日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
隣国同士って仲が悪いってよく言われますよね。だから日本と韓国の仲が悪いのも当然、実はカナダもアメリカを嫌っているとか・・・定説化しているこの問題を真っ向から否定する国があります。それは北欧のノルウェーとスウェーデンです。
戦後、日本は海軍を持つことを禁止させられ海上自衛隊という形をとっておりますが、その人員は約4万5千人です。ある軍事ランキング2015では日本の海軍力は世界第5位となっています。
なお、ノルウェーの兵力は3150人、スウェーデンの兵力は3100人しかいません。2カ国の海軍を合わせても、日本の海上保安庁(約13500人)の半分にも満たない小兵力なのです。
世界6位の海域を持つ日本との単純比較はできませんが、北欧の国々は周辺国と関係は比較的良好で、軍事費を低く抑えられるのです。
しかも彼らの祖先は海洋民族のヴァイキング。かつてはヨーロッパ中をくまなく航海し、交易&海賊行為で生計を維持していました。そのDNAは現在の海軍にも引き継がれています。
小さな海軍力であっても、海の環境テロリストの「シー・シェパード」などとは果敢に戦闘行為を行います。守るべき国益はしっかりと守るという意識が徹底しているのでしょう。
一方、日本は国防の法整備の遅れや戦前のトラウマで、領海を犯す中国の武装漁船にも事なかれ主義だったのです。
2010年秋、中国の武装漁船が日本の海上保安庁の船に衝突を繰り返す動画を憶えている人も多いと思います。当時の民主党政権は日中関係の悪化を恐れ、動画を公開しませんでした。
私たちが目にした動画は、実は海上保安庁のある職員からリークされた動画だったのです。共同通信社の世論調査では国民の95%がリークを支持、情報を隠した民主党を国民の98%が非難しました。
親中派の「朝日新聞」や「毎日新聞」、「東京新聞」、「北海道新聞」「沖縄タイムス」はリークを非難。一方、「読売新聞」「産経新聞」「日本経済新聞」「琉球新報」はリークを支持したのです。
当事者は長官表彰を3回、本部長表彰を4回も受けて有能な保安官でしたが、リークの責任をとって辞職しました。警視庁は国家公務員法(守秘義務)で書類送検しましたが、起訴猶予処分(事実上の処分なし)となったのです。
下記の動画はレバノン沖に派遣されたスェーデン海軍とノルウェー海軍との過激な交流です。数百メートル先からノルウェー軍の船が突っ込んできます。スウェーデン海軍には焦りは全くなく笑いが見えます。
接近するノルウェーの軍艦に対して、放水をして遊んでいます。一方、ノルウェー軍艦は全速力でスウェーデン軍艦の真横を突っ走っていくのです。その幅は50cmといった感じです。その操縦技術にスウェーデン海軍のクルーは感嘆しているのです。
先ずは、インターネット上にアップロードされた動画をご覧ください。
日本と韓国又は中国の軍艦と異常接近した場合は、戦闘状態か、政治問題になることは間違いないでしょう。全ての攻撃装置と防御装置はオンにされ、最高レベルの臨戦態勢になります。
一方、ノルウェーとスウェーデンの接触はクルージングの仲間同士のチキンレースを楽しんでいるようです。
スカンジナビアで大規模な戦争があったのは17世紀の北方戦争ぐらいでしょうか。北欧では王族同士が複雑な姻戚関係を結んでおり、緩やかな君主連合が結ばれることが多かったのです。
また、スカンジナビア通貨同盟では3カ国は同じ通貨を利用していました。こんな歴史的な背景から、国境という意識はあまり強くないのです。
お互いに軽いブラックジョークをいうことがあっても、極端なコンプレックスや尊大さで周辺国に迷惑をかける国は無いようです。日本としてはうらやまし限りですね。
(参考)http://www.japanprobe.com/2010/11/05/senkaku-footage-leaked-
on-to-internet-shows-chinese-trawler-ramming-japanese-patrol-boat/
https://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Norwegian_Navy#/media/File:KNM_
Fridtjof_Nansen-2006-06-01-side.jpg
民主党の弱腰外交にあきれる。中国には弱気で海上保安庁には強気って、絶対政権とってほしくない見本のような政党だ。
おいおい、スウェーデンとノルウェーはそれなりにネガティブな歴史もありますよ。
特にスウェーデンは王国としてノルウェーを支配していた時代もありますから。
今でもノルウェー人はスウェーデンに対しては並々ならぬライバル心を持ってます。
ちなみにノルウェーは右翼性がかなり強く徴兵制もありますし排他的な国柄です。
隣の芝生は青いと言いますが、他国は日本と違って隣国とうまくいってるとか幻想を持たない方が良いでしょう。