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JR東海は6月26日、山梨リニア実験線の走行試験で記録した時速603kmが、ギネス世界記録に認定されたと発表した。この走行試験では、最新車両「L0系」が有人走行で時速603kmを記録。
これが「最も速い磁気浮上式鉄道」に認定された。登録日は6月25日。産経ニュースによると、従来の世界記録は、2003年に山梨リニア実験線で「MLX01」が記録した時速581kmだった。自社の記録を12年ぶりに塗り替えた。
このビッグニュースを受けて、日本国内だけでなく、海外の鉄道好きからも、様々な反応がありました。
リニアモーターカーに代表される、磁気浮上式鉄道のことを、英語ではMaglev(マグレブ)Trainと呼びます。「磁気浮上」という意味の、”Magnetic levitation”を短縮して作られた言葉です。
「リニアモーターカー」は、超伝導リニアの開発者である、京谷好泰氏によって名づけられた、日本語の呼び名です。
ちなみに、新幹線は英語でBullet Trainと呼ばれますが、直訳すると「弾丸列車」。リニアモーターカーは、弾丸列車を上回るほどのスピードを記録したのですね。
リニアモーターカーと新幹線、どちらも、日本の鉄道として、英語の絵本で紹介されているので、日本で開発された乗り物と思いきや、この、磁気浮上式鉄道のアイデアは、結構古くからあり、1914年にイギリスのエミール・バチェレットが行った実験が世界初でした。
リニアモーターカーのシステムを平たく言うと、車両と線路の両方に、強い磁石が付いていて、プラスとマイナスを切り替えることによって起こる反発を利用して進むという感じです。
人が大勢乗るような、大きな車両を、磁石で動かそうという発想がすごいですよね。
そして、世界初の常設磁気浮上式鉄道が建設されたのは1984年、こちらもイギリスの、バーミンガム・ピープル・ムーバーでした。
しかしその後、1995年に、マグレブトレインは経費が掛かりすぎる、という理由により、バーミンガム・ピープルムーバーは廃線となってしまいました。
近年では、日本とドイツが、リニアモーターカーの開発に力を注ぐようになり、現在も研究が続けられています。
今回、日本のギネス記録達成のニュースに対して、元々自国の発明品だという意識があるのか、イギリスの人達は、特に興味津々のようでした。
ではここで、海外の声を、いくつかご紹介します。
日本では、2027年までに、東京~名古屋の286kmを結ぶリニアモーターカーの実用化を目標に開発を進めているとのこと。もし、最大で時速500kmを出すことができれば、東京・名古屋の2都市を、40分で行き来することができるのです。
そして、2045年までに、東京~大阪間の410kmを1時間と7分で行き来できると見込んでいます。
今の新幹線の、約半分の時間で、目的地まで行くことできるようになるのです。出張の多いビジネスマンには、嬉しいニュースとなるのではないでしょうか。
もちろん、子供たちにとっても大興奮のニュースのはずです。
これから、多くの男の子の夢は、リニアモーターカーの運転手さん、ということになるかと思いきや、リニアモーターカーには、運転手は搭乗しておらず、全て中央管制塔で制御されるということです。鉄男少年達、残念!
実用化に向けての最大の問題は、膨大なコストが掛かるということ。コストの削減は、かなり難関のようです。
でも、これまでも、世界に先駆けて、新幹線を開発した日本のこと。また、世界の度肝を抜くような、華々しいリニアモーターカー実用化のニュースを引っ提げて来るに違いありません。次の展開を、楽しみに待つことにしたいと思います。
(参考)http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/26/linear-guinness-
book_n_7669208.html
http://www.theguardian.com/world/2015/apr/21/japans-maglev-train-
notches-up-new-world-speed-record-in-test-run#comments
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E6%B0%97%E6%B5%AE%
E4%B8%8A%E5%BC%8F%E9%89%84%E9%81%93#.E4.B8.BB.E3.81.
AA.E7.A3.81.E6.B0.97.E6.B5.AE.E4.B8.8A.E5.BC.8F.E9.89.84.E9.81.93
リニアモーターカーはすでに愛知や中国で実用化して走ってるけど、JR東海はなんでこんなに実験に時間がかかってるんだろう?ドイツはすでに中国での実績からアメリカに売り込もうとしているのに日本は遅すぎる。
ドイツ(中国)のは
日本のリニモと同じで垂直磁界浮上式で
JRのは側面コイル浮上式。
JRは高速走行時に緊急停止が安全な方式を
独自開発したんだよ
だから開発に時間がかかったんだ
ちなみに側面コイル浮上式は
側面コイルの設置位置を変えると
浮上距離を10cm以上にもできる
上海のリニアは1cm浮上だっけか
ドイツも撤退したから、事実上日本の専売技術だね
ライバルがいないのはあんまり良いことじゃないけど、格安航空がライバルになるのかな?
時間がかかりすぎって。
日本は安全性・確実性を重視そてるんだから慎重になって当然でしょ。
事故ったら埋めればいい国とは違うんだから。
もうやると決めたことには何でもかんでもコストコスト言いすぎるなと思う
採算を考えればさほど急ぐ必要はなかったんだろう。新幹線の高架の大規模修繕が迫っているから、今の時期になったんじゃないかな。ともあれウン十年という超長期に渡る技術開発をモノにできる国はそうそうないよね。他の国はもっと短気だから。
ドイツ式は常電動コイル、JR東海は超電導コイルだから似て非なるものでしょ。
磁力も違えば消費電力も違う。超電導コイルは通電の必要がなくて電磁誘導だけで車両側の電磁石の電力まかなえるんじゃなかったけか?
時間がかかったのは超電導コイルを作る素材の量産コストが下がらなかったのが主な原因でしょ。
昨日、車で往復4時間かけて戦車の映画観てきたけど、流石に疲れるわ。
でも田舎だからリニアとか関係ないんだよね。
広規格道路の延長はよ。