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低燃費で地球にやさしい自動車への需要は高まり続けている。そんな車を作り出す上で、優れたタイヤは欠かせない。
タイヤは材料のゴムが地面で起こる摩擦(転がり抵抗)を生かして発進、曲がる、停止などの基本動作をする。
この転がり抵抗が低いとよく転がるタイヤとなり、同じ燃料でも走る距離を伸ばすことができ、試用する燃料(ガソリン)を減らすことができ、ガソリンの燃焼で発生する二酸化炭素の量を減らすことができる。
ただし、転がり抵抗が低いとタイヤは止まりにくくなる。雨でスリップしまくるのを避け安全性を高めるためには、ぬれた路面でしっかりと止まる機能(ウェットグリップ性能)を確保する必要がある。
よく転がるがよく止まるという2つの矛盾する性能を両立させることが大きな課題になっていた。
この課題を解決しようと生まれたのがミシュランのエコタイヤ(低燃費タイヤ)である。
その後、ミシュランの発想を基礎にして、国産メーカーは新たな技術を採用し、業界が定めた分類で低燃性と安全性が一定以上のレベルを満たすタイヤを開発し続けている。
日産の電気自動車「リーフ」にも装着されているブリジストンのECOPIA、国内メーカーとしてはいち早くエコに注目して開発を続けてきたヨコハマタイヤのBluEarthのアメリカでのレビューを見てみよう。
まずは、ブリジストンのEcopia EP422。EP422はタイヤサイズの異なる日本、欧米ではEP150と呼ばれているシリーズだ。
トヨタのプリウスPHVとピクシス スペース、日産のリーフ、セレナ、ノート、ダイハツのミライース/タント/ムーヴ、スズキのワゴンRスティングレー、三菱ミラージュの漂着タイヤである。
tirebuyerに書かれたレビュー評価では、5点中4.5点を獲得している。高く評価し、何の問題もないとしているユーザーが4点をつけることもあるので、4点以上は高評価とみなしてよい。
項目別では、ドライグリップ性能(晴天時の路面でしっかり止まる機能)、ウェットグリップ性能がともに4.5点、雪面でのグリップ性能が5点、耐ハイドロプレーニング性能(水がたまった路面を走行中にタイヤと路面の間に水が入り込み、車のハンドルやブレーキがきかなくなる現象を回避する性能)が4.5点、ステアリング(ハンドル)の性能が4.5点、騒音レベル4.5点、乗り心地が4.5点の評価である。
以下のレビューアーは全員、車を通勤に使用している。
どのタイヤもドライかウェットの通常路面ではよい性能を発揮しても、雪の場合は、ゴムが路面にあわないとあうかどうかが問題なのだろう。
車を走らせている時は話をすることもできなかった。ハンドリングもすばらしい。絶対にもう一度買うつもりだ!
新しいタイヤは静かで雨が降っても晴天でもグリップ力がある。この性能が続くことを祈る。
おそらく天候のせいで改善されたことがわからないのだろう。雪が降っていても乗り心地とハンドリングは良好。再購入するつもりでいる。
ヨコハマBluEarh AE01のレビューを見てみよう。ヨコハマは、誰もが見つめる美しい「青い地球」をイメージした「ブルーアース」という言葉を新しいコンセプトとして世界展開を行っている。BluEarh AE01は美しい地球を守るためにさらに普及をはかっている低燃費タイヤの第一弾である。
ドライグリップ性能が83点、ウェットグリップ性能が81点、乗り心地が86点、再購入したいが83点の評価である。
ウェットグリップはとても良いが、ドライグリップは急ブレーキをかけるとやや安定性にかけるとはいえ大丈夫だ。
素晴らしいタイヤをほぼ予算通りに手に入れることができた。以前使っていたタイヤに比べると、とても乗り心地がよい。86点。
トーヨーのTEO Plusは2006年発売のやや古いタイヤだが、Product Reviewでは、71人のレビューのうち、最高レベルの評価をしたレビューアーが47人、良いとしたのが15人で平均4.5を獲得している。
2014年と2013年のレビューを挙げてみる。
いつもトーヨータイヤはリーズナブルな価格で点はいるよいタイヤだと思ってきた。Teoはグリップ力があり、快適だ。使えるのはとてもうれしい。5点の評価。
だから騒音が少ないものをさがしていたら、このタイヤを勧めるレビューを見つけた。評判通りでとてもうれしい。
滑らかな路面では前のタイヤもよかったのだが、荒れた路面では劇的に騒音が減った。
アクセル、コーナーリング、ブレーキの反応を晴天と雨天で試してみた。予想以上にすばらしかった。豪雨の中でも、晴天時と同じように運転できる。
レビューにあがっているタイヤは最新製品というわけではない。開発は続いており、各メーカーはさらに優れたエコタイヤを生み出している。
今後も日本製エコタイヤに対する高評価は続くだろう。
(参考)http://www.productreview.com.au/p/toyo-teo-plus.html
http://www.tirebuyer.com/tires/bridgestone/ecopia-ep422/p/style/44360
http://www.tyrereviews.co.uk/Tyre/Yokohama/BluEarth-AE01.htm
http://www.clg-sv.com/tire11.htm#up2
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%82%E3
%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3
http://www.clg-sv.com/tire11.htm
http://autoc-one.jp/word/761324/
日本の車産業は世界でもトップクラスで、タイヤも、特にエコに関しては世界一の技術があると思う。