日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
日本から海外へ行った時、愛想の悪い店員や、時間にルーズな感覚等、日本では考えられないようなサービスの悪さにカルチャーショックを受けたという方は少なくないのではないでしょうか?
もちろん、どこの国にも愛想のいい店員さんはいますし、一応システム化されている様子もなくはありません。しかし、言わずと知れたサービス天国、秒単位で操作されている日本のシステムに慣れていると、不便に感じていることもしばしば。
日本では、より良いサービスを提供すべく、毎朝従業員が口をそろえて社訓を読み上げたり、厳しい研修期間が設けられていたりということは一般的です。「お客様は神様です!」なんて言葉にも、特に珍しさは感じませんよね。
そんな日本とはうって変わって、『自由の国』の印象を持たれることが多いアメリカで、今回はこんな事件があったようです。
ニューヨークのある企業が、従業員らに神への祈りやマネージャー・同僚たちへ「愛してる」と言うようにと強要し、それに反抗した者を解雇していたという事態に対し、連邦機関が告訴することを決めた。
この医療系会社とその親会社は、社員たちに『オニオンヘッド(直訳:玉ねぎ頭)』と呼ばれる思想的システムを守るよう強要していた。米国雇用機会均等委員は、「これは、信仰の自由への暴力と言える」と非難。
委員会は、企業に対し解雇した従業員へ利子を含む給与と賠償金を請求する予定。
これに対し、企業側からのコメントは出されていない。
日本でも、さすがに「愛してる」までは聞いたことがありませんね・・・。この件に対する海外の反応をご覧ください。
さて、いかがでしょうか?さすがの日本でも、これはやりすぎだろうと思う人は多そうですが、海外の方のほうがより深刻な問題として捉えられている様子が感じられます。
その背景には、欧米が多民族国家であるということが大きいのではないでしょうか。様々な国から、様々な文化・宗教を持った人間が生活しているアメリカでは、個々を尊重する、平等であることが重んじられています。
日本も他者に敬意を払うということを大切にしてきた文化ではありますが、ここに『リスペクト』の違いがあるように思います。
リスペクトは、辞書で調べると尊敬・尊重という意味が出てきます。しかし、尊敬と尊重にも大きく違いがあり、その言葉が指す範囲の大きさに改めて考えるところがあります。
例えば、日本のように、基本的に皆が日本語を話し、文化的背景が日本にあるという共通意識、同じであることが一般常識としている中でのリスペクトは敬意を指し、欧米のように違う事が当たり前というところから発せられるリスペクトは尊重ではないか、と私は感じます。
日本にもいくつかの宗教はありますが、結婚式等の行事以外では無宗教というのが多数派であり、何かを信仰している場合は隠す傾向が強いと言えるでしょう。
もし、そういった人が職場で神に祈れと言われたら、抵抗する人もいるかもしれませんが、あきらめて従う人も少なくないはずです。それが、日本独自の八百万の神信仰の影響からか、他の宗教の神様にも寛容であるとも捉えられるようです。
上記のコメントにもありましたが、社風があわなければ変わればいい、といえばそれまでですが、日本の文化も多様化してきています。
人と違うということに息苦しさを感じている若者たちが増えてきている今、欧米のように違いを尊重するといった要素も、今後の私たちには必要なのではないかと思います。
しかし、違いを尊重してもらう権利ばかりを求め、ただのワガママにはならないようにも気をつけなければなりませんね。
(参考)http://www.news.yahoo.com/u-sues-n-y-company-workers-made-
them-224118524—finance.html?soc_src=mediacontentstory
アメリカだけじゃなくて日本にももしかしたらこんな会社があるかもしれない。海外コメントが面白いけど、みんなユーモアがあるなwさすがにこんな要求に反抗したことで解雇なんかしたら摘発食らうだろう。
宗教の存在そのものが
人類至上最悪の発明
あらゆる諸悪の根源には
必ず何かの宗教的な概念が絡んでる
掃除のダス○ンの工場は般若心経読まされるで。