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アメリカのモンタナ州には特異な体質を持つ不思議な女の子がいます。なんと彼女は普通の子供達のように歳をとって成長していかないのです。まるで小説か映画の中のお話のようですが、これは実際に起こっているのです。
彼女以外にも同様の症状を持つ人々の存在も確認されています。この謎は医学的に全く解明されていません。
この女の子はキャビー・ウイリアム。2015年現在、10歳になりましたが、新生児よりもちょっと大きい程度の大きさしかありません。難産の末に生まれた彼女は、生まれながらにして数多くの障害を抱えていたのです。
脳神経と視神経に障害があり、目は見えません。また話すこともできません。心臓には2つの欠陥があり、口の形が変形する口唇口蓋裂もあったのです。
キャビーは現在、両親と5人の兄弟姉妹と生活しています。彼女は6人兄弟で2番目ですが、体は一番小さいのです。顔も体型も赤ちゃんそのものです。成長しないという世界的に非常に稀な症状のため、正式な病名すら無いのです。
もちろん、その原因や治療法は全く判っていません。彼女の成長速度は通常の人の1/4しかありません。つまり40歳になっても体は10歳の子どものままなのです。
この症状とは逆に早老症と呼ばれる難病は比較的知られています。早老症の場合は普通の人の何倍も早く歳をとってしまうのです。酵素と染色体異常の関連性を指摘する声もありますが、こちらもはっきりした原因や治療法も確立していません。
2008年に「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」というアメリカ映画がありました。もしかしたら観た人も多いかも知れません。これはフィクションですが、ある老人が逆に若返っていく話なのです。
若返り続ける主人公のベンジャミン・バトンと通常に成長を続けるヒロインとの関わりを綴っています。ギャビーに幼若化は観られませんが、この映画から「リアルなベンジャミン・バトン」言われることもあるそうです。
ギャビーの家族は、キャビーが研究者によってモルモットのようにされることを危惧していました。しかし、ギャビーたちを研究することでアルツハイマーの病気などにも役立つことを知ったのです。
数年前から病状を公開した結果、ギャビーと同じような症状を持つ患者が2人いる事がわかったのです。1人は10歳の体を持つ31歳のフロリダの男性、そして2歳児のような状態の33歳のブラジルの女性でした。
ギャビーらの不思議な症状に対しては世界中から強い関心が寄せられています。いくつかランダムに紹介しましょう。
この病気の研究はほとんど進んでいません。だから、ギャビーがどのくらい生きられるのか予測もつかないのです。でも両親はキャビーのことを悲観的には受け止めていません。
彼女の年齢や体格に関係なく、両親は彼女を特別な存在として誇りに思っているのです。できるだけ長く生きて欲しいと願っています。どんどん成長していく兄弟たちは体の小さいお姉ちゃんをみんなで助けています。
人間は生まれてから死ぬのが定め。私たちは生まれたと同時に老化(成長)というレールに乗っているのです。もしこの老化を遅らせ、止める科学が確立したら、人類は不老不死を手に入れるかも知れません。
神の領域に入る倫理的も絡む難しい問題です。でもギャビーらの難病や早老症の克服は、病気の進行を遅らせる薬の開発につながるかもしれません。
(参考)http://www.mirror.co.uk/news/real-life-stories/meet-gabby-
williams—9-year-old-4704634#rlabs=2
http://abcnews.go.com/Health/girl-ages-unravel-secret-eternal-youth/story?
id=19974247
エスターっていう映画を思い出したけど、エスターはちゃんと意識があったから今回の場合とは違うなぁ。成長スピードが遅いだけで、ちゃんと話したりできるようになるのかな?
実在の人間に対してホラーという単語を持ち出すのは失礼で不適切に思える。
アシュリーちゃんと正反対の病気かなぁ?
両方一緒に研究するといいかも。
この病気の原因と治療法を探すのは、不老不死にもつながりそうだね