シリアで内戦が始まってから3年、難民の数は増加の一途を辿っています。2014年3月には難民・国内避難民の数が900万人に達したと国連難民高等弁務官事務所から発表されました。これはシリアの人口の4割以上に当たるそうです。
難民の数が増えすぎてキャンプに入ることができない人もいる他、物資も足りておらず難民たちは非常に過酷な状況に置かれています。以下は、難民キャンプで食糧配給の列に並ぶ人々の写真を見た海外からの反応です。
- ああ、僕の人生はなんて素晴らしいんだろう。日常に文句を言うなんて簡単だよね。
- 妻が食料を買い込みすぎて冷蔵庫がパンパンになっているとうんざりするよ。牛乳をしまうために何か5つ冷蔵庫の外に出さないといけないんだ。
- 今朝、私の母親をフードバンクに連れて行きました。母親は収入が低いから。パンをもらう列に10分並ぶのも嫌だったけど…私は何でこんなことに文句を言っていたんだろう?
- 今ランチを買って戻ってきたところだ。座ってチーズバーガーを食べているよ。僕は幸運なんだなぁ。
- 私はカナダの病院で難民のために働いています。彼らの経験は想像を絶するものだよ。
- 私の親しい友人はシリアで生まれました。彼の両親は5年前にシリアを離れたけど、まだ親戚が住んでいます。数ヶ月前に彼は私の大学で、シリアとアメリカの対比についてプレゼンテーションをしてくれました。
衝突の後に誰が権力を握るかということは重要ではなく、暴力がなくなることが大切だと話してくれました。どちらの味方をするか考える方がラクだと思っていたから、このプレゼンテーションはとても興味深いものでした。自分の生活を破壊されたら、ただただ「普通」に戻りたくなるんだと思うよ。
- 私は2011年に約2週間シリアに滞在しました。紛争が始まる前でした。ホムス、ハマ、アレッポ、ダマスカスを旅しました。この写真で起きていることが信じられません。見るたびに胸が張り裂けそうです。私はシリアが大好きでした。今まで旅した中東の国の中で1番でした。人々が日々の生活を送り、携帯電話で友達と話をしたり、Facebookをしたりしていました。
- まるで世界の終わりのように見えるね。
- 僕たちができる1番の方法は寄付なのかな?寄付を蔑ろにするわけではないよ。寄付は素晴らしいし、僕も過去5年間毎月寄付をしていたよ。
初めは良いことをしていると思っていたけど、信念を持っていくらお金を寄付しても問題はちっとも改善される様子がない。シリアの人々を助けたいと本気で願っていたから落ち込むよ。僕がイライラしすぎなのかな?期待しすぎ?もっと率先して行動しないとダメなのかな?
- ↑僕に言わせて。君はたくさん良いことをしているよ。あなたの寄付で何かを改善できたかどうかわからないということは、やらなきゃいけないことが山程あるということなんだ。
たとえば君の寄付で1ヶ月間20人に食事を与えることができたとしても、他に飢えている人が数千人もいるから効果がかき消されて見えなくなるんだよ。でも僕の言うことを信じて。君の寄付で確かに20人は救われているんだ。
- ああ、僕は自分の生活の質を当たり前のものだと思っていたよ。
- 今日は感謝の気持ちを持って過ごすよ。特に食事の時間はね。
- 私はお腹が空いた時、電話でデリバリーを注文します。30~40分で食べ物が届くんだよ。次にいつ食事ができるかわからない生活なんで想像できないよ。
- 彼らにも普通の生活や普通の仕事があったのに。1日で全てが変わってしまった。ひどいよ。
- 私はもう列に並んで待たされても、レストランで食事が出てくるのが遅くても、文句を言いません。本当に困っている人がいるってわかったから。
- 人間はもっと良い環境にいてもいいはずだ。
- 僕はシリア系アメリカ人です。昔は毎年夏になるとシリアに旅行していたよ。すごくきれいな場所だった。こんな有り様を見て本当に悲しいよ。
- こういう写真を見ると、「非営利団体」のほとんどが詐欺だってことに気付かされるね。非営利団体は数百万ドルのお金を集めているのに、まだこんな状態のままだ。彼らはさらに寄付を求めるだろうけど状況は変わらないだろうね。僕はビル・ゲイツのアドバイスに従って、資金を全て寄付にまわしてくれる慈善団体に寄付をするよ。
- 今朝食事をする時間がなくて文句を言っていた自分が本当にバカだったと思うよ。お腹が空いた時はすぐに何か食べることができるのに。この無実の人たちは、1日1回食事をするために長い列に並ばないといけないんだからね。
- もうピザを食べる気になれないよ…(;_;)
- こういう写真を見ると今の自分の環境をありがたいと思うし、アメリカに生まれて幸運だったと思うね!僕たちにも悩みはあるけど、この人たちの状況に比べれば取るに足らないことだよ!!
日本では24時間営業のスーパーやコンビニエンスストアが至る所にあって、お腹が空いたときはいつでも食べ物を手に入れることができますが、このような写真を見ると私たちが如何に恵まれた環境にいるか実感させられます。自分たちが住んでいる環境を当たり前と思わず、日々感謝して生きていきたいものですね。
(参考)http://www.reddit.com/r/pics/comments/1yzgz3/
the_queue_for_food_at_a_syrian_refugee_camp/
元から貧しい人びとも大変だと思うが、シリアのように内戦が始まって難民になり物資が足りない状況になった場合は特に大変だと思う。人口の4割なんて多すぎて日本では考えられない。
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- シリアの難民キャンプは増加の一途!その数はなんと人口の約半分?!
結局、国を立て直すのは苦しい中に留まった人たちだから、そちらを支援しないと何もならないんだろう。
一般の日本人に何が出来るのか分からないけど、この現状をもっと多くの人の目に触れさせれば良いのに。テレビもくだらないお正月番組なんてやってないで。
ただ、シリアに平和が訪れる事を願ってます。