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アメリカでは、最先端の顔認識技術を応用して、その人の顔年齢や亡くなる年齢を分析したり、老化の過程をイメージするプログラムの開発が進められています。
スパイ映画や警察映画などで、ハイテクを駆使した顔認識技術が登場します。各地に設置させた防犯カメラから犯人を探しだしたり、変装を暴いたり、将来や過去の顔を予測したりしています。
また、子供の頃に行方不明になった人物の捜索にも使われています。もっと身近な例ではデジカメに搭載された顔認識技術がお馴染みですね。顔にピントを合わせたり、笑った顔を撮影したりする時に使われます。
世界で最も進んだ顔認識技術を導入しているのは、国家安全保障局(NSA)や中央情報局(CIA)、連邦捜査局(FBI)などの安全保障や捜査に関わる米政府機関です。
近年ではこの高度な技術を民用化する動きもあります。その1つがイリノイ大学の生体統計学者、ジェイ・オルシャンスキー教授の研究チームです。
教授は保険調査員が経験と勘で加入者の寿命予測がされている事を知り、多くのデータから客観的に寿命を分析する必要性を感じたのです。この研究には米政府機関での活躍している技術者も参加しています。
一般的に生命保険に加入する際は、保険会社の調査員が加入者の健康状態を確認したり、病院の健康診断の提出を求めたりしています。
けれども、この技術が確立すれば、調査員が加入者の写真を撮影するだけで、加入者の寿命と保険料を決める時代が来るかも知れません。この原理自体はそんなに難しくありません。
あなたの顔イメージをプログラムが読み取り、シワやシミ、たるみなどから実年齢を計測します。そしてあなたの年齢や性別、人種、教育レベル、喫煙歴などのデータを加味して、あなたが生きられる年齢を予測するのです。
顔認証プログラムはあなたの顔を分析するだけでなく、将来のあなたの顔をイメージすることもできます。コンピューターがあなたの写真と個人情報から老化のイメージを段階的に見せてくれるのです。逆に、若い時の顔をイメージすることも可能です。
この研究は、老化のメカニズムを解き明かす事にも役立つことが期待されています。その他にも、健康(健康食品や化粧品など)や金融関連の企業や、一般の人たちの健康管理にも活用されるでしょう。
ネット上にはオルシャンスキー教授の研究に対する多くのコメントが寄せられています。中には生命倫理や社会問題にも関わる問題なので、慎重な考えを持つ人たちもいます。
研究チームは、膨大なデータを蓄積するために、顔認識のプログラムをインターネット上で公開し、世界中から誰でも顔認証判断が受けられるようになっています。
プログラムが客観的に判断したあなたの年齢、予想寿命、65歳と85歳まで生きられる確率が表示されます。残念ながら英語だけのシステムですが、簡単なので興味のある方はお試し下さい。
なお、多くのデータを元に解析がされていますが、あなたの老後を保証するものではありませんので、あしからず(笑)
(参考)https://www.washingtonpost.com/national/health-science/can-your-
face-reveal-how-long-youll-live-new-technology-may-provide-the-
answer/2014/07/02/640bacb4-f748-11e3-a606-946fd632f9f1_story.html
白人女性のほうはかなりリアルに年取った顔が描写できてる。SNSの顔認識機能もかなり進化しているので、生活の中でもセキュリティなどで一般的に活用される日が来るのは近いと思う。