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東アフリカに位置するソマリアにて、イスラム系武装勢力のシャバーブが、政府に対しインターネットの禁止の要求を行い、イスラム教徒のネット利用が禁止に!その実態とは!?
インターネットが生活に根付いて随分と長い時間が経つ。家では光ファイバーの高速ネットで動画をみたり、テレビ電話をしたり。外ではスマートフォンを使って暇潰しをしたり、その場で情報収集が簡単にできてしまう。いわばそこら中でネットが出来る事が当たり前である。
新興国や発展途上国でも日本程、環境が整っている訳じゃないにしろ、 みなスマホを持っていて、家ではネットをして、パソコンが無い人はネットカフェに行く事が世界では標準化している。
日本の環境の中にいると考える機会はなかなか無いが、実はどこの国でもインターネットが安心して使えるとは限らないのだ。その中の一つのイスラム国家であるソマリアがまさにそう。
シャバーブというイスラム教の武装勢力グループが政府に対し、 「インターネットの使用を禁止し、逆らう者には処罰を!」と脅迫を行い、その後イスラム市民は、シャバーブが直接統治する地域を中心にインターネットの使用が禁止されたのだ。
ソマリアという国は、内戦がずっと続き、治安が安定しない国(世界で治安ワースト第2位)という事で知られている、アフリカ大陸の北東部にある国。とはいえインターネットは首都を中心に広まっていて、とくに東アフリカの国ではインターネットの成長が一番高い国でもあった。
去年までは3G回線がソマリアでも普及しており、またインターネットカフェには毎日多くの利用者が訪れる程、インターネットは日常的な物であった。首都から離れた土地でも衛星サービスによるインターネット利用が可能で、日常的なネット利用は首都に限った事ではないそうだ。
特に2013年の暮れには、南アフリカからの援助で光ファイバーが接続される予定で、既にソマリア市民の1、2パーセントは高速ネットの開通が行われていた。
だが革新派のキャンペーンでその上がり調子だったソマリアのインターネットは雲行きが怪しくなった。彼らは 「携帯電話や光ファイバーによるインターネットの禁止だ。それに逆らうものは敵と見なし、イスラムの法が及ぶ所になる!」と政府に対し脅し、実際いま住民達は禁じられている。
さらにプロバイダー会社は、「15日以内に業務とサービスの提供を止める準備をし、応じなければ敵と見なす。」と脅しをかけられている。
住民達も脅されてただ黙って指をくわえて待っているだけではなく、政府もシャバーブの脅しに屈してはいけないと呼びかけをおこなったり、住民達はストライキを起こしたりと、反対の意思を表している。
しかし、 残念な事に既にたくさんの住人達が、シャバーブが直接制御している国を中心に、スパイ活動という口実のもとに逮捕されているそうだ。そして期限つきの活動予定だったが、今現在もこの状態がつづいているそうだ。
ここまでインターネットを厳しく取りしまる理由は一体なんだったんだろうか?調べても理由は見つけられなかったが、ただ不思議な事に、ここまでネット規制を武力で訴えているのにこのシャバーブという勢力は、脅迫文をFacebookに挙げる等と、ちょっと頭をかしげたくなるような所もあるそうだ。
ネットが規制されるどころか、犯罪に扱われる状況にある国がある事に驚く。
海外のサイトでリアクションをみたが、私と同じ様な驚いたリアクションが多いのかと思い気や、意外にも多様な反応があった。
この時代にネットを用いず活動の賛同者を広める事への指摘、彼らの思想の矛盾を叫ぶ声や、他宗教や不安定な地域といった特別な環境だからこそ感じる共感と理解、といった風に意見が様々。ただ理解をしようと試みる意見が多かったのも意外だった。
私はやっぱり、活動家じゃないからわからないけど、ネットを用いず活動するのは難しいんじゃない?って思った。ついこの間のアラブの春だって、Facebookがきっかけで原動力に役割を担った訳だし。
でもネット環境は国によって違うから、ここ数年で、紛争がある中、ネット環境が急速に開発されたソマリアだからこそ、こういう意見が生まれたのかな?とか思った。だいたいの先進国では当たり前だけど、戦後ずっと戦争に翻弄される事も無く、すんなりとインターネットが社会にとけ込んだ事は、こんな話を知ると幸せな事かもしれない。
それにソマリアのネット配備をみても、10年前からそこらじゅうでネットが出来ている日本はすごい事であり幸福だ。この記事に倣って、もし日本が将来インターネット規制なんてことが始まったら、強力で巨大なメディアであるインターネットの重要性を訴えていきたいね!
(参考)http://www.welt.de/wirtschaft/webwelt/
article123708182/Radikale-Islamisten-verbieten
-Internet-in-Somalia.html#disqus_thread
”
イスラム教徒は何かと他宗教の文化を認めない考えが強く、簡単に海外の情報を得られるインターネットは、彼らにとってとても迷惑なものだろう。
しかしネットを禁止し、処罰や脅迫を行うやり方は間違っている。まずは何が悪いのか検証する作業も必要だし、力でねじ伏せるのではなく、話し合いで解決する術も学ばないといけないと思う。
イスラム教は解釈の自由度が凄いな
権力者にとってありがたいな
イスラムって本当はもっと自由度の高い宗教なんだけどね。
どうしてこんなことになってしまったのか。
コーランに書いてあること
・奴隷が別の宗教を信仰しても構わない
・多神教を信仰する民族がいても構わない。※敵対しなければ
・勧められたのなら豚肉を食べてもOK
・異教徒の地では戒律は守らなくてもいい。
一回ネットの便利さを覚えた人間はネットなしではいられないと思う。ある種の中毒性があるために。ネット禁止が倫理的に悪いとは思わないが、難しそう。
あー、ソマリアほどじゃないとしても、ロシアもそれに向かっているようだな。ある意味で時代の先を行ってるんじゃね?
ある意味北朝鮮より過激だな
ソマリアのイスラム教徒が可哀想だよ