日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
イギリスは「紳士・淑女の国」。そんなふうに思っている人は、わりと多いのではないでしょうか。どこの国にも「紳士」や「淑女」はいます。だからと言って、国中が紳士と淑女ばかりの国なんて、あるわけないですよね。
「イギリス人の男性にどんなイメージを持っていますか?」と聞かれたイギリス在住のフランス人女性は迷わず答えました。「ハゲ、デブ、酔っぱらい!!」。当たり前の顔で答えられて周囲は大笑い。
一般に思い描かれているイメージ。シルクハットをかぶりステッキを持ってさっそうと歩く。気難しいけど礼儀正しい紳士。
イギリスのジェントルマンはどこへ行ってしまったのでしょうか。「イメージ」が勝手に一人歩きし、「現実」は行き場を失っています。
一方、ちょっと安心感も!「イギリスに行ったら、気難しそうなコワイ小父さんに気を使わなくちゃいけないのかな?心配!」大丈夫です。イギリス人は気楽で陽気。お気楽すぎて、逆に困ってしまうことのほうが多いくらいです。
テレビを時計代わりに生活してる方も、多いのではないでしょうか。「天気予報が終わったから、あと5分たったら家をでなきゃ」。仕事や学校に出かける前、テレビ番組は時間を調整するのにとても便利です。
これができるのもテレビの時間を信頼しているからこそ。天気予報の終わった時に家を出れば、ちょうどいつもの電車に間に合う。
でも、テレビ番組が予定時間より遅れて終わっていたらどうでしょう。電車に乗り遅れて遅刻!!これはタイヘンです。イギリスでは、「このタイヘン」があたりまえ?!番組表の時間より3分~5分くらい遅れるのは珍しくもありません。
「そんなの困るー!遅刻しちゃうじゃない」。でも安心してください。テレビの時間は正確じゃありませんが、電車やバスも遅れてくるので大丈夫。いつもの電車に間に合います。
「乗れたとしても電車の到着が遅れれば、やっぱり学校に遅刻でしょ?」。ところが・・・・。学校の授業も時間より遅れて始まることが結構あるし、遅れてくる生徒も大勢います。
「だけど授業が時間通りに始まっていたら、ヤバくない?」。そういう時は、こんなふうに対処してみましょう。「おはよう!」と元気よく自信を持って教室に入ってください。先生とクラスメートは笑顔で「おはよう!」と迎えてくれます。
日本のATMはスグレものです。スグレものすぎるあまり、とまどってしまうこともしばし。ついこの前まで、イギリスではATMで入金できませんでした。「エッ?!うそ!!」。ホントです。出来たのは出金のみ。
最近、ようやく入金できるようになりました。でも、その動作の遅いことにはビックリ。機械の向こう側で、ダレかが1枚づつ数えているんじゃないかと思うほど。故障かもいれない、と心配になってきます。
以前、不思議(?)なことがありました。出金操作を終了し、うかつにも現金を取り忘れて・・・。イギリスのATMは、日本のように「現金をおとり下さい」とか言ってくれません。
数秒後、気づいて現場へ戻ったときは、後の祭り。何もありませんでした。店内の行員に事情を話すと、
「毎週火曜日の閉店後にATMの記録と実際の現金をチェックするので、水曜日の朝にならないと分からない。チェックの結果、データより現金が多ければ、それがあなたのお金」
と良くわからない??一定時間(数秒)放置されると現金は、自動的に機械内に戻るシステムという説明でした。
言われたとおり、水曜日の9時に銀行へ行くと銀行は閉店状態。ドアの張り紙を見ると「水曜日は10時開店」と書いてあります。再び9時50分頃来てみると、すでに開店しています。この時間の感覚が不思議。
銀行員は「現金がデータより多かったから、これね」と説明して私の口座にその現金を入金してくれました。分かり易いと言うか、そんな簡単に現金処理していいのでしょうか?逆に不安な気持ち。
「書類にサインとかしなくていいんですか?」とたずねてみても「別に」という感じ。「おおらか(?)」「おおまか(?)」、悪く言えば「テキトー!」。そそっかしい人(私)にはピッタリかも・・。
日本にも愛犬家の方は大勢いらっしゃいます。「犬は最高の友」という言葉どおり、イギリス人は犬が大好き。イギリス人でない人にとっては、目がテンになることだらけの毎日です。
テレビのニュース番組で耳の悪い犬と対話するため、イヌの手話を紹介していました。手話を使って「おすわり」とか「お手」とか。可笑しいようなほほ笑ましいうような気で観てました。やってる方は真剣そのもの。
犬の手話の重要性や意義が熱く語られています。そもそも、犬は言葉を持っているのでしょうか。堅苦しいことはともかく、愛する犬とのコミュニケーションを求める気持ちは伝わってきます。
道で出くわす大きな犬。その毛はツヤツヤで輝くばかり。一日に2,3回シャンプーしてるんでしょう。そう思うほど立派な毛並みです。
一方、一緒にいる飼い主はどうでしょう。こちらは起きてから、まだ髪の毛をとかしていないようショボクレた身なり。ご自身よりも犬を優先。中には、自分の子供そっちのけで犬の世話をしている人もいるとか。
「子供の食事の用意もそこそこに犬の世話に熱中。あげく、子供はファーストフードばかり食べて肥満児になってしまった」。そんな話を聞いたことがあります。
ビーチで犬が子供に危害を加える事故が多発したため、市が「犬のビーチ立ち入り禁止令」を発令。この禁止令をめぐって大炎上。「人権」ならぬ「犬権」の侵害として愛犬団体から大反発。
人が先か、犬が先かは判断することはできません。いずれにしても、ビーチでお子さんが犬に噛まれてしまう。これはナシでしょう!
こんなイギリス人に対する外国の反応はどうでしょう。
日本の便利さに慣れてしまった私たち。海外でカルチャーチョックに悩まされることもあります。それを乗り切る方法を考えてみました。日々の生活の中で色々なことを見たり聞いたりしています。
情報に左右され、色メガネで物を見てしまうこともよくあります。しかし、実際に自分の目で見、自分の心に感じた情報。これが一番、信頼できる情報と言えるのではないでしょうか。
今回はイギリスという国の持つイメージと現実のギャプをいくつか紹介させていただきました。物事には両面があります。例えば、「時間に正確でない」。
これは困ったことであると同時に、「時間厳守に神経質になりすぎなくても良い」という面もあります。思い込みの中に閉じこもってしまい、拒絶するより、現実を自分の中で融和させていくことも一つの方法と言えるでしょう。
「百聞は一見にしかず」という言葉があります。情報に作用されず、ご自身の目で見ることで、生活の幅が広がるのではないでしょうか。
(参考)https://www.quora.com/What-do-foreigners-find-most-annoying-
about-Britain-and-British-people
http://www.foreignstudents.com/guide-to-britain/british-culture/stereotypes
海外コメント見て、他国からイギリスがこんなに嫌われてるの知らなかった。一度どんな国か自分の目で見て確認したい。
イギリスは大好きだから行ったけど、スーツが似合う紳士もいたよ。大体は普通の人だけどね。階級制度が残ってるから、仕方ない。
行く前は冷たいイメージだったけど、迷子になってたら話しかけてくれたり、みんな優しかった。
日本にいるイギリス人もおっとりしてる人が多いね。
ロンドンは非白人が多くてビックリしたな。街の雰囲気は、なんとも言えない圧迫感を感じて好きになれなかったけど。
ロンドン中心部に中東系が多いのには驚いた。話している言語も英語では無く、アラビア語で最初の3日間は街の雰囲気に全然慣れなかった。
ロンドン症候群?
5分ほど時間に遅れやすいんだけどイギリスに住めばよかったのか。
貴族階級が滅びて労働者階級の国になったんやろ。
記事を読む前
えー、紳士淑女の国じゃないのー?
記事を読んだ後
ふむふむ、酔っぱらいで愚痴っぽくて犬好きで考え方が極端になりやすくて食に気を使わず肥満ぎみね
あれ?私のイメージ通りのイギリス人像なんだけど?
なんだろう、多分日本人はイギリス人を正しく認識してる
それなのに紳士淑女と思うのは、日本人が礼儀正しさに拘るポイントで、イギリスも礼儀正しさに拘るからの気がする
日本は遅刻がプレッシャーだから時間にルーズな国の方が良い。それ以外は全部日本が良い。
マジでデブだらけで驚いた