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2015年4月に日本政府が、2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、最新技術開発を支援し東京五輪を技術見本市にして行こう、と発表しました。
オリンピックと言えば世界中の人々が、五輪会場で、自宅のテレビで、またはスポーツバーの大スクリーンで観戦する一大イベントです。過去のオリンピックの舞台裏でも日本の最新技術が活躍していたことをご存じでしょうか。
今回は2012年に開催されたロンドンオリンピックで活躍していた日本の技術を紹介し、次の東京オリンピックではどんな映像技術を期待できるのか紹介したいと思います。
先のロンドンオリンピックで初めて導入された、日本の「デュエルレンズカメラ」と呼ばれる技術は、水中・水上合わせてシンクロナイズドスイミング選手の全身の動きを連動させて移せるようになりました。
この技術は、2つのカメラが一体となって1つは水中、もう1つは水上に設置され、自動制御で選手全身の動きをタイムリーに撮影することを可能にしました。こうすることで、観客の皆さんも水中で何が起きているのかを目にすることが出来たのですね。
また、ロンドン市内でオリンピックの状況を放送するのに使用された400インチ(約10メートル)の巨大ハイビジョンスクリーンも日本からの技術提供があって実現されたもので、当時世界中にたった3台しか無かったそうです。
ちなみにこの巨大スクリーンは2015年4月現在では私たち一般人が入手出来る物ではありません。もし購入が可能になれば一体いくらするものなのでしょうか…。
サッカーでゴールを決めた選手がカメラに向かって喜びを爆発させていたりする映像をよく目にします。あそこで選手の喜びの叫び声がお茶の間にも聞こえると臨場感が出ると思いませんか?
それが2015年1月にNTTから発表された「ターゲットマイク技術」で可能になりそうです。この技術は観客の歓声の中から、拾いたい対象にマイクを集中させることでその対象の音を増幅させることを可能にする技術です。
例えば、バスケットボールの試合で残り数秒間の逆転スリーポイントのボールがネットを通過する音が聞こえたら気持ち良さそうですよね。この技術でより臨場感の溢れるスポーツ放映が可能になること間違いなしです。
残念ながら2018年、2022年の日本単独ワールドカップ開催は実現しませんでしたが、次のロシアワールドカップまでには、日本技術が3D放送を可能にすると海外のサッカーファンの間で期待が高まっています。
3D放送とは、図のように選手たちがそこにいるかのように映す技術。ハリウッドの近未来をテーマにした映画とかで見るものですね。
それではこういった技術についての海外の反応を見てましょう。
ここで紹介した技術以外にも、自動翻訳機や、眼鏡のようなテレビで現在のハイビジョンの16倍も精細な画像を再生可能にする技術等、現在開発が進んでいる日本の技術は沢山あります。
こういった技術を合わせ、総合的に利用して、例えば自宅にいながらシュートを決めた外国人選手がまるであなたに向かって日本語で話しかけてくるような放送も夢ではありません。
また応用するとゲームや映画のあり方も変わってくるでしょうし、携帯電話のスクリーンから3Dのビデオレターを再生というようなことも出てくることでしょう。
2020年の東京オリンピックでは、日本人の皆さんがこういった技術を率先して認識することで、世界中の人々と人脈を築きながら日本ファンを増やして行けるものと思います。今後の大きなスポーツイベント、想像するだけでワクワクしてきませんか。
(参考)http://www.huffingtonpost.co.uk/claire-broadley/5-cool-new-
technologies-at-the-2012-olympics_b_1652808.html
http://www.businessinsider.com/new-japanese-technology-enables-
holographic-broadcasts-of-sporting-events-2010-12
http://www.swide.com/art-culture/technology-news/olympics-2020-in-tokyo-
high-tech-gadgets/2013/10/04
http://www.japantoday.com/category/kuchikomi/view/2020-olympic-
planners-gear-up-for-high-tech-security
http://www.computerworld.com/article/2485475/personal-technology/how-
japan-s-olympics-will-revolutionize-tech.html
http://www.japantrends.com/tag/olympics/
https://www.linkedin.com/pulse/olympics-japan-2020-mobile-technology-
gavin-j-cleary
ターゲットマイクの技術は気になる。たしかに競技場で叫んでいる選手の声は今まで聞こえなかったけど、聞こえるようになればより臨場感が出てくると思う。東京オリンピックは会場に行かなくてもその場にいるような感覚になれる技術を日本が開発して使ってもらいたい。
うろ覚えなんだけど、砲丸投げだかハンマー投げの玉も日本の町工場の製品が評判良くて、外国人選手に借りパクされると、テレビ番組で視た。
いろん方向からハードルが上がっとる。
期待されすぎても困る。職人のプライドが唸るからいいけど、期待し過ぎてがっかりはしないで欲しい。普通にスポーツとついでに観光だけをお楽しみにしててくださいな。
開会式、頼むからアイドル系になんかやらせないでくれ。秋元康とかマジで勘弁。