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通勤、通学、買い物…電車という空間は、私たちの人生、日常生活の一部になってきました。
友達や家族と一緒なら、喋ったり笑ったりしてすごしますが、大抵は会社や学校に着くまで、眠ったり、スマホやタブレットなどで読書やゲームを楽しんだり…公共の場所でありながら、不思議とプライベートな空間でもあります。
では、この電車の中での自分の時間。もし隣に座っている人が、話し相手を求めて話しかけてきたら、みなさんは喜んで会話に乗りますか?とっさに寝たふりをしますか?
古き良き時代のように、乗客同士があいさつし合ったり、「どこへ行くんですか」「かわいい赤ちゃんですね」などと自然に世間話が始まる、そんな電車ものどかでいいですよね。
でも今時は、話し相手がいなくても時間をつぶす手軽な方法がたくさんあるので、人と話す必要を感じないかもしれません。
むしろ、いきなりお話ししましょうとアプローチされても、自分の時間が邪魔されるようで不快に感じたり、あるいは怪しい人じゃないか、トラブルに巻き込まれるんじゃないかと警戒心さえ抱くかもしれません。
実は最近、イギリスで、車内でのコミュニケーションを促進しようと、あるキャンペーンが、ロンドン地下鉄を騒がせました。
BBCニュース(オンライン)は2016年9月29日、‟チューブチャット-乗客同士で会話しようと訴えるバッジが登場した”と、このニュースを報道しました。
ロンドン地下鉄(チューブ)の公式デザインを使用したこのバッジ、実はロンドン交通局とは一切関係なく、ロンドン在住のアメリカ人男性のアイデアによるもの。
バッジの台紙には、『乗客同士お喋りしよう。このバッジを装着して、あなたが彼らに関心がある事をしらせよう。日常会話はあなたの益になる。早速今日から、このバッジを使い始めよう』というメッセージが記載されています。
つまり、このバッジをつける事により、同乗者の誰かと会話を楽しみたいという意思表示をすることになります。あるいは、バッジを付けた人が微笑みかけていたら、その人はあなたとの会話を期待しているのです!
このキャンペーンを始めたアメリカ、コロラド州出身のジョナサン・ダンさんは、渡英以来20年間、ナショナル・ヘルス・サービスで仕事をし、毎朝35分間の地下鉄通勤を続けてきました。
彼は次のように話しました。
様々なイベントを企画し、そのたびにイギリス人の気乗りしない態度にがっかりさせられてきたダン氏は、ある日このチューブチャットのアイデアを思いつきました。
「ロンドンの人々が多くの時間を過ごす場所-地下鉄―で、お互いに親睦を図れるようになる」と、このバッジを作り、地下鉄駅で配り始めたのです。
さて、イギリス人の反応はどうだったでしょうか。残念ながら、いや、もちろんの事と言った方が良いかもしれませんが、とにかく大変な不評を買いました!
それを反映して、翌日9月30日のBBCオンラインは‟ロンドン市民’アンチ・チューブチャット’キャンペーンに乗り出す”というニュースを掲載しました。
このキャンペーン・グループは‟シャット・アップ・チューブチャット”と題したツイッターアカウントを立ち上げ、チューブチャットに対抗して作ったバッジをリバプール駅で配りました。
台紙には、「このバッジをつけて、皆に知らせよう。会話するくらいなら、漂白剤を一杯飲む方がましだと思っている事を!」というメッセージが書かれています。
このバッジを配布した人は「仕事に向かう地下鉄で、見知らぬ人と喋らなきゃいけないなんて、僕は耐えられない。今朝これを山ほど配ったが、みんな大喜びだったよ。れっきとしたロンドン市民は物事をわきまえているんだ」と語りました。
この‛私に話しかけようなんて考えるな!’と書かれたバッジ、つけた人が煩わされずに通勤できるようにデザインされたそうです。
ではこれらのニュースに対する人々のコメントをご紹介しましょう。
アメリカでは、皆がお互いを知っていて、いつでも誰とでも会話が始まる、そんなコミュニティで育ったというダンさん。
みんなの地下鉄の通勤時間を楽しくしようと、このキャンペーンを始めたのですが、批判や嘲笑などネガティブな反応に、さすがにがっかり。
それでも懲りずに、しかもこのキャンペーンに協力的ではない奥さんに内緒で、新しいバッジを追加注文し、このキャンペーンを続けていく予定だとか!
先日、ネイティブの友人とこのニュースの話題になりました。どう思うか尋ねてみると、やはり今回のような出来事は、イギリス人にとっては「典型的アメリカン思考」という印象のようです。
オープンでフレンドリーなのはいいけれども、他人にもそれを要求するのはおかしい、押しが強くて不快…そう思われてしまうのも、個人のスペースを重んじるイギリスでは仕方ないかもしれない、と私自身は感じました。
もしもこれが日本だったら…?ダンさんは、どんな反響を巻き起こしたのでしょうね。
(参考)http://www.bbc.co.uk/newsbeat/article/37506971/tube-chat-the-
new-badge-encouraging-commuters-to-talk-to-each-other
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-37521090
http://time.com/4514384/jon
http://www.standard.co.uk/news/london/tube-chat-scheme-launched-to-get-
commuters-talking-on-the-underground-spectacularly-backfires-
a3357011.html#commentsDivathan-dunne-created-tube-chat-badges-
london-underground-users/
ダンさんは多分アメリカでも田舎のほう出身じゃないかな?田舎ならイギリスだってみんなお互い知ってるし、話す余裕もあるだろう。
地下鉄の中でやられたら辛そう
でもローカル線の車内だったらそれなり楽しそう
そんなものよね
お前にサンが救えるか
どっちも有りて意見がないのに驚き
とりあえずやってみてから判断する派
やる前から分かってるいたとか言い出すヤツは嫌い
イギリス人と同じ反応をするに3000点。
思いついた人間は、アメリカのどの田舎の出身なんだよ。
こんな奴いたら、やっぱりウザいわ。
※3
やらなくても分かることってあるんだよ坊や。