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娘が幼稚園のクラスメートにいじめられていた、ウィスコンシン、ケノーシャ地区に住む父親が、5歳の男児に対して娘への接近禁止命令を請求した。
ブライアン・メッツガーさんはミルウォーカーTV局に対し、娘の通うプレイリーレーン小学校のクラスメイトの男児が、一年間に渡り娘に嫌がらせをし、いじめていたと言った。
警察の報告では、女児は顔を蹴られたり、砂や石を投げられていたそうだ。
娘は、”お前の喉を切り、血が出るのを見たい”と脅かされた、とメッツガーさんは言ったが、幼稚園の先生は娘を護れなかったので、警察に届け、裁判所に接近禁止令を請求した。
”幼稚園側はもっと早くに手を打つべきだった。僕が接近禁止命令書を持って表れるまで、幼稚園側は娘と男児をずっと同じクラスにしておいたんだ”とメッツガーさんは話す。
この男児とトラブルになっていた園児は、他にも数名いたそうだ。
ケノーシャ教育委員会のスポークスマン、タニヤ・ルダーさんは、どんな話にも2つの側面があると言ったが、それが特に何かは語らなかった。
だが、子供を一人クラスからはずすのも、何が原因か、正当な理由など、敷き居値はなく大変難しいと言う。
接近禁止令に関わる審問は、火曜日に予定されている。
メッツガーさんは”幼稚園側のポリシーは十分ではない、その男児を学校から追い出すまで闘う”と言った。
異なる経験をしてきた子供達で構成されたクラス…保育園に行った子も、行った事のない子も…年上の兄姉がいる子も、一人っ子も…
幼稚園や小学校一年生の子供達のクラスにさえ、他の子に比べて社会経験がもっと出来ている子供がいる…
一人っ子の子供や、保育園に行った事のない子供達は、保育園を出た一番年下の子よりも社会的経験が少ないんだ
僕の娘が小さかった頃、3年生の男の子が娘をいじめたので、もし娘にちょっかいを出すのをやめないなら、持っているベルトで打つぞ、と彼に言ったんだ
それ以降彼は娘をいじめなかった
これは1986年の事だ
お互いを叩いたり押したりするのは、普通の行いだったが
教室ではよい行いが期待され、悪い行いは見過ごされる事なくそれなりの結果が待っていた
それが私達が社会に出てどう振る舞うか、なの
子供達は自身で自身を育てない
それは両親の義務なのよ
学校は子供達の価値を支持する義務がある ー 実験するのではなく
女児のどうしようもない馬鹿な父親に、この男児は学校を出るまでずっと恥をかかされるステージが出来てしまったんだ
女児はパンチする事を習っておけば、この男児のお尻をぶん殴り、結果的にもっと良い事が起こったかもしれないのに
今みたいに、警察や弁護士が関与する必要なかったのに…
この子が将来刑務所で暮らすようになる前に、手を打たなければ
俺たちの税金が無駄に使われる前に
メッツガーさんの元には、“ほんの5歳の男児に対して、ここまでするのはやり過ぎだ”という批判も寄せられているらしいが、反対に“子供を守れるのは親しかいない”、“最悪の事が起こる前に対処した父は正しい”という意見も多い。
この男児の家庭環境がどのようなものなのかはわからないが、幼稚園側は男児の両親とも話し合いをしていたのだろうか。
果たして5歳児に接近禁止命令が理解出来るものなのか、疑問に思う。 これは“訴える”文化がはびこるアメリカならではの事件だと思う。
幼稚園内で、しかも子供達の間で起こった問題にも法で対処するアメリカ。 この父親にとっては、幼稚園に訴え続けても1年間何も変わらなかったという事実により、残された選択は警察に行く事以外になかったようだ。
男児の両親と事前に話し合いがもたれたのかどうかは定かではないが、日本にも園児を訴える時代が来るのだろうか…
(参考)http://www.nbcnews.com/news/us-news/wisconsin-dad-gets-restraining-order-against-kindergartner-n108226
子供同士ではなかなか善悪の判断がつかないのは当たり前で、大人が正しい道を示さなければ、嫌がらせもエスカレートしてしまう場合がある。
幼稚園の先生が何も対策を講じなければ、親として何か動くのは当然。その親の判断が接近禁止命令だったわけで、子の事を思えば日本にも同じような考えを持つ人がいると思う。