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日本では、いまや35歳で出産しても驚かれることはなく、40歳にしてなんとか高齢出産と言われるほどではないでしょうか。それが日本から飛行機で約7時間の南国ベトナムでは、なんと53歳で出産した人がいるそうです。
この5カ月間、ハノイにあるグエン・ヴァン・ミンさん(夫・54歳)、チャン・ティ・フックさん(妻・53歳)夫妻の小さな家には娘のヴィちゃんの愛らしい声が響き、笑顔が絶えません。
53歳のフックさんは体調も良く、赤ん坊に飲ませるのも母乳だけで充分な程。初めの1カ月でヴィちゃんの体重は1.3㎏増え、5カ月になる現在では、体重は7㎏になりました。
6月16日朝、ハノイにある夫妻の家では、妻のフックさんが愛娘ヴィちゃんの世話をしています。夫のミンさんは、朝早く仕事に出かけ、夜遅くになるまで帰って来ません。
ヴィちゃんはオギャアオギャアと泣き、休みなく動くので、フックさんがほっと一息つけるときなどありません。
でもフックさんはヴィちゃんの側に腰かけ、夫妻が長年の夢として育ててきて遂に念願かない、誕生してくれた娘に優しく微笑みかけています。
夫妻が結婚したのは、今からずいぶん前の2004年。ミンさんが42歳でフックさんが41歳の時でした。既に二人とも若くない年齢に達しており、妊娠が分かっても流産する確率は高くなっていました。
そして、フックさんも3度の流産を経験し、今後妊娠できるようになるのか不安になり、病院を受診しました。
「先生は、検査して下さって、私の身体はどこも悪くないと言ってくださったわ。でもこれまで一度も妊娠出来ていないから、2006年に入ったら検査してみて人工受精してはどうか、と勧められたのよ」とフックさんは打ち明けてくれました。
夫妻の生活は貧しく、人工受精をしたいからといっていつでもすぐにお願いするというわけにはいきません。ヴィちゃんが誕生するまでの10年間の間で、2回人工受精を試みましたが、2度とも望んだ結果は得られませんでした。
フックさんはその頃のことを笑顔で話します。
多分、この人生では子供を授かることはできないんだと思っていたら、主人も同じ考えで、子どもに恵まれなくても大したことじゃないよ、養子を受け入れようって。
養子受け入れの準備をしてた矢先に、子どもが授かったって分かったのよ」
ハノイにある郵便病院産科支援センターのセンター長で医師のグエン・ティ・ニャー氏は、2015年の始めにフックさんが受診しに来た日のことは忘れられないと言います。
というのは、ミンさん、フックさん夫妻は、病院に来る他の多くのカップルより格段に歳を取っていたからだそうです。
夫妻は、服装も持っているものもなんだか古くさくて、貧しい生活を送っていると一目で分かりましたが、二人とも常に笑いを絶やさず幸せそうでした。
そしてニャー氏は、幸福感を抱き、自分より他人を思いやることのできるフックさんなら、出産もそんなに大変ではないだろうと感じていました。
不安だらけの時を経て、人工受精に取り組み、受精卵を子宮に戻してから9日後のある日、フックさんはうれしい知らせを医師から受けとりました。
さらにうれしいことに、その後もずっと経過は安定し、妊娠、出産段階でも病院に長期入院することもありませんでした。今年始めに出産した後も、通常の入院期間を経て、元気に退院していったそうです。ヴィちゃんの出生時の体重は、2.7㎏でした。
ニャー氏によると、フックさんは妊娠・出産も順調に進み、健康な子が誕生したケースで、特殊なケースだということです。そして、郵便病院産科支援センターでも、ベトナム国内で見ても、最高齢の出産ではないかと話しています。
出産年齢が高くなるほど、障壁も増えるものだし、妊娠自体が難しいのではないかと考えていたのよ。こんなに少ない回数で妊娠するなんて、誰が予想もしたかしら」とニャー氏は話します。
週の始め、フックさんは夫のミンさん、娘のヴィちゃんと一緒に郵便病院産科支援センターを訪れ、自分達と同じように子どもが授かるよう願い頑張っている人たちと意見交換し、賑やかな時間を過ごしました
フックさんは緊張でどうしようもないほど。「特別ゲストのフックさん一家がいなくては話にならない」と、センターのスタッフがフックさん達の送り迎えをする車を1台用意してくれました。
以前のように子どもがいなくて暇な時間を潰すような生活ではなくなりました。「年寄りママと小さな子」でありますが、母は母乳だけで娘を育てています。
夫妻の頭には白髪がまじり、子どもは幼子。なにかチグハグな感じを受けますが、3人の笑顔は絶えることがありません。
最後に記者と別れる時、フックさんが人工受精の費用として借りたお金をまだ返せていないのだと打ち明けてくれました。大変な人工受精、妊娠、出産の時期を終え、まだ大変な時期はもう少し続くかもしれませんが、未来は明るいのではないでしょうか。
以下、ベトナム人の反応をお楽しみ下さい。
フックさん一家の幸福は、これまでの失望、絶望を乗り越えた末でのものだったんですね。生活は困窮しているかもしれませんが、たくさんの人に支えられた3人の穏やかで温かい将来の姿が目に見えるようです。
(参考)http://tuoitre.vn/tin/song-khoe/20160617/lan-dau-lam-me-o-tuoi-
53/1119640.html
http://m.kenhsao.net/thoi-su/lan-dau-lam-me-o-tuoi-53-be-gai-bu-bam-
duoc-nuoi-hoan-toan-bang-sua-me-43858.html
http://vietbao.vn/Suc-khoe/53-tuoi-lan-dau-quan-he-co-thai-khong/
2131717421/70/
http://vnexpress.net/tin-tuc/tam-su/40-tuoi-lieu-toi-con-co-the-duoc-lam-
me-3355005.html
53歳で出産ってどれだけすごいかイメージできない。身長が高い人もいれば低い人もいるので出産時期だってバラバラで当たり前なんじゃないかと思うけど。
受精卵を子宮に戻すのは、人工授精じゃなくて体外受精だと思いますよ……
金額もかなり違うし…(30倍は違う)。
しっかり確認して記事を書いて欲しいです。
先程のコメントと同じく・・・人工受精は膣へ管を入れ精子を注入すること!で、こちらの記事は絶対!採卵した卵胞と精子を受精させ細胞分裂が始まったのを確認したら、そのままその周期で移植する新鮮胚移植と兼ねてから、受精卵を凍結保存したものを子宮に戻す方法がある!たぶん、こちら凍結(胚)した受精卵を使って移植したとみられる!
管理人に一言。出産適齢期ってのが人間にはあるよ。動物だしね
人工「授精」と体外「受精」。ついでに言うと顕微「授精」。
きちんとした漢字の使い分けも、記事を書く上では必要だと思います。
(2コメの方も間違っていたので…)
世間に発信する記事の内容に誤りがあるのも、漢字に誤りがあるのも、誤解を招く恐れがあったり不快感をおぼえる事があります。
ライターなら、きちんと仕事をして下さい。