日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
海外旅行が身近なものになりつつある昨今、旅先は比較的近場のアジア圏をはじめ、飛行機で10時間以上かかるヨーロッパや北米も人気です。
どこを旅行するにしても海外で注意しなければならないポイントはたくさんありますが、その中でも最も注意すべきなのは盗難被害。洋服やカメラなど買い替えられるものであればまだしも、パスポートや財布が盗まれてしまうと大問題です。
パスポートは滞在国に大使館や総領事館があれば再発行が可能とはいえ、大使館まで足を運ばなければなりませんし、手続きを踏んで実際にパスポートが手元にくるまで時間がかかります。
現金はもちろん、クレジットカードや銀行のキャッシュカードが入った財布を盗られれば買い物さえできず、悪用を防ぐためにカードの停止手続きをとらなければなりません。そうならないよう、貴重品や持ち物をしっかりと守る必要があります。
窃盗の手口は国によってさまざまですが、親切心を利用した窃盗事件が多発しているのがスペインです。
高速道路のサービスエリアで休憩している人たちをターゲットにした事件では、カップルを装った窃盗団の2人組が道を聞くふりをして地図を見せ、話し込んでいる隙に窃盗団の別のメンバーが停車中の車から金目の物を盗むという手口が使われています。
また、一般道ではバイクに乗って車に近づき、「タイヤがパンクしている」などと親切心を装って停車させ、運転手や搭乗者がタイヤを確認している間に車内から物、あるいは車自体を盗んで走り去るケースも報告されています。
さらに、バイクに2人乗りをして走行車のタイヤを切りつけ、実際にパンクさせて車を停めさせ、修理を手伝うふりをして窃盗を働く手口もあるそうです。
これまでは窃盗といえば単独犯が多かったものの、最近は若者たちが組織立って犯罪に及んでいるといい、その分、手口も巧妙になってきています。
自家用車でスペインを訪れる人の多いイギリスでは外務省から注意喚起が発令されており、当局によると2014年5月までにスペインでは緊急トラベルドキュメント(外国を行き来する場合の渡航証明書)の発行要請が600件以上あったとのこと。
つまり、それだけの人が何かしらの窃盗被害を受け、渡航証明書を盗まれたことになります。スペイン国内の窃盗事情を知らない外国人観光客が狙われやすいとはいえ、地元住民の被害も後を絶ちません。
スペインでは車(運転席)を離れるときは必ずロックすること、運転中にパンク等の指摘を受けてもすぐに停車しないこと、できるだけ車の窓を開けないこと、車内の見えるところに荷物を置かないこと、が常識だそうです。
私たちの気が取られている間に、誰かが車の助手席のドアを開けて女性のバッグを奪っていった。パスポートや薬とかいろんな物が入っていたそうよ。車に近づいたときと同じくらいあっという間に去っていったんだけど、本当に一瞬の出来事でどうすることもできなかった。
スペインを旅行中に車を乗るときはお金や書類、パスポートを車のあちこちに分散して置くようにしている。そしてドアはちゃんとロックするし、サービスエリアも大きなところにしか寄らないわ。
見知らぬ人が声をかけてきて、車のドライバーが気を取られている隙にハンドバッグから貴重品がすべてすられる。あと、男性は後ろのポケットに財布を入れないこと! 大丈夫だと思っていてもすられるからね!実体験したから言えること。
日本でもスリやひったくりの窃盗事件が発生しているとはいえ、車内に置く荷物が外から見えるかどうかを気にする人は多くありません。不用心だという見方もできますが、それだけ安心安全な国であることに他ならないと言えます。
(参考)http://www.dailymail.co.uk/news/article-2658669/
Beware-Spains-highway-robbers-Foreign-Office-
warns-holiday-makers-alert-surge-attacks-UK-cars.html
旅行先で盗難にあったら、楽しい思い出が全部吹っ飛びそう。いい人を装って近づいてくるなんて、誰も信用できないなくて旅行も楽しめないじゃないか。警察はちゃんと仕事してほしい!