日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
現在、海外で働くフィリピン人は約1,000万人で、フィリピンの総人口は9,000万人規模ですから、おおよそ10人に1人が海外に出ているという計算になり、毎日3,000人以上の労働者が海外就労に出ているということになります。
以前は欧米や日本などで家事手伝いや飲食店などで働く女性が多かったものの、最近では開発が進む中東や成長著しいアジアで建設業などにつく人が増加しております。
その労働者は合計239国及び地域で、家事労働、船員、エンジニア、看護・介護、観光産業など様々な分野で雇用されています。出稼ぎに行く国にもよりますが、フィリピン人メイドが奴隷のような扱いを受ける事も多々あるようです。
フィリピンには海外雇用庁という政府の機関があり、国が積極的に国民を海外へ送っています。フィリピン国内での非雇用率の高さ、貧困などにより、海外への出稼ぎを積極的にサポートする事で国を支えているのです。
海外に散らばった多数の在外フィリピン人が母国に送り続ける“送金”、それは莫大な額にのぼります。昨年、フィリピンに流れこんだ労働者送金はおおよそ174億ドル。
海外からの送金額は銀行を経由しないものを含めれば、GDP(国内総生産)の2割にも達するとされ、この巨額の資金がフィリピンの経済、社会、家計に与える影響は計り知れません。
社会・人間開発という観点から見れば、送金は貧困層を押し上げ、より多くの子どもに教育の機会を与えています。
ここでは中東で働くフィリピン人メイドが直面する問題に焦点をあててお話しします。
フィリピン人女性は、新しい環境に慣れる柔軟性、性格の明るさ、語学力から、メイド、ナニーとしては世界的にとても人気があります。
中東での外国人メイド、掃除婦やその他の家事労働者は奴隷のような状況で働いているケースもあり、労働者達は、パスポート、賃金、休日、別の仕事に移る自由などを取り上げられている場合があるというのです。
カタールでは過去数ヶ月の間に、労働条件の過酷さでフィリピン大使館に駆け込んだフィリピン人メイドが何百人にも上ったと言います。多くのフィリピン女性が、身体的や性的な暴力、嫌がらせ、無給での長時間労働、携帯電話の没収などの被害にあっています。
カタールの労働環境での搾取は、サッカーワールドカップに先駆け、更に懸念をもたらしています。
メイド達はサッカーワールドカップと直接の関係はないのですが、2022年のトーナメントを支えるため、家事労働者達はホテル、スタジアム、その他のインフラではとても重要な役割を果たす事となるからです。
イギリス・ガーディアン紙の調査では下記のような問題が明らかになりました。
給料の無払い、パスポートなどの没収、雇い主を変える自由がないなどは、強要された労働として国連の規則違反になります。国際労働機関によれば、 “強要された労働とは自発的にやる事ではなく、処罰の脅威により仕事を強要されること”です。
“処罰の脅威”には身体的、性的暴力、食べ物や住居の没収、賃金無払い、ローンの支払い不可能、将来の労働からの除外や権利の剥奪を指します。
現代の奴隷制は、地球上で2,100万人に影響を及ぼしていると予測されます。
[フィリピン人メイド、ヴァネッサのケーススタディ]
ヴァネッサは着の身着のままにフィリピン人シェルターに逃げ込んで来ました。何故なら、彼女が4年間働いた雇い主は、ヴァネッサが子供達を怒鳴ったから、とフィリピンへ帰るフライトをキャンセルし、彼女の持ち物全てを取り上げたからです。
ヴァネッサは4年間に一度も休日がなかったけれど、仕事だから子供達と遊ぶことは構わなかったと言います。ヴァネッサの雇い主であるインド人女性は、ヴァネッサが女性の子供に食事を与えたので顔を叩いたと申し立てています。
“彼女の赤ちゃんに食ベさせたことは私が悪いの、だから私は顔を叩かれた。私が嫌だったのは、彼らは私の全ての物を取り上げた事”。
彼らが取り上げた物の中には、彼女が大事にしていた10歳の娘の写真と携帯電話と42,500ペソ(約5万8千円)がありましたが、“彼らはきっと私が盗んだと警察に言っていると思う、神様だけが知っている事だけど”と言っています。
フィリピン人海外労働者は貧しい地域(階層)からの出身者が多く、比較的単純な労働に従事し、女性の割合が大きく、彼らの本国への仕送りが家族を養い(支え)、結果的には国家経済に貢献します。
ただし、家族と国家の順番(位置づけ)が重要であり、家族の強い絆が、辛く厳しい海外での就労を決断する「出稼ぎ現象」を支えているといっても過言ではないでしょう。
フィリピン人は識字率96%と教育もきちんと受けており、英語も話すためアジア諸国などでは子供の英語教育にも有益で、フィリピン人メイドを持つ事がステータスとされている国もあります。
しかし、我が子を母国に残し海外へ出稼ぎに出ているフィリピン女性は、家族を支えるという強い意志の元に過酷な条件にも耐えることを余儀なくされます。
中には仲介業者への借金を抱え、パスポートも取り上げられているため、どんなにひどい条件でも飛び出すことができないフィリピン人もいます。
中東各国の政府とメイド送り出し国であるフィリピンやインドネシアなどの政府間では、状況改善の為に幾度となく話し合いがもたれて来ましたが、メイド達が受ける被害は絶えないのです。
それらの企業のCEO達は、海外で子供を含めた労働者達が生きて行くのが困難な程の賃金しかもらわず奴隷のごとく働き続けているのをしりながら、毎日家に何万ドルも持ち帰っているんだ。この国の労働者達は今、2つも3つも仕事を掛け持ちしているんだよ。
たった1%しか勝者になれない人種の中に残るために僕らの国にスラム街や奴隷ギャングを作るかわりに、僕らがトレードする人達に労働者の権利を作ったらどうだ?カタールが国内できちんとこの問題に対処するまで、彼らとは関わらないって事から始めたらどうかな。
僕はドーハで彼らと話した事があるんだけど、どんなに状況がひどくても、自分の国にいるよりは遥かに良くて、儲かると言っていた。そのような労働者達がもし国に帰ったら何をする?外資系の企業で安い賃金で働くんだ。そして彼らはイギリスへ来る事を夢見るんだ。
でも19世紀のアメリカでは、奴隷に読み書きを教える事は違法だったし、雇い主が奴隷を自由にする事には法的バリアがあった。アメリカの奴隷制度は歴史上、最もひどくて残酷なシステムだったな。英国領のカリブ諸島の奴隷制度も結構ひどかったが。
(参考)http://www.theguardian.com/global-development/
2014/feb/26/qatar-foreign-workers-slave-conditions
フィリピン人メイドってそんなに世界で活躍していたなんて知らなかった。しかし、海外へ飛んで行方がわからなくなってしまったとか、性的な暴力や嫌がらせ、無給での長時間労働を強いられているなんて、現在行われているとは思えない時代錯誤な問題だと思う。
中東諸国でのメイド虐待はインドネシアとも同じように問題になってたね
フィリピン人よ、誇りを持て!
こんなの許されることじゃない
向こうは貧困で乞食のような人たちがたくさんいたりお金に汚いという印象をたまに受けるけど、私の地元にあったフィリピンパブの子たちはいつもお客さんを楽しませようと一生懸命で贅沢をしている様子もなくフィリピンにいる家族のことをいつも思っていた。
日本で随分若いフィリピン人と年いった日本人男性のカップルを見るけど、お金のために演技してるようには見えず本当にラブラブに見えるのを不思議に思ってたけど、ネット見てたらどうやら向こうは恋愛に年の差は関係ないっていう文化らしいね
貧しい国の人たちにもっと誠実に対等に付き合ってほしい、とくに海外で女性を買う日本人男性に忠告したい!
>2
その意見、同意するわ
ファイリピン女性とお付き合いすると大変だけどね。かなりたかられるw 帰国するから家族へのお土産買ってくれってねだられたのにはびっくりしたw
あと浮気したら怖い。殺す勢いで怒るわめく。浮気相手が同じフィリピン人だったら相手の命があぶない。
外国に出稼ぎに行かなくても済むようにフィリピンは変わるべき。
中東はオイルマネーで西側めてぃあ
フイリピン人なんか海外では人間以下の扱い。イギリスの女子刑務所に男性フイリピン人の便所掃除人が入ってきても驚かないからな。便所で用を足してようが、平気で掃除させるからな。目の前で生理の汚物を回収されても平気。猿が入ってきたとおもっているのさ。
これは囚人に限った出来事ではない。市内の共同浴槽の女子専用
サウナでもおなじ扱い。女子サウナに男フイリピン人が掃除にきても平気。イギリス人に裸みせると恥ずかしいのに、フイリピン人に見せても恥ずかしくない。
以上からフイリピン人にたいする世界の見方は奴隷だとわかります。いくら差別してはいけないと理想を掲げても頭の中の意識を変えないと直りません。それは市民教育によってかえるしかありません。