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もし、もしもですよ、指でパソコンのマウスのように、書類上をなぞっただけで、その部分の情報がパソコンに取り込めるとしたらどう思います?もちろん、パソコンの操作を全くすることなしにですよ。
そんなこと、都合よくできるわけないでしょ。ロボットかなんかの話?と思われる方もいるかもしれません。
書類情報をパソコンに取り込みたかったら、まずはスキャナーでスキャンして、それからパソコンの画面で取り込みたい部分をマウスでドラッグして選んで・・・と、私も思っていました。
でもそれを、富士通の技術は可能にしたんです。この装置、タッチスクリーン・インターフェイスと名付けられています。
詳しく説明していきますと、このタッチスクリーン・インターフェイスのテーブルの上に書類を置き、指をマウスのようにドラッグして、必要な部分を選択すると、即座にこの装置がデータ化してくれます。
これは、平らな紙だけでなく厚みのある本、すなわち曲面となっている場合でも、ちゃんと調整してデータ化してくれます。すごく手間が省けてびっくりですね。パソコンの操作を行わずにこんなことができるだけでも、すごく画期的なのに・・
まだ、あるんです!テーブルの上に今度は、旅行雑誌を置いてみます。その中に載っている気になる言葉、例えば観光地の地名を指でタッチします。すると、どうでしょう。次の瞬間、そこに関連のある写真や動画などが出てきます。
つまり、雑誌を見ていて、この部分について、もっと詳しく知りたかったら、指でタッチするだけで・・この装置が、「はい、了解」といった調子で、情報を提供してくれるんです。
こんな便利すぎてスゴイ装置があったら、調べものをする時、わざわざパソコンを開いて検索して・・・といった作業はしなくてよくなります。
それに、この装置、メモ書き、例えばポストイットに書いてある内容もテーブルの上に置いてタッチするだけで、即座にデータ化してくれます。あまりに手際が良すぎてびっくりですね。
また、私が一番驚いたことはこのテーブルの上で、アナログの作業をする時は、指の動きに反応せず、一本の指が動く時だけ反応して操作をするというところです。
だから、同じテーブルでアナログな作業をやったり、デジタル作業をしたりすることが可能です。
どの機械にとってもそうですが、この融通を効かせるところが一番難しいと思われるのですが、富士通のスタッフはそれをやっています。
いったい、どうやったらできるんでしょうね。頭の中で浮かべたことを、こうできたらいいな、と実行するのがすごいなと私のような凡人は思うばかりです。
しかし、この技術いかに洗練されたセンサーが使ってあるのかと思いきや、そうではなくて、普通のウェブカメラと商業用に使われているプロジェクターを組み合わせているだけなんですって!
将来、旅行会社のカウンターや市庁舎でこの装置を活用してもらうことにより、お客様の役に立つことができるだろうと、富士通のスタッフは話しています。もしそうなったら、大変便利ですね。お客様にとっても会社側にとっても、貢献度は大きいです。
*プラナフ・ミストリィ・・・インド出身のコンピュータ科学者、「シックス・センス」プロジェクトのメンバーである。
とまあ、びっくり、すごい、自分も欲しい、などと絶賛の声ばかり聞かれます。未来が、現実になっていくって、こんなことなのかもしれません。
アナログの頭も大事ですが、これからは、デジタルの技術を使いこなして、自分の生活をより豊かにしていこうというビジョンを、人間の方も持つようにしないと、と意識させられました。
なぜなら、せっかくの可能性を台無しにしてしまうかもしれないからです。この装置が実用化されて、近所の店頭や役所で見られる日も、そう遠くはないでしょう。
(参考)http://www.diginfo.tv/v/13-0025-r-en.php
動画見たけどすごかった!アイアンマンの映画に出てきそうな装置で、近未来感がたっぷりだった。富士通の技術は世界の1歩2歩先を進んでいると感じたが、まだ公表されていなだけでこのような装置は世界の他の企業も研究しているのかな?