に合いそうになかったからとスピードを出していたそうですが、そんな理由で警察官とあろう者がスピード違反なんて許されません。
逮捕の瞬間
この結果、逮捕された警察官は職を失うという厳しい処罰を受け、事件は終わるハズだったのですが、この後ドナはとんでもない悲劇に襲われます。
この逮捕された警察官であるファウスト・ロペスの同僚達が、自分の仲間を逮捕するなんてありえない!お前のせいでファウストは警察官のバッジを失い、クビになったんだ!と怒り、彼女に対してとんでもない嫌がらせをし始めます。
警察官であるという身分を利用し、彼女の免許証の個人情報を開示し、嫌がらせの郵便、いたずら電話、彼女の家の前で待ち伏せ、恐喝等、卑劣な行為で彼女を苦しめます。
ドナ・ジェーン・ワッツ
この嫌がらせに耐えられなくなった彼女、結局裁判をして闘うことに。調べたところ、彼女の個人情報は25もの警察機関で働く職人により、なんと200回以上も開示されたという記録が残っていたとのこと。
ドナは1機関に対し2500ドル(日本円にして約29万円)もの賠償金を要求。合計して5900万円もの賠償金を求め訴えます。
彼女の弁護士によると、彼女に対する卑劣な行為、そして警察官という身分を利用して彼女の個人情報を勝手に開示した行為は、この賠償金以上の罪に値するとして厳しい処分を訴えます。
現在も幾つかの期間と警察官に対しての裁判は引き続き行われていますが、既に彼女に対して賠償金を支払った市や機関も。
嫌がらせだけではなく、脅迫される毎日に怯える彼女。今もハイウェイ・パトロールとして働いていますが、管轄を移され新しい環境で今日も市民を守っています。
市民の安全を守るハズの警察官が、恐喝、嫌がらせ、そしてプライバシーの侵害と人を脅かす行為をするなんて言語道断です。この事件は、多くのアメリカ国民に警察官に対する不信感を更に植え付けてしまう結果となってしまいました。
市民に安心と安全を提供するハズの警察官。ドナも行き過ぎた行為だったと言う人も多いですが、だからといって恐喝したり、彼女のプライバシーを侵害しても良いわけありません。
これによって、更にアメリカの警察に対するイメージは悪化してしまったというのも、分かる気がします。
(参考)http://www.dailymail.co.uk/news/article-2556660/Trooper-pulled-
120mph-police-officer-sues-500-000-colleagues-harassed-lost-job.html
これはひどい!先進国で警察がこんな汚いことするなんて信じられない。嫌がらせを受けて黙ったら余計悪い警官が増えるので、訴訟を起こしたドナは素晴らしいと思う。
遅刻する。ごめんなさい。と連絡してスピード守って通勤する選択を思いつかなかったのだろうかwww
メリケーン(笑)
銃はやりすぎなんて書いてあるが、こっちは体力に不安のあるおばさんで
相手はパトカー盗んだ凶悪犯かもしれんのだからアメリカの環境考えたら当然の措置だろ
アメリカのイジメはすげーな。
オバハンも職権乱用の奴らと対抗するには辞められんだろ。