日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
タイのアカゲザルの母親が密猟者に射殺され、その遺体にしがみつく子猿の様子が報道されました。残念ながらこのような密猟の悲劇は世界中で続いています。
この悲劇はタイの国立公園での出来事です。もちろん野生動物の保護区内。母猿を撃った密猟者はタイ国立公園局の森林警備隊員に現行犯逮捕されました。
子猿は母猿の遺体にしがみつき続けています。最終的にはこの子猿はタイ野生動物保護センターに引き取られていきました。
残念ながら何万匹もの野生動物が密猟者によって殺されているのです。今回のように赤ちゃん動物をペットなどとして売買するために、母親が殺される場合も多いのです。
特に東南アジアやアフリカなどの発展途上国では、自然環境や動物の保護よりも経済発展が優先される傾向があります。十分な取り締まりも行われず、また賄賂や買収も横行しています。まだまだ法治国家とは言えない実態なのですね。
密猟を監視するはずの役人が、私腹を増やすために率先して密猟をしている事例もあるのです。とにかく「金」のためならば、やった者勝ちなのです。
2013年には中国の密漁船が日本海域で赤珊瑚を密猟して40億円近くの収益を上げ、その翌年には200隻以上の中国漁船が大挙して小笠原諸島周辺が押し寄せてきた事件は記憶に新しいと思います。
密猟者たちには生物が死滅しようと、生態系がおかしくなろうとお構いなしなのです。
今回の悲劇の舞台となったタイは闘牛や闘鶏など動物同士の決闘や犬食の伝統文化が残る地域もあります。
一方では動物愛護の精神が高い国として世界的に知られています。フィリピンの闘鶏では足にナイフを付けて死ぬまで闘わせますが、タイでは足に布を付けて敵を殺させないように配慮しています。
タイに行ったことがある人は知っていると思いますが、まるで江戸時代の「生類憐れみの令」があるかのように寺院では犬猫が楽園のように生活をしています。
またタイは100ヶ所を超える国立公園や野生動物保護区を整備して、自然環境の保全に力を入れているのです。タイの動物愛護精神の高さは、穏やかな国民性と仏教の影響かもしれませんね。
母親を殺された子猿のニュースには世界中から多くのコメントが寄せられています。
今回のアカゲザルのニュースが発信されたのは、タイだけで密猟が横行しているからではありません。むしろ、タイの人々が密猟に強い怒りを感じているからです。今も同じような悲劇は世界中で繰り返されているのです。
ただ多くの国々はその現実に目を背けているのです。密猟がなくならないのは、もちろん密猟者のモラルの問題もありますが、貧困や密猟動物や毛皮などの需要の問題もあります。密猟にメリットのない社会を目指すべきでしょう。
日本はメジロなどの捕獲はありますが、毛皮や肉を目的とした密猟はほとんど行われていません。また子猿をペット用に捕獲するために、ニホンザルの母猿を撃ち殺すハンターもいないでしょう。
日本社会では法的も心情的にも認められません。銃規制も厳しく、民間の動物愛護・保護団体の活動も熱心です。
一方、日本は1人あたりでは世界一の野生動物輸入国なのです。仮に私たちが合法的に輸入したとしても、輸出国でも合法的に捕獲されているとは限りません。その意味では間接的に密猟に関与している可能性があることも覚えておきましょう。
(参考)https://www.thedodo.com/baby-monkey-poaching-mother-killed-
1192724030.html
http://www.japantimes.co.jp/news/2014/12/19/national/tokyo-beijing-
agree-boost-steps-chinese-coral-poaching-japans-waters/#.Vq2PbtKLSCh
どんな罰を受けるんだろう?殺人と同等でも文句言えないんじゃなかと思う。
本当の悪は密猟者ではないよ。
本当の悪は密猟者から【買う人】だよ。
密猟者も需要があるから密猟してるわけで、、、
ペットも同じです。
ペットを捨てる人だけが悪いわけではないよ。
ペットを売買してるからこういう事が起きるんだよ。
1さんに同意。
日本に住みながら海外の動物を飼いたがり、その固体の出自を知ろうとしない人はこのタイの猿の密漁者と同じ。
人間の貧富の差が全ての原因でしょ。
それに海外の人は知能が低いマウスは~とかそういう考え嫌い。
マウスに感謝でいいじゃん。クジラもそう。知能を言い訳にしないでほしい。
エテ公なんざ絶滅しても構わねえ