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古くから使われている木造建築は現代の日本の住宅の80%をしめているのはご存知ですか? 世界では石や土を使った建築が主ですが、東北地方太平洋沖地震後に日本の木造建築が注目され、その技術が世界から認められました。
地震が多々起きる日本で安心して暮らせるのは、誇るべき日本の優れた建築技術のおかげです。
マグニチュード7の地震でも耐えられるのはなぜでしょう?まず、木造建築は他の素材に比べて軽いため、地震の影響を受けにくいです。建築基準法にそって壁量、配置場所、接合部を精密に設計されているので、耐震性は高いのです。
現在では技術もさらに発達し、地面から地震が建物に伝わる前に免震装置が水平方向の動きを吸収する仕組みになっています。現在は日本の建物の75%が耐震ですが、90%を目指して今も改善されています。
日本各所にある海外からの観光客に人気の歴史ある建物が存在するのは、日本の木造技術がどれだけ優れているかの証しです。
例えば、仏教建築を代表する五重塔は木造建築です。五重塔は西暦680年からの世界最古の木造建築として観光スポットとしても有名です。五重塔の構造はそれぞれの階は心柱を中心に独立されています。
地震が起きた際、その心柱が各層の揺れを吸収する仕組みです。心柱は地面に固定されていないため振り子のように地震に適応します。その構造のおかげで、今までに起きた大きな地震を乗り越えてきたと言われています。
スカイツリーの構造は五重塔の構造から考えられました。まさに日本の伝統建築技術と最新建築技術が組合わさった日本が誇る建築物です。
世の中には最新の科学技術と進歩やテクノロジーの発達で溢れていますが、その中で日本の木造建築は今もまだ昔からの伝統的な技術が使用されています。ネジや釘なしで木と木を固定するために、木を正確に切断し、その部分をはめて接続します。
日本の大工職人は、世界で耐久性の高い精巧な接合技術を持っているとして有名です。その姿がインターネット上で世界を魅了しました。その仕事ぶりは美しく、精密、完璧、ユニークなどと多くの人々を驚かせました。
愛知県に拠点を置く小林建工は日本の伝統的な大工仕事を専門にする建築事務所です。彼らは受け継がれてきた古代の技術を持っていることを誇りに思い、その独特な大工方法をYouTubeチャンネルで紹介しています。
彼らの伝統技術はネジや釘、または他の金属の留め具を使わないため、家の基礎をしっかり保ち、遥かに長く持続するのが特徴です。もちろん、その接続部分には接着剤などは使用されません。その様子は複雑で、長年の修行が必要となってきます。
家が完成するまで長い年月がかかるね。すべてが垂直でフィット感も抜群だし、耐震性もあるから時間がかかるのはしかたないね。非常に良いと思うよ。
木造住宅の良さは安全性だけではありません。温かみがあり自然を感じさせる木造住宅は日本の四季にも適しています。
木は他の素材に比べて熱を伝えにくい特性を持っています。日本の蒸し暑い夏でも湿気を吸収し、冬の乾燥時期は適度な湿気を保ってくれるメリットがあります。人々を思いやった結果が日本の木材建築の基礎になっているのだと思います。
伝統的な木造建築、実験を重ねた技術、そして職人技が今の日本の住みやすい家を支えています。その技術がやっと世界中で注目されて来ました。こうやって日本の建築技術が紹介され、その技術がこれからも生き続けるといいですね。
(参考)http://factsanddetails.com/japan/cat26/sub160/item2285.html
http://en.rocketnews24.com/2015/01/20/japanese-carpenters-demonstrate-
traditional-wooden-joints-and-its-oddly-satisfying-video/
http://inhabitat.com/wooden-house-can-withstand-severe-earthquakes/
地震の多い日本の建築技術は世界と比べても、耐震性を考慮に入れる分、十分高いと思う。その技術がはるか昔から培われていて、スカイツリーにも応用されているなんて世界に誇れる代物だ。
日本の耐震技術が世界に広まれば建物倒壊による被害が減るんじゃね?
昔は木造の飛行機飛ばしてたんだし
手工業メインのイタリアとかは頑張れば出来そう
まあ、今の建築基準法では、伝統の力を無視して
木材を金具で接合しなくてはいけなくなってしまったんだけどね
お役人は自分の頭で考えられないのに自分達だけで決めようとするから厄介