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2014年に韓国政府が昆虫食を国策として推し進めると発表し、国内外に衝撃がはしりました。当時2016年には7種の昆虫を食用指定する予定だと発表しました。韓国政府主導の昆虫食事情をみていきましょう。
韓国政府が未来の食糧難にそなえて、昆虫食品産業の発展に惜しみない力を注いでいます。
国際食糧農業機構によると2050年に世界の人口が90億人に達し、現在の2倍程度の食糧が必要になると予測されています。未来の代替食糧として昆虫は非常に有力な候補なのです。
もともと韓国では食品の製造・料理・加工に使用できる食用昆虫は、カイコガの蛹、イナゴ、白殭蚕(白殭病菌に感染した蚕の幼虫が硬直死したものを乾燥させたもので漢方薬として使われる)だけでした。
その後チョウセンシロテンハナムグリの幼虫とチャイロコメノゴミムシダマシの幼虫(ミルワーム)が許可を受け使用できるようになり、2016年2月には全部7種類が食用昆虫して認められています。
韓国国内の昆虫市場規模は2009年に1500億ウォン(約1350億円)、2015年に3000億ウォン(約2700億円)台と5年間で倍増しました。
市場規模を用途別にみてみると、宗教的祭礼への使用が1816億ウォン(約1630億円)でもっとも多く、続いてカブトムシ、クワガタなどペットが372億ウォン(約334億円)から496億ウォン(約446億円)、ミツバチなど花粉媒介用途が432億ウォン(約380億円)です。
食用はまだ発展途上で60億ウォン(約54億円)、くわえて飼料用に60億ウォン(約54億円)、天敵農法に30億ウォン(約27億円)から50億ウォン(約45億円)、学習用に49億ウォン(約44億円)、薬用に20億ウォン(約18億円)から30億ウォン(約27億円)という結果です。
高タンパクで必須アミノ酸を含有している食用昆虫の栄養的価値は、国連食料農業機構をはじめとする機関で検証中です。特に水不足や温室ガス排出に関連する親環境性にも注目が集まっています。
牛肉1kgを生産するために約22,000リッターの水が必要とされ、さらに畜産業の温室ガス排出量は運送分野よりも多いのが現状です。このような弊害を排除したタンパク質の継続的な供給元として考えられているのが食用昆虫です。
2016年7月に農林畜産食品府が主催した食用昆虫の競争力についての記者歓談会が開かれました。
韓国食用昆虫研究所(KEIL)の代表キム・ヨンウク氏は「食用昆虫は未来の食糧対策に必要な条件をすべて備えた食品」として「昆虫にたいする嫌悪感をとり除く法案が急がれる」と話しました。
「先入観がない子供は大人よりも抵抗なく食べることができる」とも話し、認識の変革が必要だと訴えました。
上述のKEILやエディブル株式会社など食用昆虫を利用した加工食品を製造販売する企業が動きはじめています。しかし市場の反応はまだまだ厳しいのが現状です。
エディブル(株)の代表リュ・シド氏は「まだほとんどの消費者は環境的価値や栄養的価値よりも好奇心で食べてみようとする場合が多いようだ」と語りました。
これと関連してリュ氏は世界環境の日(2016年6月5日)に合わせて化粧品及びスーパー専門会社(株)URGと手を組んで昆虫クッキー頒布イベントをおこない、栄養的・環境的価値への理解と認識改革に一歩を踏み出しました。
昆虫食レストラン「パピヨンのキッチン」
「パピヨンのキッチン」は ソウル市中区新堂洞にあるKEIL(韓国食用昆虫研究所)による昆虫食レストランです。KEILは食用昆虫の大衆化のため多様な研究をおこなっています。
食用昆虫関連の科学的技術的研究、食用昆虫の成分分析および特性の探索、健康機能性成分の探索・製品開発、流通と活性化戦略研究、食品トレンドおよび消費者分析、食品加工および生産技術、外食および調理などです。
また昆虫食調理のエキスパートを育成する洋食専門調理過程や製菓製パン専門調理過程も開設されており総合的に昆虫食を研究している機関です。
地球に存在する生物群のうち1番多い栄養素を持つ食材を使用し、最上の味と最高の機能性を持もったメニューを提供します。とは「パピヨンのキッチン」のホームページのうたい文句です。
ある時のメニューは、Aコース「ライスコロッケ・シーフードトマトパスタ・マカロン」、Bコース「コーンスープ・クリームパスタ・マカロン」でそれぞれ25000ウォン(約2300円)でした。
店内にはテーブル席1席のみで事前予約が必要です。(クッキー、エナジーバー、サンドウィッチは常時購入可能)注文した料理だけでなく開発メニューの試食も可能だとか。
パスタの麺には小麦と乾燥ミルワームをミキサーにかけたものが使われているそうです。パピヨンのキッチンで開発された昆虫食メニューは合計100種類を超えるといいます。
メニューは半年ごとに変更されます。昆虫にたいする抵抗感をなくすため、主に乾燥した幼虫の粉末やタンパク質の抽出物をもちいて食品を調理しています。
エディブル株式会社ホームページによるとエディブル株式会社はフードテックベンチャー企業として、食品研究や提供方法を模索しています。現在機能性と持続性、栄養面に焦点を当てた食用昆虫の研究をおこなっています。
エディブル株式会社ではエナジーバー、羊羹、クッキー、漢方茶、ミルワームナッツのほかに、乾燥させたミルワームを食品材料として製造販売しています。通販で取り寄せることも可能。購買したひとの評価も上々のようです。
またエディブルコーヒーという店舗を現在韓国国内で3店舗展開しています。店舗ではミルワームシェイクの販売もしており「ミルワーム500」には500匹のミルワームが、「ミルワーム300」には300匹が入っています。
これだけで1日に必要なタンパク質をすべて摂取できます。味もよく、ミキサーで砕いた虫を使用しているので昆虫食入門編として人気です。
スタッフがいうことには、メニューを考案した当時はお客さんが来るか不安でしたが、何度もリピートして注文してくれる人がいるので、知名度があがればきっと定番人気商品になるはずだとのことです。
まだ訪れる客数は多いとはいえませんが、徐々にしかし確実に客足は増えています。
*スンデとは豚の腸に豚の血液、もち米、野菜、春雨などを詰めて蒸したソーセージ状の食べ物です。屋台や軽食店などで売られており人気があります。
2016年5月農村振興庁でイ・ヤンホ庁長をはじめとした職員300名を対象に“昆虫スンデ”試食会が開かれ注目を集めました。
このスンデは清州市農業技術センターと食品業社である(株)グローバルフードが、食用昆虫であるミルワームを材料として開発したものです。農業技術センターが運営する食用昆虫教育に参加したことが開発のきっかけとなりました。
農業技術センターとパク代表は食用昆虫を利用し、グローバルフードの主力商品であるスンデを作ろうと意気投合しました。
さまざまな試行錯誤をくり返したすえに不飽和性脂肪を含有したミルワームを粉末にし、豚の油のかわりにすることで“昆虫スンデ”が誕生しました。
スンデ特有の豚肉のくさみが無くなるだけでなく、香ばしくて淡白な味を付与する結果となりました。パク代表は昆虫スンデを商品化することに決め、名前を“香ばしいミルワームスンデ”に決定。
チャイロコメノゴミムシダマシは甲虫類の昆虫で、香ばしい風味がするため香ばしい幼虫という別名をもっています。グローバルフードは2016年からチェーン店で販売を開始しました。
スンデの製造方法も特許出願中です。パク代表は“チェーン店で香ばしいミルワームスンデを発売したところ、消費者の反応はよかった。香ばしいミルワームスンデの量産のために、ミルワームの飼育場も整備する計画だ。”と話しました。
韓国はきたる食糧危機にたいして先進諸国の中で先手を打った形になっています。実際に食糧危機が起こってからでは手遅れなため、将来性のある昆虫食を国策として進めることとなったのでしょう。
しかし余剰米や農家の人手不足など目の前にある課題を飛び越えて昆虫食に多額の投資をする韓国政府に、唖然とする韓国国民も少なくないようです。
日本人の視点から眺めると、昆虫食を国策で推し進めるなど正気の沙汰ではありません。なぜなら国民の大半が昆虫食にたいして嫌悪感をもっているからです。
その嫌悪感をくつがえすためには文化的に昆虫食を日本に定着させる必要があるため、おそらく100年単位の時間がかかる可能性があるのです。韓国は意外にも食用昆虫は6目14種と少なく、薬用昆虫は8目51種と1922年の調査で記録されています。
現在韓国ではポンテギ(カイコガ蛹)は缶詰にされコンビニでも手に入るほど人気がありますが、昆虫食の素地があるとはいえない韓国でどれほど昆虫食が定着するのか、はなはだ疑問です。
韓国が昆虫食先進国としてアジアを引っぱる日は、果たして来るのでしょうか。
(参考)http://media.daum.net/economic/others/newsview?newsid=
20140914105507188
http://m.news.naver.com/memoRankingRead.nhn?oid=422&aid=
0000080402&sid1=115&date=20140914&ntype=MEMORANKING
http://edible-bug.com/지구를-구할-식용곤충식-세계-환경의날-맞아-곤충쿠/
http://m.newscj.com/news/articleView.html?idxno=362004
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/05/24/
0200000000AKR20160524059300064.HTML
http://mnews.joins.com/article/19585207
http://www.nocutnews.co.kr/news/4552706
http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=ediblebug&logNo=
220759418018&categoryNo=12&parentCategoryNo=-1&viewDate=&
currentPage=&postListTopCurrentPage=&isAfterWrite=true
http://kor.theasian.asia/archives/144363
http://www.cbiz.kr/news/articleView.html?idxno=6818
昔は辛ラーメン食べてたけど、発がん物質が検出されて回収事件があってから食べてない。虫食べるのは韓国が起源って認めてあげれば喜ぶかな。
自分は虫がさわれない、蝶々もこわい
でもエビやカニは触れる
だから、食べてみたら触れるようになるかなって考えることがある
長野でイナゴ食べてみたい
ファーブルwww
形がそのまんまだと食べれないな
清潔な虫が粉とかになって混ざってるなら大丈夫かな
韓国製や中国製はぜってー嫌だけど
カイガラムシはコチニール。いろんな飲食物に入ってる。形が見えないなら未来の世界では有りなのだろう。食料難ならさも蟻なんw
確かに昆虫食は経済的だけど、自分が生きてる間にそれを食べないと餓えることはないと思うからわざわざ食べないな。まあ健康ブームとかを作れば普通になってるかもしれないけど。宇宙に長期滞在する場合は必要になるだろうから、美味しくて嫌悪感がない調理法は考えておくといいと思う。
人(日本人)も喰ってるよね。
食料不足なら腹は減るわ子供は栄養失調だわで、イモと草だけって訳にもいかなくなるわな
虫はタンパク源になるし栄養も豊富、しかも意外と旨い
いつも爆笑ネタ定番の韓国だけど、これはいい取り組みじゃね?
日本はどうするのかしらんが
現実韓国は、戦争と食料不足を常に想定しなきゃならん国だ
相変わらずちょんキモコメントしてるネトウヨも多いが、幸せなアホだわな
見た目があれじゃなければ、問題ないと思う。虫を見て「おいしそー」なんて絶対思わないからな
韓食来たこれ!!
元々虫が入ってそうな料理多いし、
虫ろ日本料理と関連性が薄まるからお互いに良いんじゃね?
虫の良い話は実在しないとは言うがな?
豚肉好きだけど、豚の形そのままは食べれない
顔あるもので食べれるの魚だけ。虫も調理法によるのかも。虫に分類かれてるだけで
ふと鳥や豚、牛猪羊馬殺せる人すごいな
辛ラーメンを食べてた・・・?
カイコのサナギを食うな