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日本を代表するゲームクリエイター、鈴木裕。彼はテレビゲームの熱心なファンからは神のように尊敬されている存在です。15年以上前の傑作ゲーム「シェンムー」には世界中から続編を熱望されています。
1958年生まれの鈴木は大学で当時は珍しかった三次元コンピューターグラフィックス(3DCG)の研究を行い、ゲームメーカーのセガに入社します。
早くから才能を発揮し、入社2年目の1984年には初のデレクター作品の「チャンピオンボクシング」をリリース。 3DCGを追求しながら次々にヒット作を生み出します。
1990年代になると「バーチャレーシング」や「F355チャレンジ」、「バーチャファイター」等のリアルなゲームを他社に先駆けて発表し、特に「バーチャファイター」シリーズは社会現象化したと言っていいでしょう。
彼の開発したゲームは一般家庭だけでなく、アーケード・ゲーム(ゲームセンター向け)でも革新的な発展を続けていきます。
初の体感ゲーム「バイクオン」も鈴木の作品。これは実際のオートバイレース、GP500(ロードレース世界選手権500ccクラス)をモチーフにしたゲームです。
更にフェラーリ社から正式ライセンスを受けたカーレース「F355チャレンジ」が大ブレイク。当時はまだ貴重だった大型モニターを3つ使い、クラッチや6速シフトが付いている本格的なマシーンだったのです。
1999年、彼の名声を世界中に轟かせた超大作「シェンムー」がリリース。総制作費はなんと70億円とも言われています。各国の賞を受賞するなど、世界中で絶賛されます。
2003年にはゲーム業界で最も権威のあるAcademy of Interactive Arts & Sciencesの殿堂入りしています。これはスーパーマリオの宮本茂、ファイナルファンタジーの坂口博信に続く日本人として3人目です。
あの映画監督のスティーブン・スピルバーグが鈴木にサインを求めたというから凄いですね。この作品がその後のゲームに与えた影響は計り知れません。なお、2001年には制作費20億円をかけて「シェンムー2」がリリースされました。
鈴木の創りだすリアルなゲームは自身の体験が基になっています。例えば「F355チャレンジ」のF355(フェラーリのスポーツカー)は鈴木の愛車。また、格闘技ゲームの開発のため、中国の少林寺などで実際の武闘家の動きを学んでいます。
プロのレーサーや格闘家達が舌を巻くほどディテールへのこだわりよう。彼の追求したリアル感はゲーム業界のレベルを飛躍的に高め、近年では実際のパイロット訓練(シミュレーター)などにも応用されています。
鈴木裕と「シェンムー」を紹介する動画には多くのコメントが寄せられています。
セガが「シェンムー3」を開発できなかった理由は「シェンムー2」の不振にあると言われています。ただその原因は、セガのハードウェア(マシーン)からの撤退がアナウンスされた後でのリリースだったためです。
セガはハードウェアで任天堂(Wii)やソニー(PlayStation)、マイクロソフト(Xbox)に敗れ、資金的にも苦しくなっていたのです。
長年勤めたセガから独立した鈴木は2015年、クラウドファンディングのキックスターターで「シェンムー3」の開発資金を世界中から募ります。
応募開始から僅か1時間44分で100万ドル、8時間半で目標額の200万ドルが集まるという驚異的な記録を達成したのです。最終的には7万人近くの人々から630万ドル(約8億円)以上の資金が集まりました。
これはキックスターター史上歴代6位の出資金額。資金を得て、2017年末頃の完成目標で開発が続いています。「シェンムー2」のリリースから15年ほど経っていますが、今なお世界中で鈴木の最新作を待ち望んでいるのです。
(参考)https://en.wikipedia.org/wiki/Yu_Suzuki
https://www.kickstarter.com/projects/ysnet/shenmue-3/description
シェンムーは初めて聞いたけど、嫁を売り飛ばしても欲しいぐらい魅力あるゲームなんだぁ。それは面白いに違いない!
livearcadeで1と2出してくれないかな
3も出たら買うんだが
シェンムーはオープンワールドが持つ可能性を知らしめた作品だから後世に語り継がれるだろうね
シェンムーやったなあ
2のミニゲームが好きでそればっかやってたきがする
どうでもいいけど任天堂(Wii)は時代が合ってないwwマイクロソフト(Xbox)は時代的にはギリOKだけど直接的な影響じゃない
「街を歩いた時、何回壁に当ったかを裏でカウントしてる」と何かで読んだ記憶がある
凡人では作り出せなかったゲームだと思う
ずっとタバコ屋でガチャガチャ
朝から晩までゲーセン
バイト先のフォークリフトレース
たしかこんなゲーム
×「バイクオン」
○「ハングオン」
ハングオンもバイク用語としては間違ってるけどね。