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「わんこそば」の食べ競争はバラエティ番組でもお馴染みです。フードファイティングの競技種目のようにも思えますが、実はとても奥の深い日本の食文化なのです。近年では外国人からも日本のユニークな食事スタイルとして注目を浴びています。
「わんこそば」の歴史は江戸時代までさかのぼります。今から400年ほど前に岩手と青森付近を治めていた南部藩のお殿様が江戸に向かう途中で食事をすることになったのです。
庶民と同じ丼でお蕎麦を出すのが失礼だと思い、恐る恐るお椀で上品に蕎麦を献上したのです。するとお殿様はこのお蕎麦を大変気に入って、何度もおかわりをされたとか。これが「わんこそば」の起源と言われています。
明治時代になると、この「わんこそば」は一般にも広がりました。他にも諸説あり、大勢に一度に配膳すると蕎麦がのびるので、小分けして少しずつ振るお椀で舞ったのが起源とする説や、岩手出身の原敬首相の好みを起源とする説もあります。
「わんこ」と聞くとかわいい犬を連想する人がいるかも知れませんが、これは「お椀」の事なのです。つまり「お椀蕎麦」という意味です。
岩手の名物料理として有名ですが、地元にはテレビなどでよく取り上げられる「早食い・大食い競争」のスタイルのお店と、お客さんのペースでじっくり味わって食べられるスタイルの店があるそうです。
自分自身がどのスタイルでわんこそばを楽しみたいかを決めてからお店を選びましょう。また食べ放題のお店でも、食べられる杯数に上限がある場合もあるので、事前にその店のシステムを確認しておくこともおすすめします。
薬味やトッピングを上手に組み合わせて食べたり、テンポよく食べると食が進みやすいようです。よく何杯食べたとかを話題になりますが、実はお椀に入る量はお店によって違うようです。
「わんこそば」の競技会は60年以上の歴史があるイベントです。地元の観光の目玉としてはもちろん、県外でも早食い・大食い競技会の種目にも採用されることが多いのです。
競技会によって制限時間やお椀の中身の重さは違いますが、最終的には麺のトータルの重量で比べることができます。
伝説のフードファイター、小林尊さんは制限時間がわずか12分で645杯(9,675g)を完食しました。制限時間が無制限の競技会でも、彼の完食した量を超える記録は出ていません。
この独特のスタイルで食べる「わんこそば」は世界中から注目を浴びています。ユーチューブ上に紹介された動画にはいろいろなコメントが寄せられています。
早食いや大食いのイメージが先行しがちな「わんこそば」ですが、本来はおもてなしの心を大切にしている料理なのです。茹でたてで温かいそばは絶品です。何といってもお殿様が気にいるほど美味しいそばなのですから。
記録にチャレンジするのも一興ですが、いろいろな薬味やトッピングとの組み合わせを、じっくり味わうのも良いかもしれませんね。
(参考)http://www.japan-iwate.info/noodle/wanko.html
わんこそばは早く食べなきゃいけないかと思ったら、ゆっくり食べても良かったなんて知らなかった。早食いは興味ないけど、本来の意味でのわんこそばなら本当に贅沢でおいしくそばが食べられるんじゃないかと思う。
わかったわかった
起源は韓国で良いよもう
9675kg!!www
お前の胃はブラックホールかwww!?