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ここ数年、さまざまなプロスポーツで日本人選手の世界的な活躍が目立ちます。そんななか、世界ランクトップを誇る日本のプロスポーツ選手がいるのをご存知ですか?
「車いすテニス」の国枝慎吾選手がその人。車いすテニスの世界ランキングで、男子シングルスで1位を2007年から8年間もずっと年間1位を保持しているのです。
世界のトッププレーヤーであると同時に、アテネ・北京・ロンドンと3回のパラリンピックで合計3個の金メダル、1個の銅メダルを取った国枝選手。
テニスの4大大会であるグランドスラム(全豪、全仏、全英、全米)を達成しているのはもちろん、シングルス・ダブルス通算の大会優勝成績では他選手を寄せ付けず、車いすテニスにおいて、「世界で一番勝利を収めている男」でもあります。
日本中が注目する中、2014年に錦織圭選手が惜しくも準優勝に終わった全米オープン男子シングルスでも、国枝選手は車いすのシングルスでみごと優勝に輝いています。
そんな国枝選手ですが、残念ながら日本での認知度はあまり高くないのが現状です。しかし、海外での評価・知名度はバツグン。アスリートに贈られる国際的な賞も多く受賞しています。
あの錦織圭選手が世界ランクトップ10に入る数年前、「日本のテニス界からはなぜ世界で戦える選手が出てこないのか?」と質問した日本のマスコミに対し、男子テニス界のトッププロ選手の1人である、スイスのロジャー・フェデラー選手は「君はおかしな質問をするね。日本にもクニエダという素晴らしい選手がいるじゃないか」と言わしめたほどの逸材です。
9歳のときに脊髄に腫瘍を患い車いす生活となった国枝選手は、11歳の時に車いすテニスを始めます。高校生の時に初めての海外遠征を行い、2003年には日本国内の大会で19歳にして初優勝。
翌2004年にはアテネパラリンピックに出場し、ダブルスで金メダルを獲得します。2006年には、国際テニス連盟による世界ランキングで1位となり、2007年以降は、年間1位の座を全く誰にも譲らず、現在も精力的に活動を続けています。
また、北京パラリンピックではシングルスで金メダルを獲得。次のロンドンでもシングルスで優勝、二大会連続の金メダルとなり、次回のリオデジャネイロパラリンピックでは、3大会連続優勝の期待がかかります。
国枝選手は、車いすテニス選手として初めて、2009年にプロに転向しました。動機としてはやはり、金銭面によるところが大きかったようです。
車いすテニスのツアーに参加するには、日本以外で行われる主要大会での遠征費用がかさみます。他選手を寄せ付けない成績を残すことで、日本でも車いすテニスだけで生活をしていけるモデルとなりたかったという国枝選手。
その努力と挑戦は実を結び、転向後もランキング1位を維持、ロンドンパラリンピックでの金メダル、そして車いすテニスのグランドスラム達成、車いすテニス初のシングルス100勝達成など、その偉業はとどまるところを知りません。
2014年には所属するユニクロが、車いすテニス競技ツアーのタイトルスポンサーになりました。
国枝選手はグローバルブランドアンバサダーとして、同じくアンバサダーを務める男子シングルストップのノバク・ジョコビッチ選手、そして世界のトップクラスの選手である錦織圭選手とともに、今後のさらなる活躍、車いすテニス競技の幅広い認知向上を誓っています。
国枝選手は2015年に入ってからも、全豪、全仏、ジャパンオープンなど、車いすテニスの主要大会で数々の優勝を飾り、連勝記録を伸ばしています。
また、ケーブルテレビのWOWOWがグランドスラム(全豪、全仏、全英、全米)の車いす部門のテニス中継を始め、テレビで観戦できる機会がグッと増えました。
車いすテニスのツアーのみならず、日本選手の中でトップを切ってリオデジャネイロパラリンピックの日本代表となった国枝慎吾選手。 2020年の東京パラリンピックまで、現役を続行する決意を表明しています。今後の活躍も楽しみですね。
(参考)http://www.tennis-navi.jp/blog/shingo_kunieda/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%9E%9D%E6%85%8E%E5%90%BE
http://www.itftennis.com/wheelchair/players/player/profile.aspx?playerid=
100016393
http://www.rio2016.com/en/the-games/athletes/shingo-kunieda
http://waq-waq.com/2014/09/10/shingo-kunieda-is-from-japan-whats-
translated-japan/
http://masports.jp/summer/tennis/467/2
http://www.news-digest.co.uk/news/features/3927-shingo-kunieda-
interview.html
http://www.nhk.or.jp/shutoken/net/report/20150330.html
全く知らない選手だったけど、そんなにメダル取ってるなんて知らなかった。フェデラー選手にバカな質問した日本のマスコミがウケるw2020年の東京まで頑張って現役で活躍してほしい。
やっぱりトップクラスになるにはメンタル、知能、身体能力が必須だな
バックのダウンザライン 車椅子に座りながらあんなショットが打てるはずがないんだが…
一体どれほど努力したのか? フェデラーが賞賛するのも当然だよ
その質問した人は単純に知らなかったか、
障害者スポーツを下に見ていたか。
いずれにしても無知だね。