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味も見た目も素晴らしい料理を作るもっとも重要な道具は包丁です。日本では優れた刃物作りの技が継承されており、切れ味が素晴らしく使いやすい日本の包丁は世界中で人気です。
西洋料理や中華料理の世界でも日本製の包丁を愛用するシェフが多いんですよ。
日本の和包丁は鍛冶職人たちによって継承されてきました。江戸時代に確立された和包丁の種類は何と50~200種類ほどあるそうです。ここまで種類が増えたわけは、日本の料理人が素材や料理によって包丁を使い分けるからなんです。
伝統的な和包丁は付き鋼と軟鉄の2つの金属から出来ていて、鍛冶職人たちによって鍛造や焼入れなどが行われています。西洋の牛刀と違い、片刃の和包丁は素材をより綺麗に切ることができるんです。
和包丁の三大産地として大阪府堺市と岐阜県関市、新潟県三条市が知られています。それ以外にも日本各地で伝統の技が伝承されています。
明治の廃刀令以前は日本刀を作っていた工房も多く、その技術レベルは非常に高いんです。世界的に見ても、日本ほど伝統の技をしっかり継承している地域はないのです。
堺市や関市などの大きな産地には昔ながらの鍛冶屋が立ち並び、鍛冶、研ぎ、柄付けなど分業して包丁を仕上げるシステムもあるんです。地域として包丁作りの技術が継承されているんです。
このため、280年以上の歴史を持つドイツの包丁メーカー、ツヴィリングJ.A.ヘンケルス社や国内トップメーカーの貝印も岐阜県関市を拠点としています。これらの産地は世界の包丁生産の拠点とも言えます。
和包丁は外国人観光客にお土産としても人気なんですが、日本国内でじっくり和包丁を探す時間はありません。実はそんな忙しい外国人にもおすすめの場所があります。
東京下町のかっぱ橋は日本一の厨房器具街として知られ、170店舗以上の専門店が揃っています。
このスポットは外国人向けのガイドブックにも載るほどの人気の場所で、日本の料理人に混ざり、たくさんの外国人シェフもショッピングを楽しんでいるんですよ。
日本の伝統的な和包丁作りの動画を観た海外の人々は賞嘆のコメントを多く寄せています。いくつか紹介して行きましょう。
昭和時代になると一般家庭に洋食が広がってきます。この頃の台所には洋食用の牛刀と野菜用の菜っ葉包丁の2本があり、お母さん達は使い分けが結構大変だったんです。この悩みを解決したのが和洋の特徴を併せ持つ三徳包丁なんです。
この三徳包丁は日本だけでなく、世界中で大人気になっています。日本オリジナルの包丁なので「SANTOKU]がそのまま英語になっています。特に柄と包丁が一体化した三徳包丁は衛生的で、耐久性が高く、海外の一流シェフにも愛用されているんです。
日本の包丁メーカーは韓国や台湾、中国を中心に製造プラント輸出や合弁会社を通じて積極的に技術移転を行っています。高級品は国内で、廉価品は海外で生産されることが多いようです。
ほとんどの包丁の素材は刃物鋼(ステンレスや炭素鋼など)が使われていますが、その原料の多くは日本メーカーが作っているんですよ。だから、外国製の包丁でも素材は日本製ってこともあるんです。
みなさんは日本の包丁に慣れているので、これが当たり前と思うかも知れません。けれど、海外で購入した洋包丁を使うと、その切れ味や使いに難さにイライラする人が多いんです。伝統の技を活かした日本の包丁は世界最高の品質なのです。
(参考)http://www.expo2015.jp/en/foodculture/b_block/12/03/
http://www.japantoday.com/category/arts-culture/view/japanese-kitchen-
knives
日本の包丁が200種類もあるなんて、そんなにあったかな。包丁は料理する人なら毎日使うし、いくら高くても欲しいものだと思う。だけど、日本のものってどんなにいいものでも海外のものより安いってイメージがあるから買いやすいのでは。
海外にもいい包丁はあるけど高い
日本では安い。
ただ両刃じゃないと慣れが必要だしメンテ考えると家庭ではステンレスでok
馬車馬は凄いネーミングだな
技術移転してるんだ…