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新しい学年になることに、嬉しさもあれば不安もいっぱい。そんな生徒を、担任の先生が温かく迎えてくれて新学期が始まります。時間割や、席順まで出来上がっているのではないでしょうか。
当たり前過ぎて、考えたこともないかもしれませんが、新学期に学校に行ってみると、先生がいなくて新学期が始まらない…という国もあるのです。なぜそのようなことになったのでしょうか。
ペルーの首都、リマのある小学校で、教師がストライキをして新学期を始められない、という問題が3年連続で起きているそうです。
楽しみにしていた新学期にガッカリする子供たちですが、学ぶ権利を主張して立ち上がりました!なんと「勉強したいです。先生、学校に戻ってきて」とデモ活動を行ったのです。
教師のストライキは公立学校で起きている問題です。資格を持った教師の数は十分いるのですが、公立学校の給料が低すぎるので、教師が働きたがらない、という現状があるそうです。
ペルー人の最低賃金は日本円に換算すると、月給約2万5千円ほど。それでも一家族の生活費は最低限3万5千円以上必要だと言われています。そういう現状で、ペルーの教師の月給を調べてみました。
非常勤と正社員、公立と私立の格差が大きいので、不満を持っている非常勤講師は多いようです。
もし私立の学校で働けるチャンスがあれば、かけもちをしたり、たとえ学期途中でも私立に異動してしまうため、公立学校は教師不足になるという側面もあります。
同じ国でも、公立の学校と私立の学校では、教育格差がここまであるということに驚きました。ストライキをしなければいけないほどせっぱつまっている教師に同情的な声もあるようで、待遇に問題があるのは確かなのかもしれません。
いずれにしても、子供に罪はありません。この記事の子供たちは、学ぶ権利をデモ活動をすることで得ることができました。
現在日本で私たちが受けている教育や政府からのサービスも、昔はなかったものです。昔の人たちが努力して、主張して勝ち取ったものなんだ、ということに気づかされました。
今あるものを、当たり前とは思わないで、昔の日本人への感謝を忘れないようにしなければいけません。
(参考)http://www.rpp.com.pe/2015-03-24-rimac-ninas-protestan-por-falta-
de-profesores-en-colegio-noticia_781174.html?hootPostID=
11f317728dfa4cabcb28795ca2c36ffb
http://www.eltiempo.com/estilo-de-vida/educacion/paro-de-educadores-
cinco-puntos-que-tienen-sin-clases-a-8-millones-de-ninos/15629957
http://www.lafm.com.co/noticias/ni-os-de-santa-b-rbara-santand-181019
http://educacionalfuturo.com/noticias/gran-demanda-por-colegios-privados/
国は教育にもっとお金をかけなきゃ将来は危ういのに、どこにお金かけてるんだろう? 私立にはちゃんと先生がいるってことが教育とお金が結びついちゃって汚い感じがする。
教師がストライキしても、公立学校では生徒しか困らず、何の意味もない
職を変えて、人材不足で給料を上げさせるしかないだろう
日本の介護職の状況と良く似てるね