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皆さんは日本のロックバンドが海外で人気を博していることをご存じでしょうか?L’Arc-en-CielやX Japanといった人気バンドが海外でライブを行った。こういったニュースを耳にした人は少なからずいるのではないでしょうか。
では、ラルクのボーカルのHYDEがフランスのテレビ番組で司会を務めたことはご存じでしょうか?
またDir en greyというビジュアル系出身のバンドが、海外で多くのライブを成功させ、アメリカのビルボードのチャートにランクインしていることはどうでしょうか。
またこういった現在活動しているバンドだけでなく、MALICE MIZERといった活動を停止したバンドの動画もYoutubeなどの動画サイトで多くの再生数を誇り、海外から絶賛のコメントが多数ついているのです。
今回はそんなバンドたちの活躍の様子と海外からの声をお伝えします。
ちょっとマニアックな日本の文化を紹介するフランスの番組「101%」に司会者として登場したのは、L’Arc-en-CielのボーカルのHYDE。
この出演の経緯は、ヨーロッパツアーが大盛況のラルクが、フランスのファンの要望に応えて実現したものだということです。海外でライブをしているのは知っていても番組の司会まで務めてしまうとは驚きですね。
次にDir en greyはデビュー当時、X JapanのYOSHIKIプロデュースということや、過激なパフォーマンスなどで注目を集めました。しかしその後はメディア出演も少なく、日本での知名度はそれほど高くないと言えるでしょう。
しかし現在彼らは、南米を含む全米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアまで計30カ国でライブを成功させているのです。また彼らの楽曲は海外でも発売され、セールス面でも成功を収めています。
例えば、アルバム「UROBOROS」は世界17ヵ国で同時期に発売され、アメリカのビルボード誌のTop Heatseekersチャートでは1位を、Top Independent Albumsチャートで9位をそれぞれ記録しています。
元ドリーム・シアターのドラマーであるマイク・ポートノイは、お気に入りのアルバムとしてこのアルバムを選出するなど、海外のミュージシャンからも高く評価されているのです。
最後に例にあげるのはMALICE MIZERです。MALICE MIZERと言えば日本ではかつてGacktが居たバンド、という程度の認識が普通でしょう。YoutubeでMALICE MIZERで検索してみると、なんと100万再生以上の動画が三つもあります。
しかもそこについているコメントはほとんど海外からのもの。それもそのはず、これらの動画はGacktが在籍していない時代のもので、日本人はほとんど関心をもっていないのです。
そんな日本人の関心が低い楽曲まで、海外で注目されているなんてとても意外な感じがしますね。まだまだ他のバンドの例を挙げればきりがないのですが、この三つのバンドに対する海外からの賞賛の声を少しだけご紹介しましょう。
二日とも凄い嵐だったけど、観客が大勢来て全曲凄く情熱的だったから、大雨なんか全く関係なかったね。嵐の中5時間以上傘なしで立ちっぱなしでも、皆で心をこめて歌ったんだ。凄かったよ。
皆さんいかがでしたか。昔ビジュアル系バンドは一過性のブームで、時代が変わればダサくなるなんて意見が多数ありましたが大間違いでしたね。時代を超え、国を超えて多くの人から賞賛されているというのがその証です。
さらに、ビジュアルなどインパクトだけでなく、楽曲やパフォーマンスなど中身がきちんと評価されている点もすばらしいですね。
日本のビジュアル系は歌舞伎などに通じる点があり、海外の方には新鮮に映るようですね。色物として敬遠していた人も、一度しっかりと聞いてみてはいかがでしょうか。
日本のアーティストも海外で活躍し出すとなかなか情報が入ってこなくて疎遠になってしまうけど、今はインターネットがあるので、もっと世界で活躍している日本のアーティスト情報も受け取りやすくなったらいいのに。