当サイトについて

日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。

PR

【画像あり】黙れ小僧!人々の反感を買う「チューブチャット」

このエントリーをはてなブックマークに追加

w734
通勤、通学、買い物…電車という空間は、私たちの人生、日常生活の一部になってきました。

友達や家族と一緒なら、喋ったり笑ったりしてすごしますが、大抵は会社や学校に着くまで、眠ったり、スマホやタブレットなどで読書やゲームを楽しんだり…公共の場所でありながら、不思議とプライベートな空間でもあります。

隣の人が話しかけてきたらあなたはどうする?

では、この電車の中での自分の時間。もし隣に座っている人が、話し相手を求めて話しかけてきたら、みなさんは喜んで会話に乗りますか?とっさに寝たふりをしますか?

古き良き時代のように、乗客同士があいさつし合ったり、「どこへ行くんですか」「かわいい赤ちゃんですね」などと自然に世間話が始まる、そんな電車ものどかでいいですよね。

でも今時は、話し相手がいなくても時間をつぶす手軽な方法がたくさんあるので、人と話す必要を感じないかもしれません。

むしろ、いきなりお話ししましょうとアプローチされても、自分の時間が邪魔されるようで不快に感じたり、あるいは怪しい人じゃないか、トラブルに巻き込まれるんじゃないかと警戒心さえ抱くかもしれません。

実は最近、イギリスで、車内でのコミュニケーションを促進しようと、あるキャンペーンが、ロンドン地下鉄を騒がせました。

乗客同士でお喋りしよう!?

BBCニュース(オンライン)は2016年9月29日、‟チューブチャット-乗客同士で会話しようと訴えるバッジが登場した”と、このニュースを報道しました。

ロンドン地下鉄(チューブ)の公式デザインを使用したこのバッジ、実はロンドン交通局とは一切関係なく、ロンドン在住のアメリカ人男性のアイデアによるもの。

バッジの台紙には、『乗客同士お喋りしよう。このバッジを装着して、あなたが彼らに関心がある事をしらせよう。日常会話はあなたの益になる。早速今日から、このバッジを使い始めよう』というメッセージが記載されています。

つまり、このバッジをつける事により、同乗者の誰かと会話を楽しみたいという意思表示をすることになります。あるいは、バッジを付けた人が微笑みかけていたら、その人はあなたとの会話を期待しているのです!

このキャンペーンを始めたアメリカ、コロラド州出身のジョナサン・ダンさんは、渡英以来20年間、ナショナル・ヘルス・サービスで仕事をし、毎朝35分間の地下鉄通勤を続けてきました。

彼は次のように話しました。

「ここロンドンについて僕が気付いたのは、人々は物事になかなか関心を持たないという事だ。何事にも関わりたがらない、それがロンドンの大衆文化になっている。何年も一緒に働いてきた人でも、会社外ではお互い無視し合う。イギリス人は、外の世界で同僚と遭遇するだけで相当困惑するらしい!」

様々なイベントを企画し、そのたびにイギリス人の気乗りしない態度にがっかりさせられてきたダン氏は、ある日このチューブチャットのアイデアを思いつきました。

「ロンドンの人々が多くの時間を過ごす場所-地下鉄―で、お互いに親睦を図れるようになる」と、このバッジを作り、地下鉄駅で配り始めたのです。

01

さて、イギリス人の反応はどうだったでしょうか。残念ながら、いや、もちろんの事と言った方が良いかもしれませんが、とにかく大変な不評を買いました!

シャット・アップ!チューブチャット

それを反映して、翌日9月30日のBBCオンラインは‟ロンドン市民’アンチ・チューブチャット’キャンペーンに乗り出す”というニュースを掲載しました。

このキャンペーン・グループは‟シャット・アップ・チューブチャット”と題したツイッターアカウントを立ち上げ、チューブチャットに対抗して作ったバッジをリバプール駅で配りました。

02

台紙には、「このバッジをつけて、皆に知らせよう。会話するくらいなら、漂白剤を一杯飲む方がましだと思っている事を!」というメッセージが書かれています。

このバッジを配布した人は「仕事に向かう地下鉄で、見知らぬ人と喋らなきゃいけないなんて、僕は耐えられない。今朝これを山ほど配ったが、みんな大喜びだったよ。れっきとしたロンドン市民は物事をわきまえているんだ」と語りました。

この‛私に話しかけようなんて考えるな!’と書かれたバッジ、つけた人が煩わされずに通勤できるようにデザインされたそうです。

ではこれらのニュースに対する人々のコメントをご紹介しましょう。

このチューブチャット・バッジを喜んで身に付けている奴を想像してみろよ。誰からも話しかけられることもないのに、目を輝かせ、嬉しそうに、会話のチャンスをひたすら待っている姿を。
誰かの頭の帽子が燃えてるとかじゃない限り、地下鉄で他人に話しかける事はないわ。
見知らぬ人が地下鉄でお喋りしようとしてきたら…私、たぶん泣くよ。
チューブチャットがいいアイデアだと思っているのは、世界中で僕ひとりだけかもしれないな。僕は人と話すのが好きだ。学べることもあるし… 
この奇怪なアイデアは一体何なんだ?!度が過ぎてるよ。やめさせて。
チューブチャットに対する僕の意見。人々は‛Do not disturb’サインの方を好むだろう。
賛成、賛成、賛成 
ロンドン地下鉄でお喋りしましょうなど、どっかの無責任なバカが、社会の構造をひっくり返そうとしてるだけだ。
地下鉄で誰かが近づいて来たら、間違いなくおかしい奴だと考えて避けるだろう。ナイフかなんか持ってるかもしれない。催涙スプレーを用意しろ。
次は何だ?地下鉄で裸になりましょうってか?
バッジをつけるっていうのはちょっと変かもしれない。でも人々に話しかける事自体がおかしいとは思えない。私自身20代、30代の頃には、地下鉄やバスで出会った人と一緒に帰ったりしたものだけどな。
↑もしかしてその頃、客引きでもしてた?
お喋りに捕まって、逃げられないほど嫌な事はない。
これを考えたのが誰でも、公式ロゴを使う権利はない。ロンドン交通局はこの誤用をやめさせるために行動するべきだ。
今どき見知らぬ人と会話しようと近づく人間は、おかしい人か変質者だろう。
地下鉄では食べるのに忙しくて、会話どころじゃないよ。なんという馬鹿らしいアイデア。僕が唯一お喋りするのは、かわいい女性が乗車してきて僕の近くに立つときだけ。反応が返ってくることは全くないけどね。
みんな自分の世界で過ごしてるんだ。なぜ人と話さなきゃならないんだ。
ロンドン市民がいかに非社交的か、よく表してるね。
↑ロンドンに住んで働いていると、常に人混みの中にいるんですよ。ロンドン市民は、非社交的とは正反対です。なぜならもしそうだとしたら、ロンドンには住めないですからね。自分一人の空間がなかなかないからこそ、自分の時間が貴重なんです。
ここがアメリカ人とイギリス人の相容れない所だろうなあ。

アメリカ人的思考とイギリス人的思考

アメリカでは、皆がお互いを知っていて、いつでも誰とでも会話が始まる、そんなコミュニティで育ったというダンさん。

みんなの地下鉄の通勤時間を楽しくしようと、このキャンペーンを始めたのですが、批判や嘲笑などネガティブな反応に、さすがにがっかり。

それでも懲りずに、しかもこのキャンペーンに協力的ではない奥さんに内緒で、新しいバッジを追加注文し、このキャンペーンを続けていく予定だとか!

先日、ネイティブの友人とこのニュースの話題になりました。どう思うか尋ねてみると、やはり今回のような出来事は、イギリス人にとっては「典型的アメリカン思考」という印象のようです。

オープンでフレンドリーなのはいいけれども、他人にもそれを要求するのはおかしい、押しが強くて不快…そう思われてしまうのも、個人のスペースを重んじるイギリスでは仕方ないかもしれない、と私自身は感じました。

もしもこれが日本だったら…?ダンさんは、どんな反響を巻き起こしたのでしょうね。

(参考)http://www.bbc.co.uk/newsbeat/article/37506971/tube-chat-the-
new-badge-encouraging-commuters-to-talk-to-each-other
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-london-37521090
http://time.com/4514384/jon
http://www.standard.co.uk/news/london/tube-chat-scheme-launched-to-get-
commuters-talking-on-the-underground-spectacularly-backfires-
a3357011.html#commentsDivathan-dunne-created-tube-chat-badges-
london-underground-users/

ダンさんは多分アメリカでも田舎のほう出身じゃないかな?田舎ならイギリスだってみんなお互い知ってるし、話す余裕もあるだろう。

PR【黄金の国ジパング】では、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運営しています。

今日の人気記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2017年1月3日 10:19 PM

    地下鉄の中でやられたら辛そう
    でもローカル線の車内だったらそれなり楽しそう
    そんなものよね

  2. 日本の名無しさん
    2017年1月3日 10:35 PM

    お前にサンが救えるか

  3. 日本の名無しさん
    2017年1月3日 11:32 PM

    どっちも有りて意見がないのに驚き
    とりあえずやってみてから判断する派

    やる前から分かってるいたとか言い出すヤツは嫌い

  4. 日本の名無しさん
    2017年1月3日 11:49 PM

    イギリス人と同じ反応をするに3000点。
    思いついた人間は、アメリカのどの田舎の出身なんだよ。
    こんな奴いたら、やっぱりウザいわ。

  5. 日本の名無しさん
    2017年1月4日 1:21 AM

    ※3
    やらなくても分かることってあるんだよ坊や。

コメントをする



Copyright © 2014 黄金の国ジパング All Rights Reserved.