日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
普段自宅マンションや会社、駅やデパートで…何気なく利用するエレベーター。
実は他国から見ると、日本のエレベーターはかなりクオリティーが高いって知っていましたか?
近年、中国でエレベーターの故障のせいで亡くなる事故が何件もニュースになったのも記憶に新しいと思いますが、エレベーターのクオリティーが低いのは何も中国だけではありません。
北米、アメリカやカナダの印象は、大抵の日本人からすると、映画みたいな生活をしているとか、一昔前に大ヒットした映画「マトリックス」や「スターウォーズ」などのイメージで、すごく科学が進んでる国に違いない!と思う人もいるかもしれません。
しかし実際には北米のテクノロジーは日本と比べると数年レベルで遅れていると断言できます。
高級ホテルなどお金をかけて設備を整えている所ではエレベーターはきちんと作動する所も多いですし、日本のデパートのように「一階です」なんて音声の案内付きのエレベーターも見かけます。
しかし公共の施設・・・駅などの場合、そこまでエレベーターの整備に費用をかけていないために、よく故障します。
しかも日本のように壊れたらすぐに修理屋を呼ぶぞ!みたいな機敏さは社会的に求められていないので、一度故障すると数日くらい修理されていないじゃないか…なんてことは日常茶飯事です(それはエレベーターだけに限りませんが…)。
エレベーターの動きも遅く3階ほどしかない建物でもかなり待たないといけないですし、エレベーターによっては扉の開閉ボタンを押してもなかなか扉が閉まらなかったり、逆に早く閉まりすぎて扉に人が挟まってしまったりする事もあります。
ちなみに挟まってしまった場合、扉は閉まろうとするのですぐに中に入るか外に出るかしないとなりません。日本のエレベーターの場合は人が挟まると一旦開くので安心ですが、北米の場合は一瞬で対策を講じなければならないケースが多いです。
※ただし北米も広大なので都市によっては赤外線センサーがついていて人を感知したら閉まらないようなシステムのエレベーターを多く採用している所もあります。
では一般のアパートなどの場合はどうかと言うと、値段や安全基準など都市間での違いはありますが、比較的古くお手頃な価格のアパートの場合は特にですが、エレベーターが故障するなんてことは日常茶飯事。
エレベーターに挟まってしまったり、中に閉じ込められてしまったり、なんて事もたまに起こります。
かくいう筆者も一度北米のアパートでエレベーターに閉じ込められた事があります。ある日エレベーターが突然「ガクン!」と普段と違う感じで振動して停止。
おかしいなと思い自分が今どの階にいるのか表示を見ると、全ての照明が消えて、開ボタンを押してみると扉の向こう側には壁しかなく、薄暗いエレベーターの中で救助隊が来るまで20分待つはめになった事があります。
エレベーターの内装の雰囲気が一昔前に流行ったゾンビゲーム「バイオ・ハザード」に出てきそうな雰囲気なのでパニックになりそうになりました。このエレベーターに閉じ込められた住民は決して少なくありません。
自分のアパートだから良かったものの、住所がわからない建物のエレベーターに閉じ込められて、かつスマホではなくガラケーしか持ってなくて居場所が不明の場合はもっと時間がかかったのかもしれません。
(一応緊急ボタンはついていて、いざという際は外部に連絡できるようになっていますが個体識別機能が緊急システムに組み込まれているのか、また微妙な地域の場合は本当に使えるかどうかはかなり怪しいと言えます)
何度住人が閉じ込められても根本的な修理をしないのが日本との決定的な差です。(結構怖いのに!)
ちなみにそんなボロアパートですが、6畳ほどの寝室一つと8畳ほどの居間の間取りで日本円で家賃は月10万円くらいします。郊外で駅も遠いので日本の感覚からすると非常に高いと言えるでしょう。
ところで最近、日本に興味のある外国人の間で話題になっているのがコレです。
とは言ってもこのシステムはまだそこまで普及している訳ではないので日本人が見てもこれは何だ?!とびっくりするかもしれませんね。
過去の地震発生時にエレベーターに長時間に渡って閉じ込められた案件が多発したために国土交通省がエレベーターにトイレを始め、飲料水などを備え付ける取り組みを進めています。
これに対しての海外の反応は―
このニュースに対しての海外の反応は上にも挙げたように面白がっている、もしくはあったら助かるねという意見が多いです。
エレベーターに閉じ込められてしまった時に、尿意や便意を感じてしまったら大変だから、トイレを設置しようという配慮が実に日本らしいと思います。
日本は地震国だから対策をするのは当たり前・・・と考える人もひょっとしたらいかもしれませんが、世界の多くの地震国ではほとんど何の対策もなされていません。
そんな中、日本では、携帯の災害お知らせシステムや非常用持ち出し袋を始め耐震強度の法的基準など皆さんにとってはすでに浸透しているものから、エレベーターにまで現れている・・・という事を知って頂けたらと思います。
確かに、災害や火災が起きたらエレベーターに乗るな、とはよく聞きますが、地震が起きていて閉じ込められた場合にどうしたらいいのかわからないという人も実は多かったのではないでしょうか?
皆さんの町には一体いつトイレ付きエレベーターがやってくるのでしょうか。待ちきれないですね!
(参考) http://www.akfiles.com/forums/showthread.php?p=2758797
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2015/06/03/toilets-
in-elevators-the-new-japanese-idea-that-isnt-as-crazy-as-it-sounds/http://gizmodo.com/trapped-in-an-elevator-in-japan-at-least-youll-have-a-
1709063414
http://blog.greggman.com/blog/japanese_elevators_vs_american_elevators/
海外のエレベーターはそんなに数多く乗ったわけじゃないけど、たしかにボロかった。日本のエレベーターはショッピングモールのとか綺麗で大きくて乗りやすいものばかりだから、こんな記事を読むと改めて違いを感じるかも。
日本みたいに地震がある訳じゃないし、古ければ古いほど家の価値が上がるとかでアメリカの人間って、日本じゃ考えられないような古い家に結構住んでいるんだよな。
だから、電気の配線が壁に剥き出しでつけられていたり、天井に照明器具をつけるような土台が無かったり、家自体が傾いできていてドアが閉まらなかったり、閉まったと思ったら開かなくなったりすることが多い。
自分が借りた家もそんな家で、最悪な事に風呂場の湿気を吸ったドアが膨張する所為で良く風呂場に閉じ込められた。
冬場は寒い所だったから ああいう時は本当に日本に帰りたくなったな。
これニュースで見たな。
あの箱のせいでスペースが取られる。人が上に乗れるくらいの強度は有るのだろうか?無いのなら床下収納式にした方が良いんじゃないかな?
こういうのを茶化す外国人って頭悪いと思うんだが