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2014年5月、米国・テキサス州に住むある家族が日産自動車の販売する電気自動車”リーフ”を買い、北米市場での販売台数は計5万台を突破した。
その5万台目の購入者であるトッド-リサ・ボルト夫妻は、リーフをテキサス州ダラスのルイスビルにあるディーラーで購入した。しかし、夫妻の友人間の間では、リーフの所有者が少なくない。夫妻の購入時期は友人達の中では遅い方だったのである。
ボルト夫妻は2つの教会に勤めている。そこでの従業員の20人以上は日産リーフの所有者であり、自分たちを”Blessed LEAFs Clubs(神聖なるリーフのクラブ)”と呼んでいるそうだ。
ここ、ダラスフォート・ワース地区では、リーフの販売台数は日産が予想した数よりも50%も高い台数を更新している。
ボルト夫妻は
と、燃料を使わないクリーンな自動車であることだけではなく、車としての操作性の良さを絶賛している。
ダラス・フォートワースとヒューストン市街地は、日産リーフ購入者向けへ、2014年4月より二年間は公共施設で充電費用が無料となる” No Charge to Charge”プロモーションを行っている。米国全体でのプロモーションは、このダラスとヒューストンの試行を手本にして、後々行われる予定である。
日本の電気自動車が北米で成功を収めているのはなぜだろうか?この日産リーフの側面から見て行きたいと思う。
まず、購入検討者の不安事項に対して、企業としてその不安の払拭に力を入れていることが挙げられる。多くの人にとって、これまでの乗りなれているガソリン車から、充電といった電気自動車固有の機能など扱いが異なる電気自動車に乗り換えるということは、勇気が必要なことだと考えられる。
これに対して日産自動車は、こういった電気自動車への質問・不安に、リーフを所有し日常的に使っている購入者に回答してもらい、リアルな声を聞いてもらうという方法をとっている。
例えば、購入検討者の中で最も懸念されていることが、航続距離(一回の充電で走行できる距離)の長さであるが、リーフのオーナーの何人かは、リーフが満充電で十分に走れる距離84マイル(134.4km)は、郊外・都市どちらの通勤でも十分であると回答している。
北米のオーナーの多くは電気自動車の近・中距離の移動には苦労していないようだ。このようにリーフは北米、特に通勤が航続距離の範囲内の顧客の心をしっかりと掴み、確実に販売台数を伸ばしていったのである。
また、この日産リーフには、日本の技術力が詰まっており、車としての走行性の満足度の高さも成功の秘訣であろう。日産リーフにはタイヤを駆動させるために、80kWのモーターに24kWのリチウムイオンバッテリーのパックが備え付けられている。
このリチウムイオン電池はノートパソコンに付属しているものと原理的には同じものである。電池はリーフの床下に埋め込まれており、家庭用の普通充電であれば8時間、街頭に備え付けてある急速充電であれば30分でフル充電することができる。
家庭で8時間で充電できるということはつまり就寝の時間で十分に充電できるということであり、この点に対するオーナーの満足度は高い。また日産リーフの内装は、すべてのゲージがデジタル画面であるなどかなり未来的である。
さらにリーフにはキーの差し込み口がなく、電源ボタンをただオンにするだけでエンジン音が無く電源が静かに入り、リーフの”ハイテク”感を一層増してくれる。
駐車時には、鳥になって上空から見るかのように360度を見渡すことができる。BMWもi3という電気自動車を販売しているが、それと同様・以上にリーフも多くの技術を搭載している。こういった先進的な技術は、我々を格別な気持ちにさせてくれる。
また、このリーフで使用され少し性能が落ちた電池は、2014年4月より、太陽光電池の蓄電用(晴天時に余剰発電した電気の蓄電用)としての使用が開始されている。このように使用済み電池の有効活用の検討も行われている。
電気を中心にしたエコなエネルギー革命は、日本が生みだした日産リーフを中心に、始まったばかりだ。また、日本の技術の完成度の高さは、世界市場で上位に常連でランクインできる実力を持ち合わせており、世界の人々からの信頼は非常に厚いことは間違いない。
(参考) http://www.torquenews.com/1080/50000th-us-nissan-leaf-delivery-made-texas
http://www.greencarreports.com/news/1091052_nissan-leaf-owners-answer-common-electric-car-questions
http://www.digitalspy.co.uk/tech/news/a535803/living-with-a-nissan-leaf-the-ins-and-outs-of-electric-car-tech.html#~oFnPG7rThjCRAH
公共施設で電気自動車を充電すると2年間燃料費が無料になるのは、とても魅力的なため、普及率の高さも納得がいく。
しかも街頭に備え付けてある急速充電であれば30分でフル充電できるなんて驚いてしまう。
ディーゼルのプラグイン・ハイブリッドを早く出してくれないかな~
早朝の住宅街でのスタート音さえなければ、郊外を長距離走れるのに
市街地走行の時だけエンジンを切ってモーター走行にしたらダントツだけど
日本だと一時期タクシーでリーフ見かけたけど、運転手からの評判が悪くて皆買い換えたらしい
1人1台所有が標準のアメリカではリーフは通勤専用車の位置付けで、遠出する場合は家族が所有するガソリン車を使えるから成り立つ話。
日本でも同様に複数台所有の家ではいいだろうけど、1台で通勤も遠出もオールマイティーにこなすならば完全に航続距離が足りないし充電インフラもダメ。
結局、プリウスのPHEVみたいに近距離はバッテリー+モーターでそれ以上は発電機兼補助動力としてエンジンを使うパターンが理想と現実の妥協点
ただ、コスパ的にイニシャルとランニングのバランスからPHEVよりも通常型のハイブリットのほうが普及してるだけ。
それとリーフの満充電8時間ってのはバッテリーの容量ではなくて夜間の停車時間=充電可能時間からきてる
バッテリーの容量を増やせば航続距離も伸びるんだけど充電時間も長くなって使い勝手が急激に悪くなる
単純に2倍のバッテリー積んで航続200キロ以上走る代わりに16時間充電必要っていわれたら一日の2/3がコンセントにつなぎっ放しw
かといって8時間で2倍のバッテリーを満充電できるようにするには既存の充電インフラに大掛かりに手を加えにゃならん
#1
賛成票1。
あと、カルロス・ゴーンが居座ってる間は日産・ルノー車は買わない。
中国製だろ