日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
「もし男に生まれていたら」「もし女に生まれていたら」なんていう何気ない会話を友人同士ですることがあるかと思いますが、大抵の場合「今の自分でよかった」という結論に至ります。
でも、もしその性別に生まれたことによって一生涯苦しむことになったら、あなたはどう反応するでしょうか。私たち日本人からすると想像がつかないかもしれませんが、実は「ただ女性に生まれたから」という理由で様々な差別に苦しむことになる国があるのです。
その一つがサウジアラビアです。みなさんご存知のように、サウジアラビアの宗教はイスラム教で、コーランは彼らの聖典となっています。その中にこんなフレーズがあります。
家庭内ではひたすら女性は男性に従順に、もし女性の中に男性より上にでる傾向があるなら、身体的に叩いたり殴ったりして諭すことも許されています。
この聖典に書かれていることに基づいて、イスラム界では原則として女性は親族以外の男性に触れられてはならないとなっています。しかしこれによって女性の福祉に害が及ぶようになっているのです。
例えば、医療界では男性医師が女性患者を診ることが制限されます。それもそのはず、治療や診察の一環として身体に触れることは必要なわけで、それができないとなれば適切な診断や処方はできません。
問診のみで薬を処方して終わりなどの低レベルな医療になるわけで、症状の重い患者には不十分だったり外国に医療難民として行かなければいけなかったりという厳しい現状にさらされています。
女性患者は女性医師が診ればいいのにと私たちは簡単に考えますが、このひどい差別の社会では女性は最低限の教育すらも満足に受けられないため、女性が医師になれる確率はゼロに等しいといえます。
このような理由から、女性であるがゆえに医療が受けられないという現状が見られるのです。
医療界にかかわらず、日常生活の様々な場面でもし女性が親族以外の男性と一緒にいるところが見られると、淫行として女性側が訴えられることになります。
つまりサウジアラビアの女性はあたかも怯えながらひっそりと生きているのです。2015年には歴史上初めて女性が選挙に参加できるようになるようで、徐々に女性に様々な権利が認められるようになってきてはいますが、女性に対する根本的な見方が変化するには時間がかかりそうです。
このような女性に対する差別を世界はどう見ているのでしょう。
予想通り世界中からこの女性差別に関して批判の声が上がっています。それもそのはず、人権以上に女性の命に関わるこの問題は、早急に解決される必要がありそうです。
このような事例を見てみると、男性女性に関わりなく安心して医療や教育を受けれる環境が整っている日本に生まれたことは、当たり前ではないといえます。
(参考)http://www.teinteresa.es/mundo/mujer-mundo-peligro-vida
イスラム界の聖典に書かれているらしいが、海外のコメントにもあるように、その聖典は誰がアラーからもらったものなのか聞きたい。
宗教のせいで手術も受けられないなんて、いい加減目を覚ましてほしい。
私の知り合いのサウジアラビア人女性は医師で、子供を育てながらまだ病院で働いていますよ。他の知り合い女性も専門学校で勉強したし。ただ、だだっ広い国なので地方(田舎)によってはイスラム以前の風習が優先されて、女子を学校にほとんど行かせない、夫から大事に扱われないということはあるでしょうね。
記事の中にあるような、「叩いたり殴ったりして」も許されるというのは間違いです。
このような記事を鵜呑みにしないほうがいいですよ。
書かれていることが間違えばかりで、笑ってしまいました。
医療現場では宗教的制約は例外的に扱われますから、書かれているようなことは全くありません。サウジアラビア人の医者はたくさんいます。。職場には沢山の女性医師もおりますし、かなり上の立場の方もいらっしゃいます。どなたがこのような記事を書かれたのかは不明ですが、このような記事を鵜呑みにするのは間違っています。
今、こちらは革命的な日々を迎えています。これから大きく成長していく国です。