日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
私は現在、アメリカに在住しているのですが、毎日犬の散歩で外に出るついでにカメラ片手にいろいろな景色を撮影しています。
先日のことです。近所の舗道で、赤い鳥の死骸を発見しました。そこは閑静な住宅街で、車が激しく行き交うことはないのですが、住民の出勤や帰宅などで朝夕は少し交通量があります。
Day1:閑静な住宅街で・・・・
赤い鳥の死骸
さて、次の日に同じ舗道を通ると・・・、ご覧のとおり、なにも変わらない姿で放置されていました・・。
Day2:舗道に放置・・・・
左肩に緑色のハエが
さらにその翌日は・・・、体のほとんどの部分がなくなっており、一部の毛が1mほど先に飛ばされていました。
Day3:毛が移動・・・・
ほぼからっぽ
そしてさらにその翌日には・・、毛もなくなり、羽だけが死骸で汚れた舗道の上に残されていました・・。
Day4:空しい一本の赤い羽・・・・
いかがでしたでしょうか?「赤い鳥、密着4日間の撮影」でしたが・・・。
実はみなさん、これ、まだまだ序の口なんです。アメリカの住宅街には日常的にリスやうさぎがぴょんぴょん庭で遊んだり木に登ったりして遊んでいます。そうやってとても元気なだけに、いきなり舗道に飛び出してきたりします。
ドライバーは突然すぎて、ブレーキを踏む間もなく轢いてしまうのです・・・。もちろんドライバーは何事もなかったかのようにその場を走り去ります。もしくは気付かずに・・。残った死骸は、赤い鳥同様、轢かれた状態で、ハエやカラスなどに食べられるまで放置です。。。
そしてみなさん、これらは住宅街での小動物の例ですが、アメリカではハイウェイにも動物の死骸がそのままにされっぱなしなんですよ!特にシカやイノシシ、タヌキなどなど・・。
では、それらの死骸はいったい誰が処理するのでしょうか・・・?!州やカウンティーによって異なりますが、業者や道路管理局、アニマルコントロールなど・・対処する団体はあるようです。にもかかわらず!!アメリカの道路には動物の死骸が多いんです。
日本では、地域や道路の種類によって異なりますが、市役所や警察、国土交通省、クリーンセンターの業者さんなどが引きとってくれます。ですので、まずもって、見かけた人がきちんとそのような場所に連絡をします。
また、高速道路などは、国土交通省などの管轄がパトロールをし、見かけたら処理をしているようです。
推測ではありますが・・
このような理由で動物の死骸が道路に多いのかもしれませんね。
さて、アメリカ人のこのような「見て見ぬふり」という行為を、最近ふたつ見聞きしました。
まず一つ目は、スーパーなどの店内での出来事です。アメリカ人は、床に商品が落ちていても、拾いません。私の夫はアメリカ人ですが、主人いわく、それはお客さんの仕事ではないからだそうです。
その他にも、床に落ちているものを陳列棚に戻すと、不衛生だという意見もあるでしょう。
これは先日のできごと。ホームセンターで主人と釘を買っていた時のこと。広い店内で、お目当ての釘をやっと見つけ出したので、それをカートに入れ、他の買い物をしていました。
すると、カートに入れた釘よりももっと安くて性能の良い釘を主人が見つけたのです。なぜか陳列台3列ほど離れたところで・・。
主人はもちろんその釘を気に入りましたので、私がカートの中の釘を、元の場所に置きに戻ろうとしていた矢先、主人から止められました。ちょうど側にあった商品陳列用のカートの中に入れといていい、ということを言われ、おとなしくそうしました・・・。
よくよく考えると、アメリカのスーパーやモールでは、商品があるべきところに置かれていない場合が多いんです。飲料コーナーにパンがあったり、お菓子コーナーに洗剤があったり、Tシャツの売り場にズボンが投げ入れられていたり・・・。
床に落ちた商品を拾わないどころか、自分が選んだものを買わなくなったとき、元の場所に戻すことすらしないのです。日本ではそのような光景はあまり見られませんよね?
それからもうひとつは、みなさんもご存知、2014年6月14日(日本時間15日)に行われたサッカーワールドカップの日本対コートジボワール戦で日本は1-2で逆転負けをし悔しい思いをしました。
その試合後の競技場で日本人サポーターがゴミを拾っていた、というニュース。彼らの姿は世界中で話題となり、SNSなどでも称賛の声が広がりました。そんな中、このような意見がありました。
確かに、仕事をする上で役割分担というものは大事ですよね。しかし、彼らの行為は役割分担という行為の問題ではありませんでした。なにも競技場すべてを完璧に掃除していたわけではないのです。少なくとも、自分たちが使った場所のゴミを拾っていたのです。
このワールドカップの日本人によるゴミ拾いがきっかけとなって、世界中からは、改めて日本という国を評価するコメントが溢れました。以下がその一部です。
どうでしたか?
「清掃会社の仕事だよ、それは!彼らの仕事を奪っちゃいけないよ。」
という意見は、世界中でもほんの一部の声なんです。日本は、このようにたくさんの国々から高く評価されているんです。
これって、海外の人にとっては本当に不思議な行動かもしれません。また、まねしようと思ってすぐにできることでもありません。
なぜなら、私たち日本人は、育ってきた環境の中でそう教育されてきたからです。ですので、これらの行動は不思議でもなんでもなくて、私たちにとっては当たり前のことなんです。
小学校1年生の頃から、それぞれの掃除区域を割り当てられ、自分たちの学校を自分たちの手で綺麗にしましたね。
楽しい遠足では、「来た時よりも美しく」をモットーに、帰る直前に自分たちが遊んだ場所のゴミ拾いやトイレの掃除などをし、自分たちが出したゴミも全て持ち帰っていたはずです。
地域のゴミ拾い活動には、ボランティアで自分たちの町を綺麗にしようと、家族や近所の友達と参加しませんでしたか?
確かに、小学校の「掃除当番」は掃除区域を指定され、役割分担をもち、義務的に行っていました。しかし、そうやって日々掃除を習慣化するうちに、自分が使ったところ、自分がいるべき場所、住む場所は自分たちの手で綺麗にしよう、という考え方になるのです。
掃除が「当たり前の行為」になるのです。また、自分たちで掃除をするからこそ、その場所を綺麗に使用するように心がけます。気付けば、次に使う人の気持ちを考えられるような「気配り」を持った人になっているのです。
動物の死骸や床に落ちているものを見て見ぬふりをするアメリカ人の教育には、このような教えはありません。小学校に入学してからというもの、施設は施設の掃除担当がするものだと思い込んでいますので、使い方だって乱暴になるのです。
私は以前日本で、中学校・高校の教員をしていました。長年、生徒とはその「掃除当番」の時間に一緒になって楽しく話しながら掃除をしていたのですが、ある時から「無言清掃」がその学校に取り入れられました。およそ20分間の掃除時間は挨拶でさえも会釈のみで、とにかく無言で掃除をするのです。
「今まで見過ごしていたところに気付き、すみずみまで綺麗に掃除できるようになった」
「友達に話しかけるのを我慢できるようになった」
「集中して掃除に取り組めるようになった」
「今日一日あった出来事を振り返る時間になった」
「友達としゃべらなくても協力して掃除できるようになった」
「先生にあれこれ指示されなくても、自分でいろいろなことに気付き、上手に掃除できるようになった」
「掃除が好きになった」
「学校で勉強できていることに感謝する気持ちを持つようになった」
生徒達が「無言清掃」によってこのように変わったのです。
これによって培ったものは・・
なにより「無言清掃」に変えてからというもの、無言で必死に掃除に取り組むようになり、私も一生懸命になり過ぎて、気付けば汗びっしょりでした。掃除は、取り組み方次第では結構体力を使うものですね・・・。
日本人は清潔な国民です。日本の教育が、私たちの住む日本、そして私たちの心をも綺麗にしてくれたのです。
(参考)http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/
q1339417793
http://topics.jp.msn.com/world/china/article.aspx?articleid=
4781715
http://wirelesswire.jp/london_wave/201406170308.html
http://nofootynolife.blog.fc2.com/blog-entry-807.html
http://nofootynolife.blog.fc2.com/blog-entry-807.html
http://www.template-ga-muryo.net/school/school17.htm
http://cms.edu.city.hiroshima.jp/weblog/index.php?
id=e1004&date=20130425
http://morinokousya-katakuri.at.webry.info/theme/0206dbdc21.html
http://morinokousya-katakuri.at.webry.info/200710/article_7.html
http://kitazono.ed.jp/news/201007/post-31.html
http://plaza.rakuten.co.jp/mujifx/diary/200906290000/
http://kamioka-daisen.at.webry.info/201305/article_37.html
掃除場所を分担する丸い紙が懐かしい!よくこんな画像あったなぁと関心しました。たしかに遠足とかで「来たときより綺麗に!」とはよく聞いたけど、海外ではないのかな?鳥の死骸は日本も結構あるけどね!
いい行いだと思うけど、それを日本スゲーだろみたいに
世界に向けて自慢するのは、なんか違う気がします
#1
解る~。
タバコすう奴の何割かは、道に棄てる習慣ある死ね。
できてなかった人がやるようになる
なんか、日本あげすぎて気持ち悪い記事だなぁ。
日本もそこらじゅうに死骸ころがってるよ。
私も高校生の時、路上で死んでた2匹の雀を草むらまで置いた事があるわ。
葉っぱなにかでツマミながらだけど。
日本でも商品別の棚に突っ込んでいくやついるけどね
片付けないやつとか知らんふりする日本人もいるわけだし
あんまり上から偉そうにしてるのはどうかと思う
あんまり大きい動物のやつだと、事故にIJAYかもしれないですしね。
道路脇によけたり、埋めたりはします。
4
お前はどんなとこに住んでるんだよ
細かいことを言いますけど、
アメリカにタヌキって、外来種が野生化したのかな?東北アジアにしかいないはずなんだけどね。
いくらゴミ拾いしたって清掃業者の仕事は無くならねぇよ。仕事が少し楽になるだけだ。
ゴミ溜めで生活するより、綺麗な所で生活したいだろ
散らかすクズは何処にも居るけど、かたずける良識のある人が
多い世界に俺は住みたいわ
環境が人を育てるしw
私が住んでいる街のとあるスーパーでは買わない食品を元に戻さない人がいます。残念な気持ちになります。
俺は鳥を飼ってるのもあるけど歩道に死んじゃったハトがいたから茂みに埋めてあげたよ。硬い地面の上じゃ冷たいし誰が何するかわかんないしね。みんなにも心がけてほしいな。でもちゃんと手洗いは忘れずにね
車通りが多くないからこそ放っとくんじゃ?
宗教的な価値観の違いと民族性の違いじゃないかな。
日本の場合可住面積が狭く、人が多いからこそ細かいところ見ないとごちゃごちゃになりやすいのもあるでしょう。
アメリカに長く居る日本人も大雑把になるんじゃないかな。
アメリカにタヌキはいません。もう少し正確な記事をお願いします。
いきなり死骸の写真が出てきてさすがに気持ち悪かったですが、
落ちている商品を棚に戻さない理由にはなるほどと思いました。
よかれと思って今まで戻していましたが、確かに土足で歩く床に落ちたものを拾うことも、自分が棚に戻したせいで他の方が落ちたものをと知らずに買って病気にしてしまったらと考えると嫌ですね