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恋する気持ちは、日本人でもインド人でも、昔の人でも現代っ子でも、みんな同じ。
あるインド老人の、亡くなった妻に対する愛情が深すぎる!と世界中で話題になっています。
インドの老人、ファイズル・ハサン・カドリさんが、亡くなった妻のためにタージマハルを真似た墓を建てています。個人の手作業ではありますが、感性に従って建設を続け、いまやオリジナルそっくり!と話題になっています。
タージマハルとは、1631年、インドのムガル帝国、皇帝シャー・ジャハーンが、愛する王妃ムムターズ・マハルの死を悼み、建てた墓廟です。当時の最高の技術や素材を使って建てられており、その美しさだけではなく、愛の物語も語り継がれています。
老人が18歳のとき、当時15歳の妻と結婚しました。67年の結婚生活は、妻の死によって終わります。
子供のできなかった夫婦。生前、妻は「私たちの死後、誰かが私たちのことを思い出してくれるのかしら」と語りました。その言葉が忘れられず、老人は妻に、「誰もが2人のことを思い出すように、立派な墓を建てる」と約束しました。
老人は現役時代、郵便局の局員で、現在は年金暮らし。これまでに貯めた貯金すべてをつぎ込んで、80歳のときに墓の建設を始めました。
建設当初は、墓の建設に全てを注ぎ込む老人のことを、友人や知人は笑いものにしたり、無駄だ、とバカにしていました。でも最近では、皆が進捗状況を楽しみにしていて、結婚式など特別な集まりの場に使わせてくれるよう、頼まれたりもします。
設計士とも話し合い、様々なデザインの墓の建設が検討されました。どれもしっくりいかず、結局、タージマハルに似たデザインの建設に決定しました。
老人は、設計士でも大工でもない、素人。建設費もほとんどないようなもので、タージマハルに似せた建造物の建設、という大プロジェクトが始まりました。
老人が手伝いの若者の助けを借りながら、少しずつ進められています。素人の老人の手作業、ということを考えるとその出来に本当に驚かされます。
現在、日本円に換算して200万円ほどの貯金を使い果たし、写真の状況でストップしています。
老人の活動は近隣住民や市長の興味も引いています。建設費がなくなりストップした、と聞いて、援助や寄付の声もありましたが、老人は「そのお金で、教育を受ける機会の少ない女の子たちのために、中学校を建設してください」と断っているそうです。
「年金で毎月2万円弱を受け取れますから、まだまだ貯金して建設を続けていきますよ」と、老人の意気込みは衰えていません。老人の計算では、不足分は日本円で10万円ほど、残り5年ほどで建設が完了する見込みだそうです。
もし建設完了前に死ぬことがあっても、怖くないと言います。ここまで達成したことに満足感、達成感も感じているからです。
いつも妻の姿を目に浮かべながら、建設作業を続けているそうです。
素直に老人のロマンチックな行動に胸を打たれた世界中のコメントから、今の時代でも、実はみんな、真の愛を探しているんだ、と感じました。
老人の行動をただのラブストーリーだと片付ける人もいれば、そこから教訓を学ぶ人もいます。老人の建築が完成することを願うとともに、この愛情にあふれる夫婦のことを、忘れないで欲しいです。
(参考)http://www.rpp.com.pe/2015-09-14-musulman-construye-una-
replica-del-taj-mahal-en-honor-a-su-difunta-esposa-noticia_835424.html
http://actualidad.rt.com/sociedad/185780-musulman-construir-replica-taj-
mahal
http://www.latercera.com/noticia/tendencias/2015/09/659-646963-9-
musulman-construye-otro-taj-mahal-en-honor-a-su-fallecida-esposa.shtml
http://tuotrodiario.hola.com/noticia/20150912206605/faizul-le-ha-construido-
a-su-esposa-un-pequeno-taj-mahal-con-menos-lujos-pero-el-mismo-amor/
写真見たけど結構しっかりした出来でびっくりした。奥さんはとても愛されていたのがわかる。最後まで完成できることを願ってます。
寄付を断る理由が素晴らしい
ちなみに本家タージマハルもほぼ同じ理由で造られた。
このおじいちゃんとシャー・ジャハーンの違いは皇帝かどうかぐらいだよ
立場が逆だったかもしれないと思うと感慨深いね
見習いたい
が、相手が居ない….