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日本は食料自給率の低い国ですが、日本が誇るバイオテクノロジーとロボットの技術を融合させたスマート農業の開発と発展が急速に進んでいます。注目される野菜工場は、世界の食料供給の流れを大きく変えるかも知れませんよ。
株式会社スプレッド(京都)は工場産レタスで日本一のシェアを誇ります。この会社の亀岡工場では日量2万株のレタスを関東・関西の2000店舗を中心に販売しています。
さらに、2017年に生産開始予定の新工場を計画しています。生産が日量3万株の新工場の敷地は4800㎡もあり、研究開発費を含む20億円が投資されるそうです。
この野菜工場では普通の太陽光と畑で作る露地栽培とは違い、工場の室内で人工灯を使って栽培されています。栄養などは普通の野菜と全然変わりません。
照明や空調を使うので電気代などがかかりますが、徹底したロボットを使った自動化で、人件費は半分しかかからないそうです。また消費電力の少ないLEDライトを使うことで、省エネも目指しています。
同じLEDでも色などで最適な光の周波数が違うとのこと。室内では栽培に最適な光量や二酸化炭素、肥料なども徹底的に管理しています。原則として病気や害虫が発生しないので、カラダにやさしい安全な野菜が作れるのです。
野菜工場に最も注目している業界は外食産業です。野菜はとてもデリケートなので、天候や栽培方法、収穫時期などで収穫量や味、形状が大きく変わってきてしまうのです。同じレタスでも巻きが強く、固くなる場合もあります。
野菜を店舗で大量に消費する外食産業は、各野菜の形状や原価、色、味、栽培管理などを細かく基準を設定しています。
店のスタッフはこの規格化された野菜を、厳格なマニュアルに従って調理をしています。これは全国統一したメニューを同じ調理法と価格で作るための絶対条件なのです。
工場野菜のメリットとして、虫や泥などの異物混入の可能性が低さ、少ない調理ロス、徹底して農薬管理、安定供給などが挙げられます。
レタス以外の野菜も工場で作られています。特に、トマトやベビーリーフなどの付加価値の高い野菜は優先的に作られています。
日本のスマート農業(野菜工場)の技術は海外でも注目を浴びています。人海戦術的な農業から、ロボットが管理する農業への変化に対する関心は高いようです。
前途有望のように見える野菜工場ですが、中には採算が合わずに撤退する会社もあります。原則として害虫や病気のない施設ですが、一度工場内に広まると、野菜が全滅する場合もあるのです。
また現状では野菜工場の野菜は一般の野菜と比べて割高です。露地栽培の野菜が供給過多になり、市場価格が暴落すると、野菜工場の野菜が売れなくなることもあります。更なる栽培技術の確立と、安定した供給先を確保することが大切なのです。
いずれにしても、日本がこの分野で世界のトップランナーであることは間違いありません。耕作地が狭く、台風などの天災が多い日本では、大規模農業は難しいと言われてきました。
そして日本は海外から食品の輸入に大きく依存しています。日本企業の野菜工場が成功すれば、日本や世界の食料供給に大きな貢献ができるかも知れませんね。将来、宇宙で生活する時代にもこの日本の技術は活かされることでしょう。
(参考)http://www.fastcoexist.com/3050750/this-robot-run-indoor-farm-
can-grow-10-million-heads-of-lettuce-a-year
http://www.dailymail.co.uk/home/index.html
環境を破壊せずに大規模農業がスタートできるので、この技術はとても素晴らしものだと思う。宇宙ステーションでの自給自足の生活も現実味がおびてきた。
日本の場合農家の高齢化が進んで後を継ぐ人間も減ってるから影響は少ない?
天候に左右されずに野菜が作れるし、砂漠や宇宙でも作れるから必要な技術ではある
この野菜工場どんどん潰れてるんだよね。
洗わなくていいから好きなんだけど、やや高めなんだよね。
自給率あげられるし、外国にも売れる!?
価格暴落でも外国に売ればどうなのかしら。
この技術と生産形態によって、農業による水資源の枯渇と汚染が減ることに期待する。
✡世界的には人口の増加は、止まらない。。一方先進国では、単純労働力を必要としている、自国の若者の学識が上がるが、単純労働力が不足⇒①ヨーロッパ諸国は一定数の難民、移民を受け入れ。②日本は、ブラジル国籍の日系3世を中心に、ベトナム、フィリピン等々から、技能実習生や語学留学生等で補うが、高ハードル。《失業は即不法滞在扱い=問題は国内法の整備不備》🌸室内工場生産には、メリット、デメリットの両目の潜在的要素有り、時代の流れは。。。