日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
ビール、発泡酒、日本酒、ワイン…一口にアルコール飲料といっても多様性があり、原料、アルコール含有率、作り方によって微妙に味が違ってくるわけで、アルコール好きにはこれがたまらないとか。
日本でも酒税に関しては様々な変更が加えられてきていますが、現在は落ち着いてまだまだお酒は一般庶民の手の届く範囲にあります。それにコンビニでもスーパーでも、どこでも手に入れられますよね。
実はこの快適さ、当たり前ではないのです。アルコール飲料に高い酒税がかけられ、購入できる時間までが制限され、なんと一年を通して国からアルコール飲料が全く消えてしまう期間があるとしたら、あなたならどうしますか?
現実にそのような規制があるのが、北欧ノルウェーです。どんな規制かと思いますが、様々な分野に及ぶのです。
まずは酒税に関して、どのくらい高いかというと、もちろんお酒の種類によって違うのですが…
1ノルウェークローネが日本円だと16.5円になることを考えると、決して安いとはいえないですね。これに加えて消費税25パーセントが課税されるので、買う時点でお酒はなかなかの高級品になってしまうわけです。
お酒を購入できる時間が法律によって規制されており、平日夜間、日曜日、祝祭日はお酒の販売は禁止されています。もちろんレストランやバーに行けば飲むことはできますが、食事よりもお酒代が高くつくことになってしまいます。
そしてもう一つ驚きなのが、“選挙期間中はアルコール飲料販売禁止”という法律。4.75パーセント以上のアルコール含有量のお酒は選挙期間中すべての店から消えてしまうのです。
その理由というのは「これらのアルコール飲料は理性的に判断する能力を低下させる」から。国民の判断が国政と国の福祉に関わるということからこの法律が制定されたようです。
納得できるような気もしますが、それは選挙期間のみに関わらずいつものことでは?とも思いますね。このようにノルウェーではお酒に関してかなり厳しい規制が課されているのです。
さてこの法律について、世界の人々はどのような意見をもっているのでしょうか?
この法律を制定したノルウェー政府の狙い、目的は崇高なものに思えます。国と国民が協力して政治をよりよいものにしようという意欲が感じられます。
ただ、国民が政治に関心をもち理性を働かせて判断するようにというのは、頭では十分理解できる妥当なものですが、大のアルコール好きの人にとっては辛い時期になりそうですね。
お酒が趣味の人が観光でノルウェーを訪れる機会があるなら、選挙期間をしっかりと調べていったほうがよさそうですね。そうしないと旅の醍醐味を味わえないことになってしまうかもしれません。
(参考)http://www.cronicasiete.com/2014/05/diez-leyes
-absurdas-del-mundo.html
お酒は生活必需品ではなく贅沢品なので、たばこと同じように税金は今後どの国も上がっていくかもしれない。
飲酒運転など、お酒は判断力を鈍らせるので選挙期間に禁止されるのも理解できないわけではないが、少し厳しすぎると思う。
これは立候補者に課せられたものですか?
だとしたら私には立候補できません