「ガイジン」「外国人」「異人さん」さらには「メリケン」「異邦人」「異国人」…などなど、他国の人をさす場合に使われる言葉はいろいろありますが、「ガイジン」という言い方は差別用語になると注意される言葉です。
では、「ガイジン」と言われた外国人はどう感じるのでしょうか。日本に住んで数年になるある外国人の意見をご紹介します。
「外国人?」「ガイジン?」
「ガイジン」という言葉は、日本人が日本にいる外国人のことを言う時に使います。これは、どの人種や国の人にも関係なく、全ての外国人に向けて使われる言葉で、「外国人」という言葉の短縮語です。
それで、「外国人」という呼び方のほうがより正確、より丁寧です。
日本にいると、「ガイジン」「外国人」と呼ばれることは日常的にあることですが、「ガイジン」という言葉は、ときに差別的な意味を含んでいる、ということは覚悟していなければいけません。
日本で外国語教師をしている筆者の感覚によると、差別的な意味合いを含むかどうかは、文脈や話し方にもよります。
例えば小、中学校を訪れると、子供たちの集団から「ガイジン!」と呼ばれるでしょうが、これには特に差別的な意味は無い場合が多いです。それでも子供たちは先生から、「ガイジン」ではなく「外国人」と言いなさい」と注意されていました。
- メキシコでも同じようなことがあるかな。メキシコをはじめとする中米では、アメリカ人のことを「グリンゴ」と呼びます。
これは昔、メキシコとアメリカの仲が悪く、今にも戦争になりそうだ、という時代、「緑色の迷彩服を着たアメリカ人、去れ」という意味で「Green、Go」と言っていたのがなまって「グリンゴ」ってなったということ。
だけど、現代では単に「アメリカ人」を指す言葉になっていて、特に差別的な意味はなくなっているよ。それでも腹を立てるアメリカ人もいれば、気にしないアメリカ人もいるだろうし。問題はどういう言い方をするか、だよね。
- 「ガイジン」という言葉を聞いたことはあったけれど、いちいち目くじらを立てて怒る必要はないと思う。例えばベネズエラでは、半ズボンを履いて大きな荷物を抱える金髪のバックパッカーのことを「グリンゴ」と呼ぶけど、特に差別的な意味を込めているわけでも何でもないよ。
- ↑アルゼンチンとウルグアイでは、「グリンゴ」という言葉を、ヨーロッパからの移民、つまり「イタリア人」という意味で使うよ。アメリカ人には「ヤンキー」って言う。
- スペインでも「ギリ」という言葉があるよ。元々はイギリス人を指す言葉だったけど、現代では、差別的な意味で使う人もいるし、単に外国人のことをそう呼ぶこともあるよ。
- よく知らないけれど、「ガイジン」って外国人に向かっていう時は、「よそ者」って差別されている気がする。だから「ガイジンさん」っていう言葉も使うでしょう。
「さん」って尊敬の意味で使うわけだから、差別用語に付けるわけがないでしょう、つまり「ガイジン」って、単なる「外国人」の短縮形で、外国人の事を言っているに過ぎないんじゃない。
- 日本語を読めます。「外国人」という言葉は国の外の人、という意味、「外人」はその短縮形。だから特に差別用語ではないよね。ただ、どういう状況で使うか、っていうことだよね。
- くり返し再放送されている2006年の大人気映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」で、「ガイジン」っていう言葉を学んだよ。映画では侮蔑的なシーンで使われていたから、差別的な言葉なんだろうな、という印象を受けた。
だけど、この記事を読んで、特に差別的な意味ではない言葉だけれど、状況によって受ける側の感じ方が変わる、ということがわかったよ。
- 日本人は我々を見ればすぐに外国人ってわかるのかな?外国人には親切にしてくれるのかな、それとも外国人だということで失礼に扱うの?
- ↑もちろん見た目で外国人っていうことはすぐバレるよ。つまり日本語を話せないって推測してくれるということ。僕が日本に行った時は、誰も僕のことを差別的に扱かったりはしなかったよ。それどころかみんな、本当に親切だった。
- 僕も日本に行ったとき、「ガイジン」って言われても全然嫌な気分はしなかったよ。差別的に扱われることも全然なかった。ただ、電車である女性の隣に座った時、その女性がすぐ席を立って別の席に移ったんだ。その時は少し嫌な気がしたけどね。
- ↑それ、僕も同じ体験をした!思うに、英語で話しかけられたらどうしよう、って思ったんじゃないかな。つまり、気まずさを避けるために席を移ったんじゃないかな。彼らなりの理由があるわけだから、悪く思う必要はないよ。
- ラテンアメリカでは、目の細い人を「チノ(中国人)」肌の色の濃い人を「ネグロ(黒)」と呼ぶけど、特に差別的な意味はないよ。日本でも同じ、日本で生まれ育った人じゃない人のことを「ガイジン」と呼ぶ。
しかも、肌の色、国に関わらず誰でも「ガイジン」。日本人の子供に生まれても、帰国子女のことは「ガイジン」って呼ぶんじゃないの。つまり差別的な意味は特にない。
- 僕は、「ガイジン」って差別的な意味があると思い込んでた。「gay-jin」って書くと思っていたから。つまり、「ゲイ」って意味なのかと思ってたよ。
- 日本のロープウェイに、メキシコ人の4人グループで乗ってたんだ。僕らの他に日本人の女の子が2人いたんだけど、その子達は僕らからできるだけ離れた場所に立ってたんだ。
その時、なんとなく差別されているのかな、と思ってしまった。だけどそれ以外ではどこでも、日本人はみんな親切で、必要な時はいつでも助けてくれたよ。
- 僕は体中にタトゥーを入れているけど、日本で嫌な思いをしたことは全然ないよ。1度だけ、オカマの人に向かって「ガイジン」と言っていた人たちを見たことはあったけど。「メキシコ人です」って言ったら、日本人はみんな親切にしてくれました。
- 日本人は、メキシコで「チノ(中国人)」って呼ばれていること知らないんだろうね。
- タトゥーを入れた男が挑発的に「ガイジン」って言ってきたら、きっと腹が立つだろうな。
「ガイジン」と言われても、「外国人」と言われても、特に差別的な意味は感じない、という意見が多かったですね。
それよりも、外国人が近づいたら無言で席を離れる、遠巻きに見る、といったことを差別的に感じたというコメントがありました。
冷たい言葉をかけなくても、悪気がなくても、相手は差別的に感じることもあるんですね。外国人の本心を聞いて、そういう誤解を生む行動を避けることが、何よりも大切だということがわかりました。
(参考)https://es.wikipedia.org/wiki/Gaijin
ガイジンも外国人も一緒なのに、誰が最初に差別用語だって説明したんだろう。「グリンゴ」っていう言葉も面白い。日本も中国や韓国に対して差別用語があるし、どの国もいろいろあるんだなと思った。
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ニグロもユダも朝鮮も支那人も全て外人だ。日本以外で個別に差別されている諸君。外人のどこが差別だ?
「外人」より「アメリカ人」の方が悪い意味だよって教えてあげたいw
外国人が使うJAPとほぼ同じだよね状況
>「gay-jin」って書くと思っていたから。つまり、「ゲイ」って意味なのかと思ってたよ。
新しいな!
ガイジンという言葉に濁音が多いから差別語扱いされやすい土壌はあったと言えるね
あと電車で離れた所に座るのは単純に怖いからで差別ではないよ
南米の人らは自覚がないだけで普通に差別的意味合いで使ってるだろ 自分の中の差別心と向き合う事と相手に思いやりを持つ事だ
電車とかで距離を置くのは「話しかけられたらどうしよう」という部分もあると思う。
差別では無く、上手く受け答えする自信が無いので始めから離れておくという感覚。
しかたない、地球人と呼んでやろう
単に短縮してるだけで、意味的な違いや差別意図は全然無いのと言ってあげたい
アメリカ人が自分の国をUSAと呼ぶのと同じだと教えてやってくれ
東京都民を都民と呼ぶ、日本人は短縮が好きなのだ
<引用元がジャパントゥデイ>とコメする人まだかな〜。
毛唐、南蛮人の方が差別的に聞こえる
今日、電車で座ってたら中国人の集団が乗ってきて隣に座られた
思わず席を立ったけど、差別じゃない
凄い体臭のキツイ女だったし
大股開きで座って膝をガンガン当てられたからだ
あいつらマナーが酷いから近くにいられないんだよ
「外国人」という呼び名に逆に悪意があるときはある。
つまり「外人」でも「外国人」でも言葉そのものには差別意識はないんだよ
電車のくだりはその外人がワキガだったとか・・・。
ワキガでなくても外人の体臭は日本人と比べてかなり異質。
毎日ボディーソープ使って無くてシャワーで行水して終了なのかな?髪は髪質の所為で毎日シャンプーできないらしいが。
もしくは他に席が空いてるのに何故か隣に来たからとか!
チノは悪意を込めて言われる事が多いらしい
南米で差別的に言われてるだけじゃなく、ヨーロッパでも老人が吐き捨てる様に「チッ」と呟く
嘘を広めんなよ!
外人と外国人は全く同じ意味だろうが
何故人の国に来て自分らの常識を当てはめるんだ
アジアンに向かって両目引っ張りながらチーノチーノチンチャンチョン言うのが南米流の友好の挨拶なんだっけ(笑)
一部で害人って呼ぶ日本人もいるから気を悪くするひと
自分は子供の頃から「外人さん」「外国人」って呼んでたけど昔友達が「あそこ外人歩いてる」って言ったとき子供心に教養が無い感じがした
↑訂正:気を悪くする人もいる
※19
オーストコリアでは、Japは差別語ではないのですって。
この単語の発生した背景も何も考えてないから。普通に平然と使うわよ?ポリティカリー・コレクトとか理解してないし。
指摘すると「知らなかったわ!」とか余裕でホザくよ~。
ジンガイと発音と表記が近いからだろ
バカバカしい、ただの略称だろ
本当の差別は形が変わっても終わらないものだろうに
安易な言葉狩りして どうする
外国人、 外人 = foreigner
foreigner
ˈfɒrɪnə/
noun
a person born in or coming from a country other than one’s own.
なーんも差別じゃない。
日本語ってのが漢字二文字の短縮形を好むんだってとこまでわかってもらうのは難しいわな
国連といったからって各国との話し合いの場を軽んじてるわけじゃねーんだよなぁ
16.22.23.さんの意見に賛成です。
要は使い方、ニュアンスです。極端ですが「このガイジン野郎が!」と言えば侮蔑的ですが「ああ、あの外人さんね!」と言えば大変好意的ですね。
こういうことを言う人って何かにつけウザい言葉狩り、言葉イジメが好きですね。
混血児(これも差別になるの?)についても「ハーフは半分という意味でマイナスだからプラスの意味のダブルと呼ぼう」などと意味不明のことを言って混乱させるだけの、これこそ「害人」(私は差別意識など全く有りません。ただ害になる人だからそう言ってるだけです)だ。
こう言われると純?日本人(差別?)からすれば「じゃあ俺たちはハーフの半分の値打ちになるのか!」となりますよね。郷に入れば郷に従って貰いましょう、それが世界のスタンダードじゃないんですか!
言葉だけじゃなく、その国の文化や発言者の性分を理解しようとする事が大事やね
>僕らの他に日本人の女の子が2人いたんだけど、その子達は僕らからできるだけ離れた場所に立ってたんだ。
>その時、なんとなく差別されているのかな、と思ってしまった。
そんだけで?顔見てこそこそ嫌な雰囲気醸し出してたんならわかるけど、外国人とか関係なく”他人”とは距離詰めたくないもんじゃないの。
私は日本人の両親の間に生まれましたが、幼稚園、小学生の頃、ガイジンと呼ばれてイジメ、差別を受けました。目と髪が茶色で、顔立ち、体型も、当時の日本人らしくなかったからです。辛かった。なので、ガイジンと聞くととてもツラい。
Googleの画像検索で、「外人」と検索しようが「外国人」と検索しようが、
検索結果のイメージはさほど変わらない。
使う側の日本人がほぼ差別を意図していないから。
でも「JAP」で検索してみ。Japanease とは大きく違う差別まみれのイメージ。
使う側が明確に差別的用途で使ってきた歴史があるからだよ。
同列には扱ってほしくないな。