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誰もが一度は夢見たことあるであろう宝くじ当選で億万長者。
ところが、もしあなたが当選したとして、大々的にテレビのニュースであなたの名前や職業、顔写真が放送されてしまうとしたらどうでしょう?それでも当選したいですか?
ちょっと考えてしまうでしょうし、中には当選したくないと思う人もいるでしょう。なぜなら、お金目当てのトラブルや命を狙われるかもしれないという不安が真っ先に浮かんでくるからです。
幸いなことに日本では宝くじの当選者名は明かされません。しかし、驚いたことにこれが明かされてしまう国があるんです。しかも、その国というのは犯罪がはびこるアメリカだからさらに驚きです。
実は、当選者の名前の公表は各州の法律で決まっていることなのです。宝くじの当選者が内部のものでないことを保証できるように、そのシステムはオープンでなくてはならないとの理由からだそうです。
他にも、実際に当選した一般人を公表することで人々の購買意欲をかき立てるという狙いもあると言われています。
アメリカの主要宝くじパワーボールは44の州が取り入れており、巨額の当選金で世界的にも有名なメガミリオンズは33の州が取り入れていますが、その中で当選者が匿名を許される州は、たった5つしかありません。
2012年、15回のキャリーオーバーの末、5億8800万ドルという高額当選金記録を打ち立てたパワーボールを見事引き当てた幸運の持ち主は、ミズーリ州とアリゾナ州にいました。当然のことながら当選者はメディアの注目を集めました。
高額当選を果たしたこのミズーリ州のカップルは、記者会見に登場し、巨大サイズの小切手のレプリカを抱え笑顔を見せました。しかし、アリゾナ州の当選者は記者会見に現れませんでした。
宝くじ関係者はこの当選金がとある人物に支払われたことを公表しています。
当然のことながら、宝くじが引き金となった殺人事件や恐喝事件も起きています。
2006年、30百万ドルの宝くじ当選を引き当てた男を殺害したとして、フロリダ州の女性が第一級殺人の最後の月に有罪判決を受けました。
2012年にはイリノイ州シカゴで100万ドルを当てた男性が当選金を受け取った翌日、何者かに毒を盛られ殺害されました。
このような事件が相次ぐ中、当選者名の公表について、民主党の上院議員ジム•ウィーランはニュージャージー州において「当選者名を1年後に公開してはどうか?」という”一般公開”と”プライバシー”との間の妥協案を提案しました。
この案はまだ決議されていませんが、ウィーラン氏は引き続き取り組んでいくと伝え、多くの国民の声も彼の後押しをしているようです。
急に大金持ちになったほとんどの一般の人々は 、どんなふうにこのような人たちからうまく逃れればいいのかわからない。
名前を公表されることはひどい仕打ちです。宝
売上げにために誰かの人生を危険にさらして罪悪感を感じないのか?
お金を握りしめて、どこかへ行ってしまえ!もし、誰かにお金のことを聞かれたら、1999年にドットコム会社を売却したんだって言えばいいのさ。
ほら、すでにわたしは解決方法を見つけたでしょ。あとは、宝くじが当たるのを待つだけさ。
ヨーロッパや中東の国々は日本と同じように宝くじの当選者名は非公開とされています。犯罪の多い国だからこそ、透明なシステムを保つ必要があることも理解できますが、人ひとりひとりの人生を守ることのほうが大事ではないのでしょうか?
名前を公表したことによって殺人事件が起きているのに、何も対策を講じないところが怖い国だと思う。
このシステムのせいで宝くじを買わない人もいるのではないか?