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スペインのカタルーニャ地方では、クリスマスシーズンになると、ある人形が出まわり、子供たちがいる家庭で大切に“育てられる”そうです。
その人形は子供たちに人気なのですが、変な名前がついていて、とってもかわいそうな目にあうんです。一体どんな人形でどんな目にあうんでしょうか?
その人形は、脚が2本くっついた木の丸太に顔が描かれたもので、サンタクロースのような赤い帽子をかぶっています。
スペインでは“Caga Tio(カガティオ) “という名前で呼ばれているんですが、”Caga=ウンコ“、”Tio=丸太“という意味なので、この人形は、つまり、“ウンコ丸太“って呼ばれていることになります。
ちょっときたない名前ですが、スペインのカタルーニャ地方では子供たちにとても愛されています。
カガティオは、12/8からクリスマスまでの約2週間、スペイン、カタルーニャ人の家庭で「ペット」のように扱われます。子供達が毎日ごはんをあげて、寒くないように毛布であたためます。
するとカガティオは少しずつ成長し、クリスマスにはたくさんのプレゼントを“ウンチ”してくれるんです。ごはんをあげればあげるほどいっぱい出てくるから、みんな一生懸命ごはんをあげて、カガティオをペットのように世話します。
そういうわけで、この人形には、カガティオ=ウンコ丸太という名前がついています。
クリスマスになると、十分に成長したカガティオはリビングに連れて行かれます。昔はどこの家庭にも暖炉があったものですが、今はなかなかないので、赤い毛布を暖炉に見立ててリビングに敷きます。そしてカガティオはその上に置かれます。
赤い毛布の上に置かれたカガティオは、棒をもった子供達に囲まれ、何度も何度も何度もぶっ叩かれてしまいます。挙げ句の果てにはこんな歌を歌われます。
子供達はカガティオがウンチをたくさんだすように、ウンコだせ、ウンコだせ、と歌いながら何度も何度も叩くのです。そうするとカガティオは、キャンディや小物、コインなどをたくさん出すのです。
子供達はカガティオの“ウンチ”に大喜び!!そうして子供達がたくさんのプレゼントに夢中になって遊んでいる間に、なんと、カガティオは燃やされてしまいます。
せっかく育てられたのに、囲まれ、叩かれ、ウンチの歌を歌われ、だすだけだして最後は燃やされるなんて、なんというかわいそうなカガティオ…..。
ところで、カガティオはただの木片なのになぜご飯をあげると成長し、ウンチをするのでしょう?これには親のひそかな努力が隠されています。
子供達は、ごはんをあげるからカガティオが大きくなると思っていますが、実際には、親が 2 ~ 3日ごとにこっそりカガティオを大きい木にとりかえていき、少しずつ成長していくように見せているのです。
これは、田舎だとそこら辺から木を拾って来ればいいので簡単なことですが、都会に住んでいると、わざわざ森に探しに行ったり、カガティオ・ショップから買ってこなきゃいけないからちょっと大変です。
それからカガティオの“ウンチ”。これは子供達がウンコだせと歌って棒で叩いている時に、親はカガティオの後ろに立ち、こっそり毛布の下からプレゼントをすべらせているんです。
あるいは、カガティオがウンチしたとバラして毛布を持ち上げてしまう場合もあります。毛布の下にはたくさんのプレゼントが隠してあります。
ちなみに、カガティオが塩漬けのニシンをだして小便をすると全部 だしきった!という合図ですが、親がこれをどうやっているかは、さすがに秘密のようです。
昔、カガティオは乾燥イチジクなどのフルーツもだしていましたが、だんだんその習慣はなくなってしまいました。それは多分、乾燥イチジクがカガティオのウンチだと、ちょっとリアルすぎるからでしょうね…..。
また、以前カガティオは小さいプレゼントしか出しませんでしたが、最近はプラズマテレビ、オーブンなど、なんでもだすくらいお利口さんになってしまいました!カガティオは進化しています。カガティオおそるべし。
カタルーニャ地方でクリスマスに出まわる人形は、カガティオだけではありません。カガネル(Caganer)という男の姿をした人形もいるんですが、なんとこの人形もウンチをしています。
カガネルのウンチは土地を肥やし、翌年の豊作をもたらすと考えられていますが、最近は単に面白くて子供達が楽しめるものになっています。
一体全体なぜ、カタルーニャの人はこんなにウンチが好きなのかというと、カタルーニャ地方では、ウンチは豊作を願う吉兆アイテムだそうなんです。
カガネル人形にも象徴されているように、ウンチは大地を肥やし、豊作をもたらすものと考えられてきたという説があります。翌年の希望、繁栄の象徴だったんですね。
ただ、叩かれまくってウンチをだすカガティオはちょっと気の毒なようです。しかもウンチがプレゼントだなんてなんともお下品なような気がしますが、スペインの子供たちには人気のようです。
子供たちは世話をしてプレゼントをもらえるので良い伝統ともいえるかもしれませんが、日本でこんな人形や伝統があったらどうでしょう?礼儀作法を大切にする日本では少し驚きかもしれませんね。
(参考)http://www.expatica.com/es/insider-views/Introducing-the-Caga-
Tio_103571.html
http://suitelife.com/blog/events-and-festivals-in-barcelona/the-strangest-
catalan-christmas-traditions/
この風習が広まった背景が知りたい。どうしたらこんな変なことをマネしようと思ったんだろう。むかしは強制されたりしたのかな?
大人だけどうんこ大好き
カガティオって韓(カ)が丸太と脳内変換w
ウ⚫コ大好きだしww
子供役が支☆那様で、棒で殴られて躾られ貢ぎものしていた朝☆鮮w(親役はいない)
カタルーニャのこのイベントを知ったら斜め上の思考回路だから「ウ⚫コ好きの起源はウリだがスペインをウリの兄弟・親友にしてやるニダ!」とホルホルするかもwwwww
ウンコが豊穣をもたらすという考えは江戸時代に人糞を肥やしにしていた人々の考え方とよく似たものじゃないかな