日本のラッシュ時の地下鉄のすし詰め状態は世界的にも有名です。でも、不快ではあるものの、命がけで電車に乗る、というわけではありません。
海外には、下の写真や動画のように、バスにぶら下がって命懸けで通勤、通学をしている人がたくさんいるのです!
ラテンアメリカ諸国のバスの状況
科学の発達により、近代的な交通機関がたくさん存在し、世界中で多くの人がより安全に、より快適に移動できるようになっています。
電車やバスといった公共の交通機関で通勤、通学をすれば、自家用車の通勤よりも安価で速いので、どこの国でも電車やバスが利用されています。
とはいえ、状況が改善しない国はたくさんあります。今回は特にラテンアメリカの状況をお伝えします。
ラテンアメリカの交通機関は、危険!の一言に尽きます。もちろん地域にもよりますが、毎日のようにスリ、強盗、事故が絶えないのはもちろん、1度にできる限りの人をバスに詰め込みます。
まるで「人間」を詰め込んでいるということを忘れているのではないかというほど…知らない人が膝の上に乗っていても驚きません!
それだけではないのです。この満員で外にぶら下がっている人がたくさんいるバスが、少しでも早く目的地に到着できるように猛スピードで走ります。事故率が一番高い乗り物はなんといっても公共バスです。
もちろん法定速度や制限人数は存在します。でも、警察に止められても、運転手が幾らかのワイロを警察官に渡せば済むことなのです。「怖いから別の方法で」と思っても、これが唯一の移動手段だ、というのが現実です。
- 大統領は新しいバスを購入して、バス会社に提供したらいいんじゃないかな!ものすごい年代物が走り回っているからね。
- 運転手に講習しなきゃ。野獣のように、思いのまま駆け回ることしか知らないバスの運転手を懲らしめろ!もちろん資金がかかるのはわかるけれど、私たちは人間です。野獣のように扱われて、生きていけるはずがないです。
新しい交通システムを国家的に作っていくべきだと思う。政治家がすることは、ただの選挙活動だけじゃないですか。
- 交通ルールなんてないも同然。信号も標識も、誰も見てないし。っていうか、センターラインもろくにないし、路肩のラインも引いてなかったりするんだよ。まずそういうインフラの基本的な整備してから、法に従った走行を強制させないと。歩行者にも責任はあるよね。例えば歩道橋があっても誰も使わないし。
- 警官は何もしてくれないよ。市民の安全のために働くなんてとんでもない。だけど市民だって、自分の身を守るために努力しないと。
こんなに満員なバスなのに、それでも乗っちゃうから状況がいつまでも改善しないんだ。頭悪いよね、みんな。バスの外にあふれている状況をやめるようにすれば、たくさんの事故が防げると思う。
- 運転手に罰金を払わせるようにすればいいんじゃないかな。そうしたら、運転手も気をつけないと、って思うようになるのに。あ、うそうそ、そうすると警官がワイロをさらに水増しして要求するだけだね。解決にならない!なんて悲しい状況。
- ラッシュ時のバスには、もう入らないのに、それでもまだ人を入れようっていう状態。その上、停留所に着いて降りる人がいたら、降りるのがまた大変!「降りますー!」って叫ぶのが、またキツイ。
- 乗るのも大変だけど、降りるのも命懸けだよ。一瞬止まるかどうか。そこで飛び降りるのさ。降りる際に転んでケガする人の数が相当多いよ。運転免許証を交付する前に、運転手の精神状態もちゃんとチェックして欲しいよ、ほんと。
- バスの外に人が掴まれないようにすればいいのに。これって解決策にならない!?
- 交通警察官が、こういうバスを相手にしないからあきれるよね。
- カルタヘナというコロンビア一の観光地は、サルが名物かな。人間がサルみたいに、バスにぶら下がってるの。これで国内一の観光地なんだよ。
- これって、バスじゃなくて貨物バス。
- 母とバスで祖母の家に行く時。物乞いの人が乗ってきて、小銭をせびってきたんだけど誰も相手しなかったの。そしたら逆ギレしてナイフを出して小銭を要求してきた!とはいっても、それ以上のものは要求しない、わりと上品な強盗だったのが救い。
- わあ、こういう状況はベネズエラだけのことかと思ってたけど、このコメント欄を見ていると、ラテンアメリカ全土こんな状態みたいだね!
- アメリカに長年住んでいて、数年ぶりに母国ホンジュラスに戻りました。こんなふうに命懸けでバスに乗るんだったっけ、と、思い出しました。
- この動画じゃわからないけど、バスの中は陽気な音楽が最大ボリュームで流れていて、外に乗客がぶら下がっていても、急ブレーキ、急発進!まさにアクション映画だよ。
- 僕の住んでいる田舎町ではここまでではなかったよ。だけど都会に出た時にこの状況で、びっくりしたんだよ。耐えられずにバスから降りちゃった。
- 乗客には酔っぱらいがいて、みんなにからんだり、隣で寝てる人が肩に寄りかかってきたりするのも日常だよね。
- 学生です。バスの外にぶら下がるの、市民生活の役にもたってるんだよ。僕が貧しい学生だってわかっているから、運転手さんは「乗れよ」って後ろにぶら下がらせてくれるの。そういう時はバス代要求されないんだ。とはいっても、猛スピードはやってられない。あれはやめて欲しい。
- もっと法律を守るように啓蒙活動をしたほうがいいと思う。CMを流すとかさ。どうかな?
- バスの運転手です。俺たちにもノルマや時間通りに着かないといけない決まりがあるんだ。こっちだって命がけでバス動かしてあげてるんだから、乗せてもらえるだけ感謝しろよ。
食べていくため、生きていくために通勤するのに、市民の足である交通機関が命がけだなんて本末転倒です。そんなことは誰にでもわかっているのに改善しない。
そんな議論はともかく、今日も出勤するために、満員でも、とりあえずこんなバスに乗るしかないんです。
みなさんも、そんな外国人がいる、ということを忘れないでください。先進国の日本人として、まず意識を持つことが、いつかこれらの国の危険な現状に「援助」の手が差し伸べられるようになる第一歩かもしれません。
(参考)http://www.laprensa.com.ni/2010/04/13/nacionales/21667-
camionetas-y-motos-causan-mas-accidentes
http://www.eluniversal.com.co/cartagena/conductores-de-buses-y-busetas-
sancionados-por-llevar-pasajeros-en-los-estribos-163812
毎日のようにスリ、強盗、事故が絶えないなんて、安心してられない。日本人だったら特に狙われやすいだろうな。最初からこんなバスには乗らないけど、これしか移動手段がないならちょっと困るなぁ。
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