日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
今や世界に知れ渡り、その愛読者を増やし続けている日本の漫画。
最近では「ワンピース」や「進撃の巨人」など、登場するキャラクターごとに愛着のあるファンが、インターネットの掲示板などで次の展開を予想し合うなど、楽しみ方の幅を広げています。
さて、ワンピースの作者が「七人の侍」に影響を受けていたように、何事にもその始まりとなり、インスピレーションとなる先人たちがいるものです。
「トキワ荘」模型
皆さんは、「トキワ荘」という言葉を聞いたことがありますか。東京の豊島区にあった、一見何の変哲もないアパート。1950年台から80年台初頭まで存在していたこのアパートの何がいったい特別なのか…。
ここはのちに一世を風靡する作品を生み出す、多くの才能ある漫画家たちが共同で暮らす集合住宅だったのです。手塚治虫、赤塚不二夫や石ノ森章太郎など、続々とヒットを飛ばす才能がなぜこの場所に集まったのでしょう。
その始まりには、ある出版社が関わっています。「学童社」の加藤謙一の次男・宏泰が、当時自分が住んでいた新築アパートの「トキワ荘」に手塚治虫を招き入れたのがきっかけで、続々と後進の漫画家たちが入居。
いっときは「マンガ荘」と言われるほど多くの漫画家が出入りしていました。残念ながらこの「学童社」は昭和に倒産してしまいましたが・・・。
漫画家側と編集者側の思いが一致したこの場所は、新人漫画家同士で切磋琢磨しあっていい作品を作って欲しいという当初の憶測を超えて、漫画ブームが生まれていく伝説の地になっていったのです。
彼ら個々の作品はもちろんのこと、「トキワ荘」自体をモデルにした漫画や映画が作られ、解体後も観光客が訪れるほどの人気ぶり。
そんな彼らの中でも、藤子・F・不二雄の「ドラえもん」は本当に幅広い世代に愛される漫画の代表ではないでしょうか。誰しも一度はこんなロボットが欲しい…そう思ったに違いないキャラクター。
そんなドラえもんも展示されている藤子・F・不二雄ミュージアムに訪れた海外のひとたちの意見を聞いてみましょう。
展示物には詳しい説明書きがあったし、ビデオ上映の部屋、閲覧部屋、子どもの遊び場、お土産屋さんや小さな屋上公園などなど…どこでも楽しめる素晴らしい場所ね。カフェで出された食事も可愛くて写真撮っちゃった。
子どもに限らずたくさんの大人たちが訪れるということは、きっとドラえもんは世代も文化の違いも超えてひとびとのハートを刺激するからだろうね。マンガは言葉が分からなくても僕らを笑わせたり、泣きたい気持ちにさせたりする。
その作者自身の人生を知ることができたことも刺激的だったね。他のどのミュージアムと同じように、ここにもおみやげ屋さんがあったけど、何時間でもいられるほど楽しいグッズで溢れていたよ。
藤子先生の仕事部屋を再現したスペースは素晴らしかったなあ。机と椅子だけ、後は背の高い本棚に囲まれていて。とにもかくにも、ここに訪れることができたことは、僕にとってとてもエモーショナルな経験だったよ。
ミュージアムの規模は小さめだけれど、小さい子ども達が嬉々として展示に見入っているのを見たことは、なんとも言えない温かい気持ちにさせてくれた。きっとここに訪れたひとすべてが、ドラえもんを通して、日本をより愛するようになると思うわ。
世界中から訪れるファンたちの熱い想いがひしひしと伝わってきますね。ドラえもんのように、まるで親友のように小さい頃から一緒だったという愛着を持って、何年も何十年も生き続けるマンガというのは、なかなかないのではないでしょうか。
きっとそれは、ドラえもんののび太君に対する無償の愛と、願いを何でも叶えてくれるという不思議なポケットの存在という夢のような設定のおかげかもしれません。
キャラクターと一緒に成長するという感覚は、マンガならではの魅力でしょう。世界中のひとびととこの感覚を分かち合えるのはとても素敵なことですね。これからも、どんな面白いマンガが生まれてくるのか、楽しみですね!
(参考)http://blog.goo.ne.jp/tokiwasou-street/e/ab3ca2d205998dc82
fc19d841e39ef87
http://dng65.com/blog-entry-1572.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/トキワ荘
http://ja.wikipedia.org/wiki/藤子不二雄
http://www.tripadvisor.com/Attraction_Review-g298172-d2411396-
Reviews-or80-Fujiko_F_Fujio_Museum-Kawasaki_Kanagawa_Prefecture_
Kanto.html#REVIEWS
http://www.jiji.com/jc/d4?p=fjk007&d=d4_museum
http://blog.goo.ne.jp/nikotama-life/e/7ed676c82f7caeff0e14d15ff885c530
トキワ荘が解体されるとき、多くのファンが現地を訪れたというニュースが流れていたのを思い出す。海外にもこんなに多くのファンがいたなんて!なんか感想を読んでいると楽しそうなので、藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってみたくなった。
ボクはここにいる 君のポケットに
君といっしょに 旅するために
まっていたんだよ 気づいてくれるまで〜♪
トキワ荘に対する反応では無いのね
もういい歳だけどドラえもん大好きな台湾人がいたの思い出した。
マックのハッピーセットでドラえもんのグッズが出るとよく買ってたw
こういう所を意地でも取り壊すのが日本
欧米で似たようなストーリーのある建物だったら保存確定なのにね
帝国ホテルも大統領に言われなきゃぶっ壊してたし、オークラも改装と言う名の破壊決定。
日本人は保存活動にアレルギーでもあるのか?
今日もT.Pぼんを読み返した。名作だ。ドラえもんも良いがまだまだ良い作品がたくさんある。
もっともっと描いて欲しかった。
手塚治虫とか、他所の国ではどうでもいい存在なんだね。まあ仕方無いけど。