海外でとても人気の高い河瀬直美監督の映画を観たことがありますか?
「んー、何か難しそうで観たことない」という人や、「誰、それ?知らない!」という人もいるかもしれませんね。
河瀬直美監督って??
河瀬直美監督は、世界三大映画祭の一つ、フランスのカンヌ国際映画祭において史上最年少でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した、凄い人なんです!
その後も次々に作品を撮り、映画祭に貢献した監督に送られる賞を女性として初、更にアジア人として初の受賞という快挙を成し遂げました!2013年には、カンヌ映画祭で審査員も務めています。
そんな彼女の作品は、特にフランスをはじめとしたヨーロッパでの人気が高くて、河瀬監督が映画祭の為にフランス入りすると、大ファンの現地の人たちに取り囲まれたりするみたいです!空港がちょっとしたパニックになるようです。凄いですよね?!
なぜ、そんなにも河瀬監督の映画は海外の人々に愛されているのでしょうか。映画を観た人たちが感想を寄せる海外のインターネットサイトを覗いて、その理由を探してみましょう。
- ただの映画というだけではなく、人生や哲学といったものについて触れた深い映画を撮る監督!
- 彼女の映画のアイデアとディティルへのこだわりが凄い。
- 素晴らしい映画の数々!でも、最近のハリウッドを中心としたアメリカ映画は、最低レベルの観客と評論家に汚染されてるから、そういう輩にとってはこういう素晴らしい映画は展開もゆっくりで楽しめないだろうと思うよ。
そういう人達は、マックだけ食べて、ミシュランで5つ星を取るような一流グルメをバカにするようなレベルだからね。そんな奴らの評価は相手にしなくていい。とにかく、彼女の映画は素晴らしい。
- 『2つ目の窓』という作品を観たけど、とても深い内容で感動したよ。死や愛などといったものを、とても人間的なリズムの中で描いている秀逸な作品!あなたも、その深さに驚くと思うよ。私は泣きました。
- とてもゆっくりした映画の流れの中に、人生の真実が描かれていて、ハッとすることが多々あるんだよね。
- 日本人は台風や、大地震といった大きな自然災害に襲われながらも、人生に真摯に向き合って、いつも復興をしてきたわけだけど、彼女の映画作品を通して、そういう日本人の素晴らしさについて何度も思い返したわ。
- 彼女の映画は素晴らしい。映画の始まりは、あまりにゆっくりしたテンポだから、興味を失ったり、眠ってしまったりする観客もいるかもしれない。だけど、それは大きな間違いだよ、みんな!現代社会は、あまりにペースが早いからそれに毒されているんだ我々は!
普段、木が風になびく姿や、海の波とか、自然の美しさに目を向ける機会が少ないけど、この監督はそういうものをあえて見せてくれる。あと、キスが愛の証だというセリフがあったけど、それには100%同意するね!
- 彼女の映画を一言で言うなら、愛と死についてのとても美しい「詩」!
- 映画を通して、自然の尊さや、東洋のものの見方を我々に教えてくれるんだ。
- とにかく、ゴージャス!
- 『2つ目の窓』は、とても静かな映画なのに、観終わった後に、ポジティブで希望と夢に溢れた気分になるのが不思議。とても美しくて、忘れ難いわ。生と死に関する美しい詩のようだった!
- 『殯(もがり)の森』を観たけど、とても情報量が少なくてゆっくりなのに、哲学的で感動したよ。悲しみと、その救済を描いていると思うんだけど、とても美しかった!
- 彼女の作品はいつも日本の田舎の日常風景が、とても美しく描かれているね。
- 彼女の映画の中で描かれる不思議な魅力を理解するには、繊細な心が必要よ。
- 『沙羅双樹』を観たよ。何かのメッセージを声高に伝えるような映画ではないけど、とても美しかったわ。
- 『沙羅双樹』は、美しい奈良の田舎を描いていた。とてもテンポがゆっくりだから、少し観るのに忍耐もいることはいるけど、観た後に、家族についての深い感慨と、奈良の山里の美しい風景が楽しめたと感じるはずだよ。でも物凄く人生を生き急いでいる人は、観ないでね!(笑)ゆっくりさを楽しみたい人はぜひ!
- とても素晴らしい日本人の映画監督である河瀬直美が、今度は『沙羅双樹』で、家族の素晴らしさについて教えてくれてるわよ!
- アメリカやヨーロッパの映画で、家族が出てくると、のびのびとしてよく喋る人物たちが多いけど、日本の映画の場合はみんな控え目よね!小津安二郎さんの映画もそうでしょ?!家族関係について、正直に描いていて、なんだか彼女の映画はいつも好感が持てるのよね。
- 日本語に‘禅’(ぜん)という言葉があるけど、彼女の映画の素晴らしさは、‘禅’みたいなところだね。本当にマジカルな映画監督で、彼女の作品も本当に魅惑的だよ。僕の心を彩ってくれる。
- 彼女が撮ったドキュメンタリーを観たことあるけど、物凄く心がかき乱されるような衝撃だったわ!
いかがだったでしょうか。紹介したもの以外にも河瀬直美監督作品への沢山のコメントが、世界中のファンから書きこまれていました。また、他の監督の作品に比べて、河瀬作品へのコメントはどれも長文で中身が濃いのが特徴でした!
それだけ皆さん、「俺にも、私にも何か言わせろや!」というぐらい作品に対してインパクトを感じているのだと思います。
そして、コメントの中で目立ったのは、アメリカのハリウッド式テンポの早い映画との比較でした。現代社会では少しでも早く、効率の良さを求めてしまいがちです。
でも、河瀬作品は、そういった日常を離れ、自然に対する畏敬の念や、家族への思いなど、日頃忘れがちなことを日本人らしく‘控え目に’教えてくれるのかもしれません。
だからきっと、世界中の人達の心の奥深くに触れて、感動を呼んでいるのだと思います。河瀬監督、これからも世界中の人達の為に、美しい映画を撮り続けてください!
(参考)http://www.imdb.com/title/tt3230162/?ref_=nm_knf_i1
http://www.imdb.com/title/tt1016205/?ref_=nm_knf_i2
http://www.imdb.com/title/tt0363060/?ref_=nm_flmg_dr_15
日本人だけど知らなかった。フランスでの評価とアメリカでの評価は違うのはわかるけど、なんかフランスは日本に甘いんじゃないかと思う。北野武監督作品も演技がひどいと思うのに、日本語だから伝わらないのか高い評価を受けるのにビックリする。
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河瀬直美監督作品ってほんじ凡人のおれにはよくわかんない
確かに北野武は演出なんかも拙いと思うが、外人の批評読むとその辺が深読み?されてるくさい
日本人が「おフランスフィルター」でフランスがなんでも素敵に見えるように、フランス人も「フィルタージャポネ」があるみたいね。
でもそういう美しい誤解って嫌いじゃないわw
誰だって自分と異なる文化圏の美しさを感じたいもの。
※3
そして、日本に来てガッカリ!みたいな?
さすがにパリ症候群レベルじゃないだろうけどさw
映画は衰退産業だよ
マイナーな人達が集まって、マイナーな映画を作って評価する
そこで賞をもらっても殆どの人達は視聴することはない
映画祭参加者の集団オナニーに過ぎず気持ち悪い
万民に訴えたいなら万民が見るメディアを選ぶべき
カンヌのパルムドールなんて何度も観たいようなおもしろいものほとんど無いじゃん。ましてやヴェネツィアの金獅子賞なんて作品名言ったって映画好きでも名前は知ってるけど観てないし、ってレベル。
三大映画祭とか言って外国の賞をありがたがるニッポンマスゴミが持ち上げてるだけ。ここで選ばれたってつまらんもんはつまらんよ、特にたけしのとかwwww