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アメリカシカゴにあるウィリスタワーは103階の壁面に張り出したガラス張りの展望台が名所の一つで、休日には観光客が行列を作って待っているほどです。
103階のガラス張りのレッジボックスに立った観光客は、シカゴの町だけでなく、4つの州にわたり50マイル先まで一望に見渡すことができます。
さらに、床もガラス張りなので、自分の足元から約412m下の通りがよく見えスリル満点です。高所恐怖症でなくても、足がすくんでしまいそうです。
そんな、ガラス張りの展望台でさらにスリリングな事故が発生しました。
観光客のアレハンドロ・ガリベイ氏とその家族4人がタワー103階の側面から張り出すガラ張りのレッジスボックスに立って、シカゴの景色を楽しんでいた時のことです。彼らは、足元で、奇妙な気になる音がするのを聞きました。
なんと、4つあるレッジボックスのうちの一つで、ガラスの上の保護コーティングが割れたというのです。2014年5月28日(水)の出来事でした。
「私が下を見ると、床に亀裂が入り、ガラスに線が入っているのが見えたので、できるだけすばやくガラスボックスから飛び出したよ」とアレハンドロ氏は語っています。
ウィリスタワーの広報担当者のビル・ウッター氏はその翌日、割れたのはガラスではなくその保護コーティングであったこと、そして、それはよくあることだと述べています。
サイトによれば、レッジボックスは13mmの厚さのガラス3層から作られており、5トンの重量に耐えるように設計されています。
そして、ウッター氏は「保護コーティングはガラスに傷がつかないように使用されており、今回は、まさに想定したとおりに機能したということです」と述べています。
ウッター氏の言葉を信じれば、安全性には問題がないはずですが、それにしても、ひびの入るみしみしという音を聞いて、ガラスの亀裂を目の当りにした人たちは、さぞかし怖かったことでしょう。
保護コーティングはすぐに新しいものに取り換えられ、ウィリスタワーのFacebookには、作業員が現場で取り換え作業をしている写真とともに、「影響を受けていない残りの3つも含めて、4つのレッジボックスとも、翌日には通常通りオープンします」という投稿がされました。
その場に居合わせた、観光客は予想外のスリルを味わうことができ、得をしたのか損をしたのかわかりませんが、いずれにしても、もしガラスが割れたらと考えると、本当にぞっとしますね。
それでは、このニュースの読者のコメントを見てみましょう。
そうなるために必要なボリュームは100デシベル以上です。そこまで人の声だけで到達するのは難しいですが不可能ではありません。通常のスピーチは50デシベルくらいです。実験では、そのボリュームに達するために、しばしばアンプとスピーカーが使われます。
ということは、ひび割れるのを想定していたってこと?その目的は何?
かかる力のストレスが過度に厳しくなると、保護コーティングにひびが入りますが、その過程でガラスの表面に沿って力のストレスをそらせ、濃縮された力がガラスに到達するのを防ぐのです。
いかがだったでしょうか。
ウィリスタワーはアメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンター跡地に建設中の、1ワールドトレードセンターに次ぐアメリカ第2の高さを誇る超高層ビルです。地上110階建てで、最頂部までの高さは527mもあります。
こんな高さから下を覗き込むだけで足がすくんでしまいそうですが、足元にひびが入っていたなんて、背筋が寒くなりそうです。
ちなみに、近くにあるジョンハンコックセンタービルの高さ約412mの展望フロアの一部は金網で保護されただけの屋外になっているので、ウィリスタワーとはまた別のスリルが味わえそうですね。
(参考)http://edition.cnn.com/2014/05/29/travel/willis-tower-cracks/index.
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13mmが3枚って薄い気がするんだけど。103階って高すぎて想像もつかないけど、たしかにそこでヒビが入る音が聞こえたら背筋が凍る思いをすると思う。よくあることらしいけど、完全になくすことはできないのかな?見落としたらどうするんだろう?