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2013年にロシアに落下したチェリャビンスク隕石は大規模災害を引き起こしました。この落下の様子は偶然にも多くの車載カメラで録画されていました。天文ファンだけでなく、世界中の人々の関心を集めています。
2013年、ロシア中南部のチェリャビンスク州に巨大な隕石が落下したのです。チェリャビンスク隕石と命名された隕石は、落下の衝撃波や衝撃で割れたガラスなどで1491名の怪我人が出ています。
この時は、隕石の破片が直撃して脊髄骨折の重傷になった人もいます。これは1954年にアメリカに落下したホッジス隕石による人身事故以来です。
なお、米テューレーン大学の計算では隕石にあたって亡くなる確率は最大25万分の1と発表しています。一応、隕石にあたることもあり得ることを覚悟しておきましょう。
実はこれまで地球には沢山の隕石が衝突しているのです。人類が誕生するずっと前には、隕石の落下により地球上のほとんどの生物が死滅したこともありました。有名なのが恐竜を絶滅させた隕石です。
チクシュルーブ・クレーターがメキシコユカタン半島に残っていますが、これは約6550万年前に直径10~15kmの隕石が落下した時に出来たものです。
この巨大な隕石の激突は周辺地域を瞬時に高熱で覆っただけでなく、気候に大きな変化を引き起こし、やがて地球全体に深刻な影響を与えたのです。
地球40億年のスパンの中では直径400kmクラスの隕石が8回程度は地球に衝突しているそうです。このクラスの隕石が落下すれば、一万℃の岩石蒸気が1日で地球上を覆ってしまいます。つまり地球が太陽になったような状態になってしまうのです。
因みにチェリャビンスク隕石の直径は20mだったと推測されています。研究者によれば、100mクラスの隕石は数百年に一度、500mクラスの隕石は10万年に一度、そして恐竜を絶滅させた隕石は1億年に一度の確率で落下しているそうです。
ロシアでは特殊な国情もあって、チェリャビンスク隕石の落下の様子は多くの車載カメラで撮影されていました。これらの動画はユーチューブ上にアップされ、世界中の人々が強い関心を寄せています。
今後、地球に甚大な被害を与える規模の隕石落下は必ずあります。それは近い将来なのか、数百年後、数千年後なのかは分かりません。
近年の宇宙観測では、地球に接近する小惑星を追跡しています。2017年にはチェリャビンスク隕石の2倍の40mサイズの小惑星が落下する可能性を指摘する研究チームもあるとのことですよ。
チェリャビンスク隕石から遡る1998年、アメリカのハリウッド映画「ディープ・インパクト」と「アルマゲドン」が相次いで公開されました。
米ロが協力して隕石破壊に挑戦するストーリーと、公開のタイミングが重なった事もあり、大きな話題になりましたね。
実は隕石の脅威を避ける研究は既に始まっています。2005年、NASAは探査機「ディープ・インパクト」から衝突体(インパクター)を彗星に衝突させる実験に成功しています。
4億3100万kmの距離を173日かけて彗星を追尾し、時速3万7000kmの高速度で衝突体を激突させたのです。追尾・衝突の技術はあっても、彗星や隕石(小惑星)の構造や、破壊方法などについては今後の研究が期待されています。
(参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/2013%E5%B9%B4%E3%83%81%E3%
82%A7%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%
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海外のコメントが面白いwやっぱり宗教的なこと連想する人もいるんだな。こんなにはっきり見えて、負傷者も出る隕石は日本じゃないだろうから少し羨ましい部分もあるけど、実際来たら恐いだろうなぁ。