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1998年に公開された『リング』は世界で最も知られた日本映画の1つです。そして日本のホラー映画の金字塔とも言える作品。また『リング』はシリーズ化され、ジャパン・ホラー映画の世界的なブームを起こしたのです。
『リング』は「怖かったホラー映画ランキング」では必ずトップまたは上位に入る作品です。それなのに興行収入は10億円で、歴代邦画ランキングではトップ300以内にも入りません。
「呪いのビデオテープを観た者は1週間後に死ぬ」という設定が観客を遠ざけてしまったのかも知れません。だたし、低予算なので商業的には成功したと言えます。
この映画は同名小説『リング』(1991年)が原作。続編の『らせん』(1995年)と共に鈴木光司の代表作です。
こんなに恐ろしい話を書く人なので、影のある不気味な人物を連想するかも知れませんが、趣味が筋トレというマッチョな体格のお父さんなのです。
また、ファンタジーからエッセイ集まで幅広く執筆をしています。アメリカでは“日本のスティーブン・キング”として紹介されているそうです。
『リング』の主人公・貞子は、日本人に馴染みのある四谷怪談のお岩さんに似ています。
長い黒髪、井戸に落ちる、そして復讐などの古典的なストーリーと現代のビデオテープ(原作が書かれた当時はビデオが一般的な録画装置でした)を組み合わせています。話の筋自体はシンプルで、血みどろな殺戮シーンもない心霊映画です。
映像化された『リング』は原作通りという訳ではありません。詳しくはネタバレになるので書きませんが、両方読んで、両方楽しむ事をお勧めします。
映像化された作品の中には、原作の登場人物達が織りなすパラレルワールド的な作品もあるのです。あまり原作にこだわらずに観たほうが面白いでしょう。
また視覚的効果がパワーアップした立体映像の3Dバージョンもあります。続編の『貞子3D2』はPG12指定になっているので、お子様のいる方は注意しましょう。
この作品のもう一つの魅力は映画で貞子役を演じるヒロイン(?)でしょう。橋本愛や仲間由紀恵、中谷美紀など人気と実力を兼ね備えた女優が好演しています。
テレビドラマ版では須藤理彩や木村多江などさらも出ています。時代や年齢などの設定の違いがある場合もありますが、同じ役をどのように演じるかも見どころです。
『リング』は1990年代後半からホラー映画ブームを引き起こしますが、この波は海外にも広がります。映画の中心地、アメリカのハリウッドでも『リング』は絶賛されました。
そして53億円でリメイクされたハリウッド版『リング』は世界中で270億円以上の興行収入を上げる大ヒット作品となります。
映画『ダイアナ』でダイアナ妃役を演じたナオミ・ワッツと、声優としても人気のデイヴィ・チェイスらが出演。続編や別ストーリーの『ダーク・ウォーター』(邦題:『仄暗い水の底から』)もリメイクされました。
また鈴木光司原作の以外のジャパニーズ・ホラー映画も次々にリメイクされるのです。
映画公開から15年以上経っていますが、海外では今でも『リング』はホラー映画の名作として知られています。
隣の韓国でも『リング』は日韓合作でリメイクされています。日本版の映画よりも原作に近く、続編小説の『らせん』の内容も一部含んでいます。浅川玲子役をシン・ウンギョン、そして貞子役をペ・ドゥナが好演。
このリメイクには政治的・文化的な事情が絡んでいます。当時はまだ韓国では日本映画が解禁されておらず、日本版『リング』の代わりに韓国版がリメイクされたのです。現在の韓国では日本語版『リング』も観ることができます。
『リング』は小説、映画、テレビドラマ、そして、ハリウッド版に韓国版とさまざまなバージョンが楽しめます。全てのストーリーは完全につながっていませんが、見比べてみるのも楽しいです。
このシリーズにはストーリー展開に伸びしろがあるので、これからもジャパニーズ・ホラー映画を牽引していくことでしょう。
(参考)http://www.imdb.com/title/tt0298130/
https://en.wikipedia.org/wiki/Ring_(film)
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Ring_(2002_film)
海外コメントの「ゾンビ映画はコメディ」にゆるく賛同。日本のホラー映画は、派手さはないけど背筋が凍るほどの恐怖があるから大人向けっぽい。
リング以降、長い黒髪で白い服って幽霊が流行りだした
内容的にぶっ飛んでるがループを映像化してほしいな
>私は怖くなったらベットに潜り込むわ。
ベッドの中にはかやこがいるわけで
呪怨は姿が出すぎでダメ。フッテージって洋画がなかなか近い雰囲気を出してる。姿を現さず、何か解らん気味の悪い事が起こり、どうなるかは被害者しかわからず、打つ手もなく解決もしない。この理不尽さ!
ハリウッドのホラーってスプラッタとかグロいのばっか。
怖いと言うよりもキモい。
あと悪魔関係は日本人的にピンとこない。
誰この妖しい色気の美少女と思ったら、若い時の中谷美紀だった。めちゃくちゃ美人だったのにビビったw
babymetalのバックにいっぱいいるねw
井戸に潜って貞子の骨を成仏させて、一週間後に松嶋菜々子が死なずに視聴者がホッと胸をなでおろして「なーんだ大丈夫じゃんw」とか思って安心して油断したところで恐怖のどん底に突き落とすのが、凄いと思った
貞子さんデビュー25周年。
にしてもテレビドラマ版のリングウイルスは
今にしてみれば中々のギャグだったな。
映画館で見たけど気持ち悪かった。
これ、レンタルビデオで見たら別の意味で恐さ倍増だっただろうな。
最近の洋画のホラーはこの手のやつの
影響もあってか近年の日本ホラーよりも
出来の良いホラーが色々作られて嬉しい限り
※8
骨見つけられた時の演出で貞子も人の子よのう…としんみりした後もんな
全然解決してねええ〜〜〜wwってなるわな
あの逆三白眼がたまらんかったなあ…
原作シリーズはホラーに見せかけたSF
呪いのビデオとかリングウィルスとかあり得ないからwってのを逆手にとってて面白い
正直俺の顔の方が怖いよ
今では始球式までやってるし。
俺だったらブラウン管を逆さまに置いて待機
>それなのに興行収入は10億円で、歴代邦画ランキングではトップ300以内にも入りません。
見た人の感想で多かったのが
「本気で怖かったからもう見たくない」
だから、ある意味当然かと。
顔見えない方が怖いよ。