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北欧の奇麗な景色で有名なデンマーク。意外や意外、自動車の飲酒運転が厳しい国でもあるのだ。その実態とは!?
デンマークと聞くと、住みやすい国と連想する人も多いと思う。北欧に位置する国だし、海に囲まれていて奇麗。そういえば童話作家アンデルセンの母国としても有名で、童話の舞台になった奇麗な町並みだってある。
あと福祉国家としても名が知られていて、医療制度がすごく進んでいるって話も聞いた事がある。税金は高いけど、その充実した福祉政策で、世界幸福ランキングで1位に選ばれる等、名実共に住みやすい国であるデンマーク。
そんな住みやすい国デンマークでも、日本人から見て本当!?って思ってしまうような厳しいルールも当然存在する。それが自動車の飲酒運転の罰金である。
参考までに、日本で飲酒運転した際の罰だが、酒酔い運転で5年以下の懲役もしくは罰金100万円、酒気帯び運転で3年以下の懲役または50万円以下の罰金が取られる。
酒酔い運転で違反するとさらに、免許の取り消しが発生し、飲酒者の車に同乗または運送を要求した者も個別に処分を受ける事になっている。
特に日本の飲酒運転の規則で一番厳しいとされている事は、血中アルコール度数の基準値(0.3mg/ml以上)であり、世界で三番目に厳しい数値になっている。ちなみにこの数値、ほとんどの国が0.5mg/ml以上から酒気帯び運転とされる(デンマークもそうです)。
と数字で説明されてもちょっと分かりづらいが、簡単に言うと日本の飲酒運転の罰則は世界の中でもかなり厳しいのが見て取れる。
日本の罰則はきちっと定められている厳格な内容だが、デンマークの厳しさはなんというか・・・ダイナミック(笑)。私が読んだドイツのニュース記事によると、
デンマークでは今年の6月から改革的な交通制度の改正が行われ、警察に飲酒運転が見つかると、運転免許の取り上げのみならず、その車も没収される事になった。
没収された車は、オークションにて競売にかけられ、売り上げは国の財政に当てられるそうだ。さらに違反者の罰金もあり、最低でも一ヶ月分の月給は没収されるそうだ。
デンマークの司法大臣は次のような声明を発表した。
それ故、私たちはどのような法をこの問題に当てはめるか、全員でこの事について労力を注いだ」
ほかにもドラックを服用している運転者には永続的に車を没収することにし、観光にきた外国人にもこの法は及ぶそう。
特にデンマークでは事故原因の25%が、飲酒運転やドラック服用、医療薬の副作用によるもので占められており、デンマーク政府はこの政策を持って、改革的に交通事故件数を減らしていく予定だそうだ。
飲酒運転が見つかると愛車が没収!?そしてオークションで競売にかけられる!?
なんとも信じがたい重い規則。そもそもお酒飲んだら乗らなければいい話だけれども、たまに耳にする話で、お酒を飲んでから運転するまでの間、きちんと時間を設けたのにも関わらず、体からアルコールが抜けきれてなくて検問で捕まってしまったというエピソードもある。
そんな事もあるから、デンマークでは一度アルコールを口にしたら車に乗るのに不安がよぎりそうだ。
読んだニュース記事がドイツの新聞サイトだったので、ドイツ人の反応を一部紹介したいと思う。
とドイツでは好意的な反応が集まっていました。とくにドイツだと罰金500ユーロ(約6万円)が取られるだけなので、この政策が効果的に見えたのだろう。
日本でもここ数年、飲酒運転防止への取り組みが盛んになってきて、問題意識が高まっている様に思える。
たしかに日本の飲酒運転の規則は厳しいと思うけれども、せっかく働いて愛着がある車が没収され、知らない人のもとへ知らないうちに売りに出されちゃうよりかはまだ優しいなと思った。思い出はお金では変えられないしね!
(参考)http://www.spiegel.de/auto/aktuell/daenemark-staat-
nimmt-fahrern-ab-zwei-promille-das-auto-weg-a-971118.html
ドイツの違反金が約6万円ってのは安すぎる!それだけ飲酒による事故は問題にならないのだろうか?国民のモラルと大きな関係があると思うが、それだけデンマークの人々はモラルに厳しい人が多いのかな?
車没収って、良いと思うけどコストがかかりそうだなあ。
とりあえず、記事を書くなら掲載日時を必ず入れて欲しい。
基本的人権の財産権の侵害だな
それを政府ぐるみでやってるあたり終わってる
他にも飲酒運転見つけ次第銃殺していい国とかある飲酒運転したら人権剥奪は当たり前なのか