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2011年に行われた国立統計経済研究所(Insee) の調べによると、フランスにはフランス語の文章を読んだり書いたりするのが困難な非識字者と言われる人々が約250万人おり、これはフランスの人口の7%にあたるといいます。
フランスのような先進国における高い非識字率に驚きを覚える方も多いのではないでしょうか。フランスにおける非識字者の実態を調査します。
混同されることが多いですが、読み書きができない人には2種類のタイプがあります。
まず1つ目のタイプは、フランス語でイレトレ(illetré)と呼ばれるタイプで、過去に学校などで読み書きを習ったことがあるものの、自立して使えるほど十分に習得できていない人のことを指します。このタイプの非識字は機能的非識字とも呼ばれます。
それに対して、アナルファベット(analphabète)と呼ばれるタイプの人は、過去にその言語を教わる機会がなかったために読み書きができないタイプの人たちを指します。
フランスにはバスク語、カタロニア語、ブルトン語など、古来よりある特定の地域で使われている言語があり、これらの言語はフランス語とはだいぶ異なります。
たとえばブルターニュ地方では近代までブルトン語で話す習慣が残っていたため、1980年代初めまでフランス語の読み書きに問題がある人が大勢いました。このため、今でも年配の人を中心にフランス語の読み書きを知らない人達が存在します。
今回問題にされている非識字者数はこのアナルファベットと呼ばれるタイプを除いた、機能的識字(イレトレ)の人の数になります。
前にも触れたとおり、2011年に行われた国立統計経済研究所(Insee) の調べによるとフランスに住む18歳~65歳の人のうち、7%の人が機能的非識字者であるということです。
非識字者のうち失業者の割合は意外と少なく機能的非識字者全体の10%だけで、51%は被雇用者で、残りは定年退職者、主婦などで構成されます。
業種によって機能的非識字者の割合にはバラつきがあり、漁業、農業、織物産業、製錬業従事者には機能的非識字者が多く、その割合は10%近くに上ります。
また地域差もあり、フランス北部ではその割合が高く、首都パリのあるイル・ド・フランス地方で5%、主要都市リールのあるフランス最北部の地域圏ノール・パ・ド・カレでは3,8%などとなっています。
そして、フランス海外県ではさらにその割合は高くなり、グラドループと仏領ギアナで20%、レユニオン島で23%、マルティニックで14%の非識字率となっています。
性別や年齢による違いに目を向けてみますと、女性より男性の非識字者が多く、またこの性別による差は年齢が上がるほど、大きくなります。
約250万人、18歳~65歳人口の7%という高い機能的非識字率であるにもかかわらず、フランスでは読み書きが十分にできないというこのハンディキャップはタブー視されており、あまり語られることがありません。
このことについてフランス人はどのように思っているのでしょうか?意見を聞いてみましょう。
学校を出た若い世代にまで機能的非識字者が相当数いるという事実はかなり衝撃的ですね。フランス人からも現行の教育制度に疑問を投げかける意見が出ています。
このように非識字の問題は社会全体の恥として、語られることなく闇に葬り去られている状況ですが、機能的非識字者の数の多さを見るにつけ、このまま放置できない問題であることはたしかです。
フランスでこの問題に対する認知度があがり、早く有効な対策が立てられるといいですね。
(参考)http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2014/09/18/01016-
20140918ARTFIG00135-l-illettrisme-une-realite-dont-on-n-ose-pas-parler.php
http://www.lemonde.fr/les-decodeurs/article/2014/09/18/qui-sont-les-
illettres-en-france_4490014_4355770.html
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2015/09/08/01016-20150908
ARTFIG00016-une-semaine-de-mobilisation-pour-enrayer-l-illettrisme.php
海外コメントでもあるようにたしかに習っても書いたり読んだりするのは、必要性がないとできない。日本人も英語を10年近く習った人でさえ、ろくに英語で日記書ける人は少ないと思う。
まず、移民問題を考えるべき。
フランスもかなりな人数受け入れてるはず。
識字率をフランス国内で平等に、無作為に調べれば調べるほど
問題の中心に辿り着けない気がするよ。
生まれて育った人間と、ある日やって来た人間を
統計の名の元に一緒くたにすべきではない。
特に言語に関しては。
分けて、それぞれをどうするか、その後、どう統合していくのか。
それこが議論のテーブルに、載るべきでは?
まず、移民問題を考えるべき。
フランスもかなりな人数受け入れてるはず。
識字率をフランス国内で平等に、無作為に調べれば調べるほど
問題の中心に辿り着けない気がするよ。
生まれて育った人間と、ある日やって来た人間を
統計の名の元に一緒くたにすべきではない。
特に言語に関しては。
分けて、それぞれをどうするか、その後、どう統合していくのか。
それこそが議論のテーブルに、載るべきでは?
機能的非識字は字が読めないと言うよりは
読めても内容を理解できないと言った方が正確だな。
契約書や仕様書の内容を理解できない機能的文盲は日本人の新入社員にも結構いる。
ざっと検索してみたけど日本は調査すらしてないな
説明書を読むの苦手って人はわりといるしな
※4
識字率 日本 で調べれば幾らでも出てくるが?
まあ、日本語の読み書きすら満足に出来ない日本人がいるのは事実なようだね
少なくとも君がそのようだし
日本もテレビのバラエティとかネットの三文記事とか、言葉遣いヒドいけどな
昔と違ってネットで調べりゃ幾らでもできんのにしないってのは、教育というよりは本人とそれを許容する周りの問題
記事内でも書いてあるけどフランスは近縁の別言語話してるやつが結構いるし一概に日本と比べるような話ではないでしょ
たぶん移民じゃね?イスラム教徒たくさん受け入れた結果、パリにモスクが乱立してるってどっかの記事で読んだわ
※5
識字率じゃなくて機能的非識字率のことなんですが
まず機能的非識字のことググってよ
アナルファベットってジョークか俗語?
そもそも機能的非識字って概念がふわふわしていて、どうにも、、、
情報過多に進む現代において、自分に直接、分かりやすく関係しない事柄に関して、内容を真の意味で理解せずに破棄する(理解まで進ませない)っていう情報の選択は誰しも行っているだろうと思うんだが
脳における文字を読む野と理解する野は関与はしても別だろうし
そこらへんのアホなドカタにいちゃんだって、建築の直接自分が関わるところとか、パズドラがどうこうとか、パチスロがどうこうとか、そういうのはしっかり理解するよ笑
日本でも現実問題としてあるんだよね
豊田市では在日ブラジル人が日本語習得できてないし