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日本体育大学(以下、日体大)では「集団行動」パフォーマンスが披露されています。この様子はユーチューブに紹介され世界中の人々の視線を釘付けにしました。
このパフォーマンスに参加する学生の皆さん、そしてこのパフォーマンスの世界の反応を紹介していきます。
シンクロナイズド・スイミングは水中の集団演技として有名ですが、日本にはシンクロナイズド・ウォーキングとも言えるパフォーマンスがあります。それは日体大の「集団行動」と呼ばれるパフォーマンスです。
1966年に男子の「集団行動」が始まり、2011年からは女子の「集団行動」のパフォーマンスも行われています。
このパフォーマンスには現役の日体大生が参加し、週3日、5ヶ月間かけて猛特訓をします。ただみんなで歩くだけとナメではいけません。この5ヶ月で彼らが歩く総距離はなんと1200キロです。
直線距離で言えば東京から鹿児島の屋久島、または北海道の国後島までの長さになるんです。スポーツエリートの日体大生とはいえ、精神的にも肉体的にもとっても大変な事なんです。
このパフォーマンスへの参加は必修科目などではなく、学生の自由意志によるものです。入団するにはオーディションもあり、また特訓の途中で脱落する人もいます。
参加する学生たちは通常の授業や部活、アルバイトなどと平行してこの猛特訓に参加するのです。まさに日体大のトップエリートと言えます。
簡単そうに見える単純な整列歩行ですが、実際やってみると正確な動きは非常に難しいのです。また曲線や後進など複雑で速度の異なるパフォーマンスはもはや神業です。 1人のミスは全体のミスとなるので、一人ひとりが真剣勝負です。
パフォーマンスにはユーモアもあり、会場の張り詰めた空気の中にも笑いがあります。彼らのパフォーマンスは何度観ても飽きることがありません。ユーチューブで1度はご覧になることを強くおすすめします。
いろいろな集団行動のパターンがアップされています。日本人なら子どもの頃からある程度の集団行動を身につけますが、この究極の集団行動の美や技には圧倒させられますよ。
このパフォーマンスは日体大の体育研究実演発表会のメインイベントとなっています。この発表会ではチアリーディングや格闘技の演武なども披露されます。非常に人気の発表会なのでチケットもすぐに完売してしまうと言われています。
ユーチューブで公開されているこの「集団行動」パフォーマンスは国内外で360万回のアクセスを記録し、海外の視聴者からも絶賛されています。
この「集団行動」は誰かに行動を強要されるものではなく、個人の自由意志で組織に貢献しています。独裁国家によるマスゲームとは全く異質のものです。
パフォーマンスに参加した学生たちは訓練や演技を通じて集団の中での規律の大切さを学び、卒業後の社会人生活に活かしていくのです。
また多くのオリンピックメダリストや力士、政治家、体育教師などの人材を輩出する日体大にとってこの集団行動は彼らの能力をアピールする絶好の機会となっています。
(参考)https://tokiotours.wordpress.com/category/stories-about-japan/
http://datab.us/s0WQkiDFsvA#’Synchronized Precision Walking’ in Japan
よく考えたらシンクロナイズド・スイミングよりこっちのほうが面白い!スイミングのほうは見慣れたせいか驚きみたいのが特にないけど、ウォーキングのほうは見ていて「ぶつかる!ぶつかる!」とか「すげ~!」って思っちゃう。
確かロシアが五輪のために、日本から先生呼んでやってたよね
完成させるまでのプロセスもテレビでやってたけど、本当に大変
動物の本質として慣れがある。
戦火のあるところ野生動物でさえ銃声に慣れる。
どんな偉大なことに対しても人は慣れてしまい、価値を見いだせなくなる。それがいつもショー、パフォーマンスを期待するだけの外国人なら特に。