ロシアでは中高生を対象にした銃の組立・分解の速度を競うコンテストがあります。日本ならば考えられない事ですが、ロシアの国情を見てみましょう。
ロシアって昔はソビエト連邦という社会主義の国で、アメリカと世界を2分する超軍事国家だったんですよ。今でも徴兵制度が残っています。
今では普通の高校の授業では軍事教練はないようですが、実戦を意識した非常事態訓練が行われているそうです。
高校の授業で銃を扱う!?
授業とは別に学校のクラブなどではより高度な銃の分解・組立の練習などが行われています。ロシアではこの銃の分解・組立を競う大会も開催されているそうです。日本のイメージならばインターハイに向けての特訓中といった感じでしょうか。
ところで、この高校生たちが分解・組立している銃ですが、AK-74と呼ばれるアサルトライフル(自動小銃)なんです。この銃の開発者はミハイル・カラシニコフというロシア人です。AK-74とは「1974年式カラシニコフ自動小銃」の意味です。
彼は世界で1億丁も製造された空前のロングセラーAK-47も開発しています。このAK-74はその後継です。非常にシンプルでタフな構造を持ち、信頼性の高い名銃なんです。
ロシアの軍事の早期教育には歴史的な背景があるんです。第二次世界大戦でソビエトはドイツとの熾烈な戦いに勝利しました。その戦いでは多くのソビエトの少年兵たちが活躍したのです。
1970年代後半からソビエトの「ベトナム戦争」と呼ばれる「アフガニスタン紛争」に介入しますが、最強と謳われたソビエト軍が10年かけても小国のアフガニスタンを制圧することができなかったのです。
このアフガニスタンの強さの秘訣が少年兵だと痛感したソビエトは、若者の軍事教練の重要性を再認識したと言われているんです。
例えば、モスクワの全寮制の第9女子士官学校では若い女の子たちが軍事教育を受けています。彼女たちは中学生から銃の扱い方や格闘術なども学び、軍のエリートとして育っていくのです。
ロシアの高校生のコンテストに備えてのAK-74の分解・組立の練習風景がユーチューブ上の動画で話題になっています。世界中の人々のコメントを紹介しましょう。
- 超早い!この分解・組立の音もたまらなくかっこいい!
- 子どもたちだって武器の使用法はしっかり習得しておくべきでしょうね。自分の身は自分で守る、自分たちの身は自分たちで守る。これって基本でしょう。AK-74だけじゃなくて別の銃の事についても学んでいて欲しいです。
- アメリカにもジュニア予備役将校団ってあるけど、高校生が銃の扱い方を勉強しているわよ。
- 偉大なドイツがソ連に敗れた理由は銃の初等教育が不足していたんだなぁ。
- 若い時こそ、こういう技術を身につけるべき!
- 私は公立高校に通ったけど、実用的な事は何も学ばなかったわ。これってある意味、もっとも実用的よね。
- 私はロシアの高校に通っていたけど、この授業は大嫌いだった・・・でも今では目隠ししていてもカラシニコフ銃を扱えるわ。
- AK-74は非常にシンプルな構造です。だから高校生にでも扱いやすいんです。高校生レベルではかなりいい線ですが、実際の軍隊ではもっと早く扱いますよ。高校はコンテストかも知れないけど、軍隊では生死に関わる問題だからね・・・・
- これはAK-74の何モデルかわかりますか??
- 1991年製のAK-74M、5.45*39mmです。
- これを観たらロシア人と戦争をしたいとは思わないですね。
- 私の高校時代の分解・組立時間の記録は23秒でした。
- 銃の分解・組立作業は兵隊の基本的な作業の1つ。ソビエト時代では必修科目でしたが。
- 分解・組立作業をやっている女子高校生はかわいいね(笑)
- そうだね、あんなに美しく逞しい彼女に守ってほしいね!
- 私はアメリカ人ですが、高校の時にジュニア予備役将校団のメンバーでした。ロシアの高校生と同じような訓練をやっていました。家庭科とおなじ感覚でね。
- 私は10歳の時に家で父親から銃の分解・組立作業を学んだよ。
- ソビエト時代は高3の時に必須教科だったよ。銃だけなく、手榴弾訓練やガスマスクの着用や応急処置などを軍で学んだ。
- お国によって教えることは違うんですね。私の国では高校生にキュウリを使ってコンドームの使用法を教えていますがね^_^;
- 高校を卒業して随分経ちますが、まだAK-74の分解方法は覚えていますね。かなり練習したんで体が自然に動きます。
- 私はモスクワの公立高校でしたが、この訓練を受けました。確か「安全の基礎」って科目だったと思います。
- ロシアの高校生の手さばきは早いですね~感動です。イスラエルの高校でも同様の訓練をやっているんでしょうね。
- あっ!最後から2番目の子、ガスボンベの取り外しを忘れてる(笑)
- 私はアメリカの高校に通いましたが、こんな訓練はなかったです。でもアメリカでもやるべきだと思います。
- こんな若者たちのいるロシアの未来は明るいですよ!
- 家でテレビゲームで時間を潰している高校生よりもずっと優秀。私の国の高校生たちも見習うべき!
- アメリカの高校生たちはM16を同じように分解・組立ができるのかしら?
- 絶対に無理!彼らにできることはファーストフードを食べてデブデブに太ることぐらい。
- M16の構造はAK-74みたいにシンプルな構造じゃないからね。難しいと思うよ。
- 高校生のみなさん、大変良くできました。これでいつでも出兵できますね!
- アメリカの公立高校でもこのプログラムを取り入れるべきですね。
- 私も同感!アメリカの高校はダメアメリカ人を量産しているだけ・・ハンバーガーを貪りながら、学校でろくに勉強すらしない・・・
- 私が高校の時はソビエト時代でしたが、男子は基礎軍事訓練、女子は家庭科が必須でした。
- AK-74は世界最高のアサルトライフル。何と言っても扱い方が楽なんです。部品が少なく10代の若者たちでも簡単に扱えるようになりますよ。
- 化学戦対応や銃の分解・組立はアメリカの学校のカリキュラムに入っていないんだってね。私はこの話を聞いた時に思わず笑ってしまいました(^_^;)
日本は規制が厳しく、一般の人が銃を手にすることがほとんどありません。特にアサルトライフルなんか特にそうです。また軍事教育も法で厳しく制限されています。一部のガンマニアにとってロシアの高校は羨ましいかもしれませんが・・・
でも銃を持たなくても安全に生活できる国って世界にそんなに多くはありません。日本は本当に幸せな国ですね。
(参考)http://www.rt.com/news/girl-power-cadet-school/
http://www.thefirearmblog.com/blog/2014/05/01/russian-students-field-
strip-ak/
こういうの見るとさすがロシアだと思う。しかも女の子まで!武器産業が盛んだから自国の商品を理解するって意味でも学生時代から教えてるのかな?
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馬鹿馬鹿しい
自衛隊でもAK分解やるんじゃなかった?一部だけかな?
戦わないのが最善
>>1
おそロシアだからな。日本人の考え方や思想なんて通用せんよ。
ずっと平和が続くと信じられていた欧州や極東だってどうなるか解らんのに無駄な事だと即断するのは・・・
作業工程が少ないから単純にスピードを競うだけならもう少し無駄を省けそうに見える。
無知だからよくわからないけど、パーツがぐにゃぐにゃに曲がってるのは仕様なのかな?