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えっ??そんなものまで飛行機で運ぶの??
空の旅は安全で、そしてできれば快適であってほしいもの。
しかし、隣の乗客が突然亡くなってしまう、なんてアクシデントが起こらないとは限りません。そんな場合に備えて、シンガポール航空の旅客機には、なんと「遺体収納スペース」が設けられているというのです。
機上で亡くなる人の数は、1年間で260人にものぼるといいます。これまで、予期せぬ遺体を収容しておくようなスペースはなく、トイレなど客室内の目立たない場所に運ばれるか、そのまま座席に安置するより他ありませんでした。
シンガポール航空はこうした悲劇に対応するため、太平洋ルートの長距離フライトを行なうエアバスA340-500型機に、遺体専用の収納スペースを設けたのです。
シンガポール〜ロサンゼルス間は約7,900マイル(約12,600キロ)。約17時間もの間ノンストップで飛行するという長距離フライトならではの事情から、シンガポール航空はこのような対策をとることにしたのです。
隣の席や近くのトイレに遺体が運ばれるのを見るのは、誰にとっても嫌なもの。ましてや長時間フライトならばなおさらのことでしょう。
しかし、旅客機には遺体だけでなく、乗客が持ち込む信じられないものがたくさん乗っているのです。その驚きのラインナップを見てみましょう。
2008年、ミュンヘン空港では手荷物として兄の遺骨を持ち込もうとした女性が手荷物検査で止められました。兄の最後の願いは、イタリアで埋葬されること。きちんと死亡証明書を携帯していた彼女は、ドイツの法に触れることなく搭乗を許されたのです。
えっ!と、驚かれる方も多いと思いますが、医療目的に微量の放射性物質が持ち込まれることは一般的なようです。もちろん、梱包は厳重になされていますからご安心を。
2010年には、ヒューレット・パッカード社のプリンター内に隠された爆発物が発見され、この事件以降、荷物は必ず100%スクリーニングされるようになったそうです。安全だと思いたいですね。
大手航空会社なら、チワワから毒蛇まで様々なペットを運ぶことが可能です。その数は米国だけで年間200万を超えるといいます。
2013年にはDHLが3頭ものマナティーを運びました。マナティーたちは、上部の開いた木箱に収容され運ばれたそうです。
また、2010年にはトラのぬいぐるみでカモフラージュされ運ばれている本物のトラの赤ちゃんが、バンコク空港のセキュリティーで発見されています。
この他にも高級車、クリスマスツリー、母乳や精子など、わざわざ持ち込まなくても…といったものを旅客機で運びたがる人が要るようです。
さて、こうしたものはまずキャビンで目にすることはないと思いますが、病気や体調の急変は乗客の目に触れるもの。よく考えられたシンガポール航空の対策に、世界からは様々な意見が寄せられました。
亡くなった女性はかなり年配だったんだけど、航空会社に毛布を掛けられてまるで眠っているように見えたそうだよ。彼女の遺体は、他の乗客が全員目的地で降りてから運びだされたんだ。同僚は飛行機代を払い戻してもらった上、お礼の品までもらっていたよ。どの航空会社か思い出せないけど。
よく映画などで、「この中にお医者様はいらっしゃいませんか!」とフライトアテンダントが叫ぶ場面に出くわしますが、実際にはなかなかいないもの。また、運良く医者が乗り合わせたとしても、現実的に機上で適切な対応を取るのは難しそうですよね。
その点、今回のシンガポール航空の対応ならば、容態が急変した際に乗務員が迅速に行動すれば、患者はどこかで治療を受けているに違いないと他の乗客も安心しますよね。
しかし、やはり機上で人が亡くなる場面など見たくないもの。空の旅は安全に、そして健康にいきたいものですね。
(参考)http://www.weirdasianews.com/2014/06/27/singapore-airlines-
corpse-cupboard-case-dies/
年間260人もの人が飛行中に亡くなっているなんてビックリした。たしかにそのまま隣の席にいられたらかなり迷惑なので、どこか移動してもらいたいが、トイレなんて可哀想なのでシンガポール航空のように専用の場所を用意するのは良い方法だと思う。
車輪格納庫にしまえば、冷凍保存して運べるはずだよ
しょうがないとはいえ、隣の座席に遺体があるとかたまったもんじゃないわな。しかも下手すると十何時間も一緒とか…
おいおい、、、ミックス