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市民を危険から守り、日々死と隣り合わせの警察官・・・のハズが、まさかこんなことをするなんて!?汚職、不正、賄賂と、捕らえる側が捕らえられる側となってしまった、とんでもない警察官達。一体何をしたの!?
警察官のルイ・アペリード。ところが彼の父はマフィアグループ一味。1969年、警察官になるのが夢だったルイは、NYPD(ニューヨーク市警)の警察官になるために面接に行きます。
その時彼の家族がマフィアではないかという噂があったため、事実を問われるのですが、家族とマフィアは全く関係ないとウソをついてしまいます。
そして夢の警察官になったルイ、時が経ち警部に昇格します。それと同じ時期、ルイはパートナーのスティーブンと共に、父が属するマフィアグループのライバルに関わる捜査を任されます。
父にライバルグループの情報を横流、そして敵対する相手の暗殺にまで手を貸してしまったルイ。結果、終身刑+100年の懲役が課せられ、一生刑務所での生活を余儀なくされてしまいます。
シカゴ警察に属するジョセフ、彼を知る者は皆彼のことを「世界で一番邪悪で道徳に反した警官」と呼んでいました。
ジョセフは22年間もの間、警察と麻薬王の二つの顔を持っており、彼自身が仕切るギャング組織のボスという、とんでもない警察官だったのです。
2001年、麻薬取引を始め10の事件で起訴されるジョセフ、裁判の結果、仮釈放無しの終身刑を言い渡されました。
1985年12月、当時ステファニーの恋人であったジョン・バートンという男が、彼女に別れ話を持ち出します。別れ話の原因が、新しい恋人であるシェリーと結婚する為だと知ったステファニー。
1986年、シェリーが何と酷い暴行を受けた後、拳銃で撃たれ死亡しているのが発見されます。当時彼女が運転していたBMWの行方も分からなかったため、強盗殺人事件として扱われていました。
犯人が分からないまま25年の月日が経ち、ステファニーは警部に昇格。そして2009年、未解決事件を扱っていた潜入捜査官が、シェリー殺害事件の犯人としてステファニーを疑い、ステファニーのDNAを採取する事に成功。
すると、見事にシェリーが犯人を噛んだときに残っていたDNAと一致します。これが徹底的証拠となり、見事逮捕となり第一級殺人罪で27年の実刑が下されました。
1996年から2000年まで、ジョージア州のディカブ郡にて保安官として勤めていたシドニー。その間シドニーに汚職疑惑かかり、内部捜査が行われていました。そして2000年8月、シドニーの汚職は決定的になり処罰されることに。
そしてシドニーの後釜となったのがダーウィン・ブラウンという男。ところがダーウィンが新しい職務に就く3日前、彼は家の前で12発も撃たれ死亡。
彼を撃った容疑者として挙がったのがパトリック・カフィーという男。実はパトリックはシドニー専任の治安部隊、云わばボディーガードのような存在でした。
事情聴取を受けたパトリックの供述によって、全てが明らかになり、シドニーはブラウン殺害と汚職に関わったとして、27年の実刑を言い渡されました。
チャールズ・ベッカーはアメリカ史上初めて、死刑が言い渡された警察官でした。チャールズはマンハッタンの違法なカジノや売春宿から、多額の賄賂を受け取っていました。「賄賂」というよりは、ほとんど恐喝に近かったとされています。
カジノを経営するハーマン・ローゼンソルは、チャールズによる恐喝により経営不振に陥り、彼のカジノは破綻してしまいます。怒りと悲しみに暮れたハーマンは、チャールズの汚職行為を公にします。
その2日後、ハーマンは殺害され、チャールズに容疑がかかります。裁判の結果、有罪となったチャールズ。アメリカで初めて、警察官に対し死刑が言い渡された瞬間でした。
ウィリアム・リージャーは17年間、ロサンゼルスの交通機動隊(交通警察)として勤めていました。
ところが彼の銀行口座には数億円も入っており、豪邸には数台の高級車が。17年交通機動隊としてまじめに働いていただけでは、それだけの大金は手に入らないことくらい明らかです。
実はウィリアム、数々の窃盗を繰り返したり、暗殺を手配したりするなどで多額の報酬を受け取っていました。
車やヨットなどを盗難し売りさばいたり、暗殺を請け負った際は、暗殺者を雇って、いつどこで殺すかなど全てを指示。そうやって多額の現金を手にしていました。
ところが全てがバレてしまい裁判にかけられることに。結果、第二級殺人罪と窃盗の罪で15年~無期懲役を求刑されています。
フィラデルフィアで警察官として勤めていたジョナサン、ある日ヘロインを押収しそのヘロインを売って現金を手にします。
パートナーであるシドニー・ジョアンズと一緒に、ドラッグを売ってポケットマネーを稼いでいたジョナサンでしたが、とうとうディーラーとしての方がもっと稼げる!とドラッグ・ディーラーになってしまいます。
ところが、勿論そんなに長くは続きません。二人の汚職はバレてしまい、17年の実刑判決が言い渡されてしまいました。
アメリカ軍に入っていたマニュエル・パルド、兵役に服した後はフロリダ州のハイウェイ・パトロール隊として勤めていました。
ところが1970年代、マニュエルはハイウェイ・パトロールの職を失います。原因は違反チケットの偽造。その後マイアミの警察官として採用されるも、ここでも嘘の供述と暴行で解雇されてしまいます。
警察官としての職を失ったマニュエル、その後強盗を繰り返した挙句、9件もの殺人事件を起こしてしまいます。
逮捕され裁判にかけられたマニュエル、殺人と強盗の罪で有罪。そして死刑が言い渡されます。1986年、死刑執行、マニュエルは59歳の若さで人生の幕を閉じられました。
ニューオーリンズの警察官だったアントワネット。ところが警官として勤めていた当時、アントワネットは19歳の少年「ロジャー・ラカズ」と付き合います。
ロジャーは云わば不良少年。ドラッグ・ディーラーとして生活し、数々の暴行も繰り返すなど、根っからのワルでした。
1995年、ロジャーとアントワネットはあるレストランに強盗に入ります。ところが駆け付けた警察官ロナルド・ウィリアムズに発砲してしまったアントワネット。ロナルドには1週間前に、奥さんとの間に待望の第二子が生まれたばかりでした。
そのまま還らぬ人となってしまったロナルド。そしてアントワネットはレストランのオーナーの家族二人をも殺害。その後二人は逃亡します。
ところがこの強盗殺人の応援で呼ばれたアントワネット。そのまま警察官として現場に戻ります。幸いにも目撃者の証言により、直ぐにアントワネットを逮捕。第一級殺人犯として、死刑という判決が下されました。
アントワネット・フランク
ロジャー・ラカズ
フロリダ州のメリン群にて保安官として勤めていたジェラルド。なんと、彼のもう一つの顔は「連続殺人犯」。最初は動物の虐待から始まり、徐々にエスカレートしていってしまったジェラルドの奇行。
1970年、パトロール中のジェラルドは、ヒッチハイクをしていた少女二人を保護。そしてそのまま連れ去ってしまいます。二人を木に括り付け、殺害するか売り飛ばそうかと迷っていた時、上司から直ぐ署に戻るよう連絡が来ます。
二人を縛ったまま、後から戻る予定だったジェラルド。ところが二人は運よく縄をほどき逃げ切ります。そして警察署に飛び込み助けを求めたのですが、何と偶然にもそこはジェラルドが勤めていた所でした。
彼女たちの供述で逮捕となったジェラルド。彼の家を家宅捜査したところ、外にも30もの殺人事件に関わっていたことが判明。そして裁判の結果2度の終身刑を言い渡されます。
1995年、刑務所にて何者かによって殺害されたジェラルド、刑期を終えることもないままこの世を去っています。(YouTubeでは連れ去られた二人は殺害されたとなっていますが、事実は助かっているようです)
確かにニュースで警察による不祥事だったり、誤って射殺したりという事件を毎日のように耳にします。アメリカの警察は皆そうなんだ。という非難の声が飛び交いますが、怒りの矛先は銃社会を作り上げた政府に向けるべきでは?
相手がいつ銃を出して撃ってくるかわからない。そんな不安と毎日闘う彼ら。自分の命を懸けて職務に就いているという事実も、理解すべきだと思いませんか?
(参考)http://criminalminds.wikia.com/wiki/Gerard_Schaefer
いかにも悪そうな人相の警官ばかりだ。はじめから悪だったのか、途中で染まったのかわからないけど、チャールズ・ベッカーの笑顔なんて悪がにじみ出てるでしょ。