日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
「アメリカ合衆国」と聞いてみなさんはどんなイメージをお持ちになるでしょうか?
「自由の国」「多人種・多国籍」「世界のリーダー」…色々なイメージがあると思いますが、今回はアメリカの特徴の一つである、「銃の所持が許可されている」点をピックアップしようと思います。
昨今のオバマ大統領の発言で、今後の課題として挙げられている銃刀法の問題。
日本人の私たちからすれば、なんでわざわざあんな危ないものの所持を許可してるの?許可しなければ犯罪とか減るんじゃないの?と思ってしまいます。しかし、アメリカの銃刀法についてはもっと複雑な問題が絡んでいるのです。
日本でも大きく報道されたこの事件。記憶している方も多いのではないでしょうか。2012年12月14日コネチカット州のサンディーフック小学校で発生した銃乱射事件です。
児童20名を含む、合計26名が死亡し、犯人もその場で自殺した、アメリカの銃乱射事件の歴史の中で2番目に残虐な事件とされています。撃たれた銃弾の数はなんと100発以上。
オバマ大統領もこの事件のあと声明を発表し、その他ロシアのプーチン大統領や日本の当時の首相野田氏もオバマ大統領へ哀悼のメッセージを送ったほど、世界の震撼させた大惨事となりました。
日本や世界各国はもちろん、アメリカ国内の反応は凄まじいもので、この事件をきっかけに「やはりアメリカの銃刀法はだめだ」という声が多く上がるようになりました。
この事件に巻き込まれた一人、ヴィクトリア・ソトさん(当時27歳)の遺族はこのように話しています。
「棺桶に入れられた妹を見ました。彼女の服には無数の銃弾の跡があり、真っ赤に染まっていました。もうこのような事件は起こって欲しくありません」
また、当時6歳と幼かった愛娘を亡くしたグレースさんは、学校側に悲痛な思いを綴った手紙を送っています。その一部を紹介します。
そして、娘アナが亡くなったと発表がありました。私たちは、これからの未来に彼女への愛と勇気をもって立ち向かうと心に誓いました。
このような学校で先生をするということは、とてもとても勇気のいることでしょう。事件当時、私の息子の担任をしていた先生は、事件後通常通り仕事に戻りました。私は、なぜ戻るのか尋ねました。
すると「彼らは私の子供のようなものです。彼らは今こそ、私を必要としているはずです。側にいて支えてあげる責任があります」と力強く答えてくださいました。
この事件のことで、先生方がマスコミに責められることもありました。しかし、私は先生方は最善を尽くしてくださったと思っています。
Googleで「ヒーロー」と検索したら、校長先生や先生、給食のおばちゃんやスクールバスの運転手がでてくるべきだと思うくらい、彼らは命を懸けて生徒たちを守ってくれました。学校には大変感謝しています。
私たちの人生は、娘を亡くしたことで一変しました。それに変わりはありません。しかし、人生は続きます。前を向いていかねばならないと今感じています。」
サンディーフック小学校の銃乱射事件から数年経ちましたが、教育機関での銃事件は後を絶ちません。2014年12月のCNNの記事によれば、サンディーフック小学校の事件以来、100件近くの銃事件が教育機関で起きています。
これらの事件は、根本を解決しない限りなくなりません。その根本こそ、「アメリカ合衆国憲法修正第2条」です。
アメリカでは憲法第1条~10条を総じてBill Of Rights(ビル・オブ・ライツ)と呼んでいます。主に国民の「権利」について書かれた部分です。第1条は日本でもおなじみですが、発言や表現の自由・宗教の自由が書かれています。
その次に来るのが、第2条(The Second Amendment)であり、市民の武器の保有権について書かれています。
内容は「規律ある民兵は自由な国家の安全保障にとって必要であるから、国民が武器を保持する権利は侵してはならない」というもの。
つまり、国は国民を民兵としてみており、それは国や個人の安全保障につながるため武器は保有して良い、ということです。
この問題に関しては常に議論され続けて来ました。自分の身の安全のために使う者もあれば、悪さに使う者も勿論存在するからです。
ならば規制するべきなのではないか、という考えが日本人の大半の意見かと思いますが、幼い頃から愛国心・国への忠誠心を植え付けられてきたアメリカ人の反応は私たちとは少し違います。
ここで銃規制について、反対派・賛成派の意見を見ていこうと思います。
【銃規制―反対派の意見】
世論は、銃規制反対派―つまり銃の保持は許可されるべきと思う人が68%、銃規制賛成派が32%という結果になっていました。過半数が「銃の保持は我々の権利である」と思っているようです。
アメリカで教育を受けてきて感じたのは、この国には異常なまでの愛国心と忠誠心、国に対する過大な信頼が存在するということでした。
月曜の朝礼では、星条旗に向かって、胸に手を当てて国への忠誠を誓います。歴史の授業ではアメリカはイギリスから独立して自由になった、自由を勝ち取った偉大な国だと教わります。
憲法は私たち国民の自由な権利と安全を保障してくれる重要なものであると頭に刷り込まれます。
そうして育つアメリカ人は、自分の国が決めた憲法に逆らわないし疑問を持ちません。自国に誇りを持っていますし、胸を張って世界一の国だと叫びます。
もちろんこれが悪いとは思いませんが、そういった愛国主義の教育が、いつかなんらかのきっかけで良からぬ方向へ向いてしまったら…と不安を感じるのは事実です。みなさんはアメリカの銃規制に、賛成ですか?反対ですか?
(参考)http://www.debate.org/gun-rights/
http://edition.cnn.com/2014/06/11/us/school-shootings-cnn-number/
http://www.edweek.org/ew/articles/2013/09/06/03marquezgreen.h33.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Second_Amendment_to_the_United_States_Constitution
銃規制すべきと思っても、今さら銃を全部回収するとかは無理だなぁ。こんな悲しい事件が何回起これば変わるんだろう。人の命を軽んじているのか、何なのか、今さらだけど難しい問題だと思う。
庶民の自由を奪うのは武器を持った警察だ
だから庶民は銃を絶対手離してはならない
自分を守るためって言うけど、いきなり銃向けられても常に携帯して無きゃ対応出来ないし、それ以前に発砲されたら元も子もないよね。
じゃあ何のために必要だと言えるの?
ごく普通の一般人の話だよ。
自衛のため、というけど。
その自衛のために誰かを「ころす」ということを本当にわかっているのかな。
そんな風に誰かに自分がしなくてはならない事態に陥ること、それが異常なことだと何故思わないのだろう?
銃を規制するという点だけに固執しないで、そういったことが起きないためにどうしたらいいのか、を何故考えようとしないのだろう。
海外の問題に関して自分たちが正義だと言う割に、自分たちが暮らす国の中の正義は置いてけぼりなのかしら。国民が本当に正しいことを理解し実践しているなら、銃犯罪なんて起こらないし、銃なんて必要ないはずだ。
100年後もずっとこんなことを続けていくつもりなのか?
全廃まで何十年かかってもいいから、少しずつ規制を厳しくしていくしかないんだよ
犯罪対策は経済格差是正と交番の充実、警察の質と量の改善で対応するのが筋
一般市民に武装させても、治安が良くなるわけがないだろ阿呆
アメリカの愛国心を異常と決めつける日本人の方が異常だと決めつけます。
でも、日本は愛国心がきちんと養われていた時代ですら、銃刀法違反がしっかりあった国だし、アメリカは歴史が浅くて稼動的な分、その辺りが未熟なのかもしれない。
コメントできるかな?
出来たらいいな。
スイスみたいに、所持は合法でも報告は義務で、違反は犯罪って感じにすればいいんじゃないかな?
所持量の規制はなくても報告違反は厳しく罰せられるとかね。
後は日本の小学校で交通安全の授業をするみたいに、
アメリカでは、銃の危険性、安全に管理する事などを教育する必要があると思う。
地道に続けていくしかない。銃の所持には厳しい罰則を与えてとにかく
何十年かかっても回収していくしかない。
まあ規制する気がないなら一生やってろ、銃乱射事件なんてすぐ忘れろ。
うだうだ言うな、嘆くな。としか思わない。
もう手遅れだろ。むしろ1人1丁アサルトライフル持った方がいい。
とりあえず拳銃を規制したら?
散弾銃やライフルは狩猟用に使えるけど、拳銃って対人しか用途無いじゃん?
その上簡単に隠して携帯できちゃうし
規制しなくていいよあいつらの文化の象徴だし
なによりアメリカ人同士で殺しあって苦しんでくれ
それでも変わらなきゃアメリカ人がそれでいいって事だろ
殺傷力の低い銃を開発してそれのみ自衛用として民間に販売、残りは回収すればいいんでないの
何十年掛かろうと最終的に全廃していく方針を目指すべき
まずはテーザー銃やゴム弾などの殺傷性の低い銃に更新するのを義務化するとか
生体認証機能の銃を開発して今後販売する全ての銃に義務化
(指紋認証、声紋認証など数種類の解除方法を一つに取り入れる)
銃はなにかを殺す用途で作られたものだって事をもっと自覚すると共に畏怖する必要があると思う
恐らく銃規制は進まずに
より強力な銃に置き換わって行くだろう
携帯レーザー銃とか出た時に規制できなかったら破滅的な事になる
明治時代だと日本の郵便配達員も拳銃持ってた拳銃持ってた。
規制強化しかないな、全面規制は一生無理だろう。サイズや数量、口径の規制強化など。
ほんとに「一部が持ってて一部が持ってない」のが一番危険