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一度見たらその後が気になるカエルの跡!現代日本の生痕(せいこん)化石

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皆さんの中の化石のイメージってどんなものでしょうか?一般的には恐竜の骨や三葉虫のように古代の生物が固まったものと思われるでしょう。

しかし、化石の中には生物そのものはなく、その生き物の痕跡を示す化石(生痕化石)もあります。これらは私たちの想像力を強く刺激してくれるのです。

「生痕化石」と「体化石」

よく知られている生痕化石の例は恐竜の足跡です。実際の恐竜は骨しか残っておらず、その実際の形は骨から肉付きを推測するしかありません。本体は残っていなくても恐竜の足跡から実際の恐竜の足の形や大きさを知ることができるのです。

なお、一般的な化石は「体化石」と呼ばれています。その他にも「化学化石」と呼ばれる有機物の化石もあります。

映画「ジュラシック・パーク」では琥珀の中の昆虫から恐竜の血液(DNA)を採取する有名なシーンがありましたが、これも化学化石の一例です。

生痕化石からは高速度カメラのように当時の生き物の動きを正確に知ることもできます。恐竜の足跡から歩幅などを丹念に研究することで、その恐竜の動き方や速度などを知ることもできるのです。

化石を事件に例えるならば、体化石は直接証拠で、生痕化石は状況証拠と言えるかもしれませんね。実情を把握する上でどちらも大変重要なのです。

過去の生物の活動の証し

生痕化石は足跡や這い跡だけではありません。巣穴や糞も含まれます。生物学者らは現存する生物との比較を繰り返しながら、生痕化石からいろいろな推論を繰り返しています。

何か小さな発見で、これまでの定説が覆されることも珍しくありません。私たちが化石から認識している過去の生物のわずか5%とも言われています。まだまだ未知のことが多い分野なのです。

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生き物の活動の記録が全て生痕化石になるわけではありません。むしろ、化石として残る確率は非常に低いのです。普通ならば雨や風化で簡単に消えてしまいますよね。また、仮に化石として残っても、私たちに発見されることはとても稀なのです。

化石はアルカリ性の土壌で保存されやすいのですが、日本は火山国なので多くが酸性土壌。これが日本で体化石が発見されにくいと言われる理由です。

それでも生痕化石の発見例は多く報告されています。中には虫眼鏡などを使わないと分からない小さな生痕化石もあります。もしかしたらあなたのすぐ近くにも生痕化石があるかもしれませんね。

生痕化石の手法は現代でも活用

生痕化石の手法は現存する生き物の生態を調べるためにも活用されています。地下に構築された巨大なアリの巣の研究のために、内部にセメントを流し込み、その巣の構造を調べる科学者もいます。

これらは自然にできた化石ではありませんが、生きた痕跡を残すという意味では似ています。

イタリアのポンペイ遺跡の発掘にもこの手法が用いられています。ポンペイは約1900年前のヴェスヴィオ火山の噴火で埋没してしまいました。一瞬の出来事で、多くの人々が灰や火山流に飲み込まれてしまったのです。

犠牲者の体は地中で空洞となって残っています。研究者らはこの空洞に石灰を流し込み、亡くなった当時の様子を再現しているのです。

カエルはどうなった??

インターネット上で、日本人が投稿したある生痕化石が話題になっています。セメントで固められた床にカエルの跡が残っているのです。たぶん固まる前のセメントにカエルが乗ってしまったと思われます。

どうしてこのような生痕が残ったのか、そしてこのカエルはどうなったのか、などいろいろな議論が行われています。

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このカエルはセメントにハマった後どうなったのだろうか??気になるなぁ~。
間違いなくこれはカエルの生痕化石だ。
悲劇だ!!今日一日は暗い気分になるだろう・・・
写真から推測する限り、動き回った跡が残っていない。このまま息絶えたのでは。
このカエルにお悔やみ申し上げます(;_:)
みんなあまり知らないだろうが、実はセメントは有害物質なんだぜ。このカエルは絶対に死んでいるはずだ。
粉じゃないんだから、そこまでセメントの危険性を心配する必要はない。でも俺もこのカエルは亡くなったと思うぜ。
セメントの原料は石灰だろ。私たち哺乳類にはあまり影響はないが、皮膚の湿っている両生類のカエルにとって石灰は致命的ではないか?
このカエルくんが生き延びていて欲しいな・・・
それにしてもどうして、セメントの真ん中にカエルの痕跡があるんだ??どうやってここまでやってきたのだろうか??
↑確かに変だね・・・周りにも跡があっても良さそうだけど・・これはミステリーだ。
あり得ない光景だ!これは何かのトリック写真じゃないのか?
実はカエルじゃなくて、他の物が詰まっただけじゃないの?
↑間違いなく、これはカエルの体の跡だ。
ここで亡くなったカエルのことを思うと、心が傷む。
カエルの痕跡が残っているが、これは異常に深いと思います。これは私の推測だが、鳥がカエルを捕らえて運ぶ途中で、空から落としてしまったのではないだろうか。
↑私もその推理に賛成します。でもカエルが鳥に捕まった時点で死んでいたと思うよ。
玩具のカエルを生コンに押し付けたのだと思いますが。
↑それならば、そのイタズラをした人の足跡が残るはずでは??
カエルの遺体が残っていない。またその周りに痕跡がないので、多分鳥が飛んだまま咥えて行ったのではないか。
これは事件か?それとも事故か??
世界中に衝撃を与えるカエルのニュースだね。
ここまでカエル自身で飛んできたとすれば、凄いジャンプ力だ。
↑ところで、カエルってどのくらいの距離をジャンプできるの??
このカエルはこのままコンクリートの底に埋まってしまったのでは!?
このカエルはセメントから無事に抜け出して、ペペ(アルゼンチンの子供向け番組のカエルのキャラクター)になったそうです(笑)
この先何十年もこのカエルの墓標は残るのか・・・・・
笑っちゃいけないが、笑ってしまった^^;
運のないカエルだね。同情するよ。

ツイッター上では6.6万人以上の人々がこのカエルの生痕化石についてリツイートしています。

この謎解きは研究者らが古代生物やその生態を調査するアプローチに似ています。みなさんも探偵や研究者になった気分で想像の翼を広げて見てはどうでしょうか。

体化石を見つけるのは結構難しいですが、生痕化石を見つけるのは意外と簡単です。堆積層などから植物や生き物が動いた痕跡が見つかるかもしれません。

ただし場所によっては採掘に許可が必要な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。間違っても勝手に私有地や保護地を荒らさないようにしてください。

(参考)https://en.wikipedia.org/wiki/Trace_fossil
https://twitter.com/masssssann/status/774380789001629697/photo/1
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3786840/Gone-not-frogotten-Frog-
immortalised-Japanese-pavement-getting-stuck-wet-concrete.html

心霊写真でこれは幽霊?みたいな感じかな?どう見てもカエルに見えるけど、こんなにジャンプできるのかな。周りに一切足跡がないのが気になる。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2016年11月23日 10:39 PM

    仰向けだね

  2. 日本の名無しさん
    2016年11月23日 11:12 PM

    壮大な話から素朴な着地点にきたな

  3. 日本の名無しさん
    2016年11月23日 11:28 PM

    フェイクという奴もいるが
    これはローラーで轢かれて
    その後死骸は粉々になって消えた

  4. 日本の名無しさん
    2016年11月24日 10:08 AM

    生痕化石というより生コン化石

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